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引っ越し先はユーレイ屋敷2
「まあとにかく中に入りましょう」
と母に言われたので仕方なく
「うん」
と頷いた。その後中に入るとユーレイが出そうな雰囲気ではなかった。すると母が
「ゆめかの部屋はここよ。引っ越し業者の方は夕方になりそうだからそこでくつろいでちょうだい」
と言ったので私は
「うん」
と返事をして私は恐る恐る部屋に入った。すると床が血だらけになっていた。
「血が・・・」
と私が声を上げると床が茶色になっていたのだ。
「それにしてもこの部屋にユーレイがいるのかな?」
と私が首を傾げていると
「ペラペラ」
と本をめくる音が聞こえてきたのだ。
「何誰かいるの?」
とびっくりして私は言うけれど返事はこない。ページをめくる音が聞こえるだけだ。