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引越し先はユーレイ屋敷
私は藤村ゆめか。ごく普通の中学生である。だがしかしここは私にとって異世界だったのだ。そして今引越しの為に荷物をダンボールにつめているのだ。
「ピーンポーン」
とチャイムが鳴ったので母が
「あっ引越し業者の方が来たわよ。早くしなさい」
と言ったので
「はーい」
と私は荷物を片付けながら返事をした。その後引越し業者の人が荷物を運んでくれて今は新しいこれから住む家の前に立っているのである。
「わあ、この家なかなか良いじゃない。どうしてこんな高そうな家にしたの?」
と私が聞くと
「それはね。ここがユーレイ屋敷って噂で安いからよ」
とお母さんが言ったので
「えーーー」
と私は思いっきり叫んでしまった。