59話 妖精石
ドワーフとは色々交換した。
珍しいとこだと、オリハルコン。ミスリル鉱石。妖精石。
あと普通に金貨や銀貨を持ってきた。
ドワーフ達は、我も我も、と持ってきた。
ドワーフ金持ちだな。
ガッポリ、ガッポリ。
これなら、エリエの町で商売しなくていいんじゃないか?
「…妖精石、一番珍しい」
どうやらラランがくれた妖精石が、珍しいらしい。
「どんな風に使うの?」
「…使い道いっぱい。これもそう」
チョークの様な物を見せてきた。
ここに来るときに使ったチョークか。
「…妖精のチョーク」
まんまじゃねぇか!
思わずつっこんでしまった。
「…妖精石を粉にして『ララン!』
「…お爺」
「それは教えちゃいかんじゃろ」
「…駄目だった?ドワーフの秘宝?」
確かにかなり珍しい。
転移出来るのか?
それとも異空間に移動したのか?
そういえば、ここはどこかわからないな。
「作り方教えたら、その兄ちゃん達帰れる様になってしまうじゃろ」
糞ジジイ。
いや、糞ドワーフ。
ラランはというと、ハッ!としている。
「…危なかった」
危なかったじゃない。
教えろよ。
「…流石お爺」
ラランはククルトンに向かって親指を立てる。
ククルトンは満足そうな笑顔だ。
こうなったら、こっちにも考えがある。
「おい。ククルトンの爺さん。これな~んだ?」
「なんじゃい?…もしかして酒か!?」
ピンポーン。
大正解。
しかもただ酒じゃない。竜族も虜にした酒だぞ。
欲しいか?
やらん!
くくく、悔しそうな顔だな。
妖精のチョークの情報と交換で良いぞ。
「…お爺、負けちゃ駄目」
「ララン。これなんだ?」
「?」
わかっていない様だな。
こうやって使うんだよ。
俺はドローンを飛ばす。
…難しい。
…落ちた。
失敗したが、ラランを見ると成功だろう。
もう、夢中だ。
何これ?、何これ?が止まらない。
勝負は俺の勝ちだった。
俺に挑むなんて、百年早い。
そんなのどうでも良いから、とっとと寄越せ?
おい!ララン。
妖精石をポイってするんじゃない。




