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引越し先はユーレイ屋敷7
するとユーレイ君が
「あー。もう、ゆかちゃん!何か話してよ。僕・・・寂しくなるよ」
と、子犬みたいな目で見てきた。私は、
初めてユーレイ君は本当に怖くなくて、可愛いと思った。そして、ユーレイ君に私は
「ユーレイ君」
と、呼ぶとユーレイ君が
「何?」
とかわいらしく首を傾げたのだ。だから、私はユーレイ君に
「そろそろ引越しの荷物を引越し業者の方が持ってきてくださるから、荷物、運ばないといけないから。また後でね」
と言った。その時だった。ユーレイ君が
「えー!ゆかちゃん待ってよ」
と言ってきたのだ。