56話 ドワーフと交換
総合7000pt突破。
前作超え!
ありがとうございます。
ドワーフの里。
森に囲まれた集落があった。
「…ここがドワーフの里だよ」
ドワーフといえば、小さな家の印象があったが、人間サイズの家だった。
むしろ大きいか?
「キョロキョロしとらんで着いて来んかい」
ククルトンに着いて行く。
他のドワーフは?
「この時間はみんな鍛冶作業しとるか、素材を集めに出とるわい」
「…ドワーフ、物作り出すとみんな鍛冶場から出なくなる」
俺のイメージ通りだな。
「ここがわし達の家じゃ」
コンクリートか?
何の素材で、作られた家だろう。
「…ここでお爺と二人で住んでるの」
両親はどうしたのだろう?
「おい。何をしておる?」
「え?ここに置いたら不味かったか?」
「その構造知りたいから来て貰ったんじゃぞ?家の中に入れんか」
マウンテンバイクを家の隣に停めようとしていると、中に入れろとの事。
中に入ると、家じゃ無かった。
工房?
「…どうしたの?」
「いや、ここ工房だったんだな。家と思った」
「…家。さっき言った」
「まあ、工房も兼ねておる。
奥に寝るとこもちゃんとあるわい」
見渡すと見たこと無い物ばかりだ。
魔道具か?
「…それ分解してみたい」
直球のお願いだな。
「まあ、良いぞ」
「良いの(か)」
凄い喜び様だな。
分解し出した。
もう、俺達はほったらかしだ。
その間に部屋の中の物を物色する。
結構面白いな。
「一条君。これ!」
稲葉さんが、何か袋を見ている。
袋から少し何か出ている。
「これは?棒?」
袋から引き抜くと、ハンマーだった。
重!
ドン!
床に落としてしまった。
「何してるんじゃ?」
「これは?」
「ん?それはアイテム袋じゃ。
加護のアイテムボックスと違って、時間が止まる訳では無いが、
結構役に立つ。わし達が作ったのじゃ」
凄いな。
「これ下さい」
「まあ、良い。これと交換じゃな」
マウンテンバイクとアイテム袋のトレードが成立した。
思いがけない収穫だ。
で、ここからどうやって帰るの?
暫くすると、スマホが鳴る。
シャルティア様からだ。
「もしもし、いちじょー?こちらはシャルです」
スマホに出ると、凄い視線が二つこちらに向く。
「なんじゃい?それは?」
「…ねえ、何それ?誰かと喋ってるの?」
ラランが足にしがみつく。
「あ、シャルティア様、今忙しいのですが」
「いつ帰ってくるの~?」
がしがしと、身体をよじ登ってくるララン。
「今ちょっと誘拐されちゃって、いつ帰れるかわかりません」
そう言うと、スマホを取られた。
ラランが光っているディスプレイを触ると、たまたま通話終了のボタンを押したのだろう。電話が切れた。
ドラゴンクエスト ユア ストーリー観てきました。
面白かった(*´∀`)
賛否両論作だろうけど笑




