7話 宿代の心配がなくなった。
夕食をご馳走になりながら、色々情報を聞き出した。
良かった。
全く右も左もわからない状態だからな。
すると何と、この世界の人間は魔法が使えるらしい。
ファンタジー万歳。
人は一つの魔法を産まれた時に授かるらしい。
属性は人によって様々のようだ。
この辺は、詳しく聞きたいな。
普通に興味がある。
俺は持ってないのかな?
魔法使いたいな。
マイケルさんは?
時空間魔法?
凄くレアな感じがする。
どんな事が出来るんですか?
「俺は四次元に物を収納して置く事が出来る」
おお!アイテムボックスってやつですか!
その他には?
それだけ?
冒険者よりも、商人に向いているんじゃ。
え!? 冒険者じゃない?
商人でしたか。失礼。
でも、その顔じゃ商談は向いてないんじゃ…
商談は奥さんが。成る程。
それにしても、相楽さんは黙々と肉にかぶり付いているのね。
それは人に見せて良い姿じゃないよ。
ん?何?美味しいけど、味の変化が欲しい?
確かにこの量の肉を塩だけの味付けはキツいよね。
ん?塩は貴重?高級品?
成るほど、後で塩をネットショッピングで購入して販売しよう。
明日の宿代は、なんとかなりそうだな。
俺も味の変化が欲しいな。
シェフには申し訳ないが、ここはこれを使わして貰おう。
こっそり購入。
焼き肉のタレ。めっちゃ旨いよね。
なけなしのお金で購入する。
うん!旨い。
相楽さんは?
旨い?それは良かった。
マイケルさんも試してみたい?
奥さんも?
しょうがない、どうぞ。
「旨めー!」
「美味しい!」
静かに。みんな見てるから。
これ何処で手にいれたって?
ネットショッピングを公にして良いのかな?
取りあえず、誤魔化しておくか、故郷の品って事で。
もっと持っているのかって?
売って欲しい?
しょうがない。しかし、お高くなりますよ。
全然構わない?
マイケルさんって結構金持ち?
大きな商会の経営者?
あれ?相楽さん、テンプレに戻って来たよ?