50話 ギルド登録
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その後、普通に南門から町に入った。
まずは商業ギルドに行こう。
なお、王都では王族直轄で動いていた為に、商業ギルドには所属して居なかった。
道でちょこちょこ聞きながら商業ギルドに到着する。
結構皆いい人だった。
いい人そうなのを選んだのもあるが……
商業ギルドの外観は役所や郵便局って感じだ。
「ようこそ、商業ギルドエリエ支部へ」
活発そうな若い女の子だ。
俺達と同じ年齢ぐらいだろうか?
「町で物を売りたいのですが、ギルドに加入は必須でしょうか?」
必要との事らしい。
契約は月ごとで、店舗型、露店などで契約料違うそうだ。
また、ポーションや魔道具を販売するには届け出が必要らしい。
結構細かく説明してくれた。
仕事熱心の受付のようだ。
「まぁ、取りあえず一ヶ月だけ登録してみようか?」
「そうだね」
登録用紙に記入しようとすると、
「ちょっと待ったー!!」
聞き覚えのある声が。
振り向くと、鬼の形相のマイケルさんが。
なんで?
「マイケルさん?」
「はぁ、はぁ、おう。久しぶり」
息が上がっている。
どうしたんだろう?
「どうしたんですか?そんなに慌てて」
「お前さんの領地に行こうと思ってな。
この町に寄ったら、見たことが無い乗り物が入り口に停まってるじゃないか。あっ、お前さんが居るなと思った訳よ」
成る程。
「俺達に会いに来てくれたんですね?」
「ああ、スズランの奴がお前に新しい商品買い付けてこいって言われたからな」
スズラン?
ああ、奥さんか。
俺に会いに来たのでは無くて、仕事で越させられた訳ね。
この世界でも女の方が強いのか……
「マイケルさん、俺達ちょっと金が必要になりまして、この町で商売をしようと思っているんですよ」
「よし、全部俺が買い取ろう」
「ん?」
「だから、焼き肉のタレや、酒みたいに『マイケル商会』が全部さばいてやるって言ってるんだ」
う~ん、どうしよう?
中抜きされるよりも自分たちで売った方が、儲けになるよな?
それよりも安全を選ぶべきか?
まあ、長期的に考えると、自分で販売するよりもプロに任せるべきだよな。
「俺は任せても良いと思うけど、どう思う?」
「私も良いと思う」
決まりだな。
「宜しくお願いします」
「おう!」
次回予告。
【名探偵シャルちゃん】




