表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
89/146

87話 あっ、忘れてた。

 王都から無事帰って来た。

 あれ?

 ピンチすら無かったな。

 勿論ないほうがいいが。


 コンビニを警備してくれていた竜族が出迎えてくれる。

 結構心配してくれていたみたいだ。

 勿論俺ではなく、シャルティア様達をだ。


 その中のフブキ様がいらっしゃった。

 どうやらつい先程到着との事。


「あっ、おかーさま。あのね、ししょーをお助け出来たんだよ」


 むふー、と満足げなシャルティア様。


「流石私の娘ね。うふふ。」


 フブキ様がシャルティア様を抱き締めている。

 この二人、見た目は良いから絵になるな。

 でもな……


「あら、一条何やら失礼な事考えてない?

 そんな匂いがする気がするんだけど?」


「そ、そんな事ないですよ」


 そうだった。

 この二人は感情も、匂いでわかるのだった。

 危ない。危ない。


「フブキ様、お久しぶりです」


「あら、スピカ。久し振りね。災難だったわね」


「ええ、シャルティア様のおかげでなんとかここにいます。

 なんとお礼を言っていいか。

 シャルティア様、グランマリア様。

 そして、一条様。本当にありがとうございました」


「全然気にしないで。困った時はお互い様ですよ」


 その通りだと思う。

 思うが……何故相楽さんがそれを言える。


「あ、ありがとうございます」


 ほら、スピカ女王も微妙な顔をしてるじゃないか。

 そして、何故そんなに満足げなんだ?


「さすがししょー。優しいー」

「うむ。素晴らしい考えなのじゃ」


 最近はシャルティア様だけではなく、グランマリア様も相楽さんの弟子になってないか?


「それで、一条。他のみんなは?家の旦那様は?」


「まだ王都です。取り敢えず相楽さんを牢屋から救出した状態です」


「そうなの。まあ、あの人は大丈夫と思うけど、飛鳥と環那と奏は心配ね」


 確かにその通りだ。

 あと、ドワーフのククルトンとラランも心配だ。

 基本的にみんな戦闘力はゼロだからな。


「それでこれからどうするの?

 また王都に向かうの?」


「はい。取り敢えずは撤退しようと思います。

 ミネゴルド王や他の勇者は、どうすれば良いでしょうか?」


 俺は勇者達が、シャルティア様とグランマリア様が誘拐されそうになった事をフブキ様に話す。


「う~ん。この子達を誘拐ね。

 元の世界に戻る方法がある?

 ちょっと不穏ね」 


「はい。ですので俺が王都に行って来ますので、みんなの事を宜しくお願いします」


「あら、男らしくなったわね。

 でも、大丈夫?結局捕まって後で、もっと大変な思いしなきゃいけないのは嫌よ」


 うぐ!

 なんて事を。

 全然ありそうで決意が揺らぐじゃないかよ。


「だ、大丈夫です。…多分」


「で?一条、ずっと気になってんだけど。そこに居るのは誰?」


 あっ、天野の事を忘れていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ