78話 王都のドワーフ達。
一条と交換したドローン。
楽しい。
透明化出来るようにした。
これで誰にも見つからない。
カメラも搭載したし、これで遠くから偵察出来る。
お爺と一緒に王都で働いているドワーフを見にきた。
お爺が嫌な予感がしたから。
一条達とはちょっとお別れ。
お爺の嫌な予感が当たった。
みんな勇者の奴隷の様に働かされている。
「おい!お前ドワーフの癖にエアコンも作れないのか!」
エアコンって確か涼しい風や、暖かい風が出るやつだよね?
一条の家には付いていた。
「無理なもんは無理じゃ。電気とやらはどうやって作るのだ?
構造は?材料は?」
「知らねーよ。いいから作れ。じゃないとあいつみたいに、俺の【切断】の祝福で腕を切断するぞ」
切断?
……あぁぁぁぁ!!!
腕が無い。
あっちは足が無い。
ひどい。
お爺駄目!
行ったら捕まっちゃう。
一条達呼びにいこう。ね!
ガン!
あっ!
余所見してたら、
ドローンが壁に当たっちゃった。
みんなこっちみた。
あっ!
透明化も解けちゃった。
「はっ!?あれドローンか?」
壊れてはない。
良かった。
「むう?ドローン?なんじゃ?」
「おお、飛んでおる。なんでじゃ?」
「妖精の部類か?」
「いや、見たことない形じゃし、材質だの」
ドワーフの皆がドローンに近寄ってくる。
離れないと。
「おい!糞ドワーフ。何してんだ。とっとと持ち場に戻れ。
じゃないと【切断】するぞ!」
みんな駄目。
ちゃんと助けるから戻って。
「やかましいわ。小僧!
やれるもんならやってみい」
「髭も這えてない小僧が!
ワシらの前に未知のものがあって大人しく出来ると思ってるのか?」
「小僧!このハンマーでペチャンコにするぞ!」
「いや、もうしてしまえ!」
あれ?
なんだか勝てそう?
……勇者がペチャンコになっちゃった。
…あ!
見とれてたら、ドローン捕まれた。
ちょ、ちょっと待って解体しようとしないで。
お爺、笑ってないで助けて。




