設定資料公開:「特別枠の能力について」
●「未元の能力(絶対能力とも)」~何度か触れられてきた特別枠の能力。種別は第一種能力。
通常の能力者より遥かに重い対価(主に寿命)を払うことで発現し、同類の能力に対して特に高い特攻性を持つ『対能力用能力』。
他の能力と見分ける特徴として「身体の成長が乏しい」「物体に触れることで真価を発揮する」「物理現象に干渉し、覚醒時には概念系に近づく」「偏った人格」等がある。
その正体は『この世界を成立させる為のシステムの具現』であり『世界を形造る意思』でもある。(F〇teなら抑止力)その為未元の能力者は全ての世界線に存在する。
どんな能力者もこれに目覚める可能性があるがそれは死の間際に起こる。つまり未元の能力者は厳密には死亡しており、話しているのは彼らの記憶を引き継いだ未元の能力そのもの、短い余命は能力の発動限界に相当する。(とは言え実質本人なのだが)
これまでに汐ノ目の研究機関では有片真也を含む5名の未元の能力が確認されており、五元将と同格の優越権と管理、そして正式名称が用意されている。
学園において最初に確認された絶対能力者は真也の元相棒である少女。測定器の許容値を遥かに上回るその第一種能力を研究者達は「未元の能力」と呼び、以降は「絶対的に存在する超常」という意味を冠する名(【絶対○○】と命名される)をもってナンバリングしている。
●「起源能力」~一般の能力や絶対能力とも異なる能力。種別は第一及び第二種能力。
元は「原初の能力」と呼ばれる一つの能力を意味する言葉だったが、転じて個人から生み出された新種の能力も指す言葉となった。通常の能力は「原初の能力」から分裂した各要素だが起源能力は人間の深層領域により生じた本当の意味での超常現象である。その為に複雑な効果が多い。
該当する例として【拳威無双】や【幻想装備】などが挙げられる。
●「原典能力」~何かしらの現象を構成する要素を本のような形態に封じ人の手で制御出来るようにした、魔術に近しい能力。種別は第三種能力。
手法は不明だが現在確認されている原典は「太陽」という果てしなく強大な概念を収めたものだという。
またこの原典から分かたれた要素を収めた経典が複数存在し、現在確認されているものとして真白の保有する「生命/豊穣」の【経典不朽】、「熱」の【経典扇火】等がある。
→今後考えられる要素:「神性」「疫病」「温暖化」「電磁波」「重量」「渇き」「回転」「質量」「核融合/放射能」「水素/ヘリウム」等