63話 変なのが来た。
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いちじょーがまだ帰って来ない。
もうすぐ帰るって言っていたのに。
うそはだめって、おかーさまも言っているのに。
ししょーも、ちょっとさびしそう。
帰ってきたら、めっ!ってするの。
あっ、お客さまが来た。
「いらっしゃいませー」
最近だいぶ上手になった。
「おい、おい。まじかよ。
こんな所にコンビニかよ」
はじめて見る人達だ。
ししょーや、いちじょーと同じぐらいの人間達だ。
「おい。まじでコーラじゃねぇか」
あっ、お金まだなのに。
お買い物の仕方しらないのかな?
「お金まだもらってないよー」
ばかにしたように笑ってる。
どうして?
シャルなんか変なこと言った?
ああ、いっぱい食べたり飲んだりしてる。
だめだよー。
でも、お客さまに攻撃しちゃだめって言われてるし、
う~ん、むずかしいー。
「シャルちゃん、どうしたのー?」
あっ、良いところにししょーが来ました。
「ししょー、この人たちお金はらわずに食べてるの~」
ししょー?
どうしたの?
お顔が真っ青だよ?
「あれ?お前って確か、えーと名前なんだっけ?」
「なんだっけ?影が薄すぎて知らんわ」
「影薄いか?むしろ濃すぎだろ。亜美とか真夏とか、リアル貞子とか呼んでなかったけ?」
「あっ、佐川とかだったんじゃね?」
むう、ししょーをばかにしてる。
ししょー…大丈夫?
あっ、うらにいっちゃた。
シャルがやっつけてやる。
「おい!貴様ら我の友になんて口を聞くのじゃ!」
あれ?
マリーちゃんが出てきた。
ここはシャルの出番だよー。
「おい。チビ達。一条を呼べ。此処に居るのはわかってんだよ」
いちじょー?
いないよ。
「誰がチビじゃ!我を誰と思っているのじゃ。
魔王ゴンドラの娘、グランマリアであるぞ」
はっ!
マリーちゃんカッコいい。
「シャルのおとーさまは竜王アースなの。
だからシャルもえらいの」
ち~ん。
マリーちゃんみたいにカッコよく言えなかった。
「ほう、竜王の娘と魔王の娘?」
「まじかよ。確かあのガマガエル、コイツら探してたよな?」
ガマガエルさん?
ゲコゲコ?
シャルあんまりカエル好きじゃない。
「コイツらも連れて帰るか」
「めんどいけど、そうするか」
連れて帰る?
マリーちゃん、どういうこと?
むぅ、ゆーかいされる?
ゆーかいって、いちじょーがされちゃったのと同じだよね。
う~ん、だめ!
えっ?
やっつけて良いの?
お客さまじゃない?
じゃあ、マリーちゃん一緒にやっつけよう。




