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5話 森は安全でした。

 困った。

 金欠だ。

 今晩宿に泊まる金すらない。


 拳銃を購入したあと、試し撃ちを二人でした。


 音に釣られて魔物が出てきたら、どうしようとビクビクしていたが、

 一匹も出てこなかった。


 あとでギルドのおばちゃんに聞いて知ったのだが、


「王都から徒歩で行ける距離の森に、魔物なんかが居たら、騎士団達が討伐してるわよ」


 …おっしゃる通り。拳銃を急いで買う必要無かった…


 異世界の森=魔物が居るって思うのは仕方ないと思う。


 気を取り直していこう。

 どんまい、俺。


『ユニケル』この街の名前らしい。


 王都に近い事もあり、それなりに栄えているみたいだ。


 人口も多い。



 あと、少し意外だったのが、街に入る時、門番に身分証の提示などがあったらどうしようと二人で困っていたが、そもそも門番すら居なかった。


 漫画やラノベなら、必ずいるイメージだったが。


 感覚的には、隣県の人が東京に入るみたいな感じなのかな?


 まあ、そう考えると普通なのか。


 町並みはというと、建物は中世ヨーロッパのようだ。

 この辺はファンタジーの世界だな。




「さて、取りあえず…どうしよう?」


 困った、こういう時は門番に少しぐらい情報を貰うもんだが、居ない者は仕方ない。


「取りあえず、冒険者ギルドかな?あるかな?」


 相楽さんも俺と同じ考えだった様だ。


 むしろそれ以外思いつかない。


 冒険者ギルドに行く事に決まった。


 何処にあるのだろう?


【冒険者ギルド ユニケル支店】


 大きな看板は良いね。


 おかげで、すぐにわかりました。


 厳つい冒険者に絡まれたどうしよう?


「厳つい中堅の、冒険者に絡まれたらどうしよう?」


 同じ事を考えている様だ。

 しかも俺より細かく。


 大丈夫、マイケルさんも出てこなかったし、

 そんなありきたりな事無い筈…


 はい。ありました。


 目の前にムキムキな厳ついおっさんです。


 でも、まだ絡まれた訳では…


「おい!にーちゃん、ねーちゃん、お前らみたいなのが、

 こんな所に何の用だ」


 絡まれました。


 うん?受付はあっち?


 親切にどうも。


 俺達がキョロキョロしてたのを見かねて、声をかけてくれたのね。


 ありがとうございます。


 人は見た目で判断してはいけません。


 只の見た目が厳ついだけでした。


 隣で相楽さんは半泣きです。いや、もう泣いてます。



「マイケルさん!また女の子泣かしたの!」


 受付のおばちゃんが叱っています。


 まさかのマイケルさんでした。


「もう、私はテンプレなんて信じない」


  ですよね。


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