表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/146

62話 天然の四人。

 ドワーフの里に来て5日過ぎた。



 流石にソプラノードのコンビニの在庫も不味いだろう。


 まあ、無くなれば営業ストップすれば良いだけだけど、元の世界と違って365日商売するなんて当たり前じゃないからな。


 そう考えば、元の世界の方が異常だったな。



 ドワーフの里での生活は結構楽しい。


 稲葉さんも楽しんでいる。


 なんと、ちゃっかり金貨や、銀貨も加工出来る様になった。


 こっちの世界の硬貨は王都でドワーフが、作っている事がわかった。


 硬貨以外でも、ドワーフが作っている物が多く、欠かせない存在だった。


 でも、あんまり王都では会わなかったな。






「と、いうことで帰ります」


「…駄目」


 意外とラランに懐かれた。


 シャルティア様や、グランマリア様とは少し違う。


 親戚の子供に懐かれた感覚だな。


 ドローンも一時間ぐらいで自由自在に扱える様になった。


 ドワーフは、作るのも凄いが扱うのもうまい。





 懐かれて、悪い気はしないが、仕方ない。


「帰るって言っても無理じゃろ?チョークの作り方知らんじゃろ」


 ククルトンの爺さんめ、笑ってやがる。


 ふっ、甘いな。


 ドローンと酒と引き換えに、材料だけは何か聞いた。


 あとは、うちのチート錬金術師の出番。


 はい。出来上がり。


 ククルトンの爺さんが驚いてやがる。


「なんじゃ、それは?」


「【合成】勇者の祝福です」


「ドワーフはそのチョークが作れれば一人前とされておるのに、一瞬で…」


 やはりチート能力だよな。


 錬金術…格好いい。


「…むぅ、ラランだって作れるし」


 ラランも、作れるのか。


 凄いぞ。


「じゃあ、世話になったな」


「まあ、いつでも来い」


「…明日も来てね」


 明日は早すぎるだろ。


 ドワーフ気さくな良い奴らだったな。


 近い内にまた来るか。




 ……で?

 チョークはあるけど、どうやって帰るの?

 なんか書いてたよな?


 ククルトン達を見ると、気まずそうだ。

 俺達も気まずい。


 ここには天然しか居ないのか?


 結局、妖精サークルを教わる為に1日滞在が伸びた。

 書いて貰っても良かったが、次来るときの為だ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ