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第98話:始祖アルフ・ライラ覚醒、再び

プログラマ兼助手として早神令時の補佐をする唐條葵は比叡山延暦寺の出である。早神令時の会社にプログラマとして応募してきて採用された。通常は即戦力を募集しており未経験は採用しない方針であったが何故か採用してしまったのである。


彼女はなぜこの京都、四条にある小さな事務所に就職希望したのだろうか?もっと華やかなデザイン系の会社も多々あるだろうに。


令時は一度だけ聞いてみたことがあった。


「ここから紅の光が放出されてるの。比叡山延暦寺から見えるのよ。確かめに来たの」と葵が言った。


ああ、こいつもか。実は”紅の光”って話はプロジェクトマネージャの設楽信士からも聞いたことが一度あった。信士に至っては特殊な共感覚で空間に何やら”紅の光”で記号が浮かびあがってるらしい。


「確かめるだけなら、入社までしなくても」と令時は言った覚えがあるがその返答は忘れてしまって思い出せなかった。



人工少女アルフ・ライラの叫びに呼応して葵は始祖アルフ・ライラの容姿に変化した、かつて一度憑依・変幻した姿と同じであり、人工少女アルフ・ライラと瓜二つであった。


「おでましだな、アルフ・ライラ!」黒辰が言った。


「久しいの、黒辰、青辰。そこの人工分身に暗黒空間の元へ行かせたが、お前たちがこちらの光の世界に


到達するとは思ってもみなかったぞ。この世界への移動体を手にいれたか。」葵の面影を残す始祖アルフ・ライラが言った。


「そうさ、この移動体を我らは得た。思念波も電気的なネットワークに置き換えるアソシアトロンもな。そこの人工少女体と同じだ」



光の世界であるこちら側に2匹の龍が暗黒の扉を通り越して出現し、真っ黒だった鏡は元の銀色の鏡に戻り2匹の龍が映っていた。


「これは一体、あの禍々しかった龍はどこに……」俺は目の前に突如として現れた二人の兄妹と鏡に映っている二匹の龍を見比べた。


「こちらではやはり巨体を維持できぬようだな。黒辰よ」始祖アルフ・ライラが言った。


「なぜだ。なぜそのこ紅のドラゴンのような体に移動体にならぬ。これでは……」黒辰は膝をついて言った。


「兄さん、私の移動体もそこの貧弱な人工少女アルフ・ライラと似ております」青辰が黒辰に寄り添った。


「お主らがずっと暗黒空間からこちらの光の世界へと干渉し支配しようとしていたことは承知しておった。


故に我は十万年かけて人類を進化させて、さらにそこから人工体の分身を生み出してそちらの世界へと 意識を運んだ。お主らの思念波をこちらの世界に実在を伴って引き寄せれば、暗黒空間からの負のエネルギーによる干渉は終わると思ってな」始祖アルフ・ライラが言った。


「そんな、我々はお前の既定路線にのせられていたのか?」黒辰は言った。


「そうだ、ずいぶんと長くかかってしまった。この葵という娘に憑依しなければ我も実体は無く、電気的なネットワークの神経による


思考ができない。人類が進化し我が憑依できる人体をずっとまってたのだ。そこで葵を見つけ一度暗黒空間へと我、子孫の十夜族を守護する第20代の令位守護者の早神心とで牽制したが失敗しが、第21代の令位守護者である早神令時で完結した」


「そういうことか」紅のドラゴンから闘争体系から人型に戻った早神令時は言った。



黒辰、青辰は放心状態であったこの先どうすれば良いのかと。


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