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43話 相楽さんは超大物。

本日2話目

「ねえ、おとーさま。シャルね、ここにすむの」


「「はっ???」」


 竜王様と見事にハモった。

 いや、そんな事言っている場合では無い。

 ここに住む?

 えーと……聞き間違いだよな。


「シャルよ。おとーさま良く聞こえなかったな。

 もう一回言ってくれるかな?」


「シャルね、ここで、ししょーや、いちじょーたちと、

 いらっしゃいませーってするのー」


 なんてこった、聞き間違えじゃなかった……


「いーね、マリーもする」


「マリーちゃんも一緒?やったー!」


「駄目だ!」


 流石に竜王様からストップがかかった。

 そりゃそうだろう。

 ナイス竜王!



「やだーっ!いらっしゃいってやるもん!」


「マリーも!」


 竜王様、そんな聞き分けのない子には、ガツンと言ってやって下さい。


「シャルもグランマリアも我が儘言うのではない。

 そもそも、二人とも商売なんて出来ないだろ?」


「できるもん」


 うんうん。とグランマリア様も頷く。


「シャルはいつも算学のお勉強嫌々って言ってしないだろ?」


「……してるもん」


 シャルティア様は、お勉強が嫌いらしい。

 うん。知ってた。


「じゃあ、シャルティアこの銅貨四枚のお弁当をお客が持ってきて、

 金貨一枚でお支払して来た。お釣りはいくらだ?」


「うぅぅ~……たくさん?」


 ちょっと無理そうだな。

 それを聞いた竜王様は?


「なんて賢いのだ!」


 阿呆でした。

 うん。知ってた。


「むりー?」


 コテンと首を傾げるシャルティア様。


「無理だな。シャルティアよ、勉強が大切ということがわかったであろう」


「……うん」


「グランマリアよ。お前もだぞ」


「……うん」


 おっ!

 大人しく帰ってくれそうだ。


「ねぇ、シャルちゃん。良かったら私が教えてあげようか?」


 ここにきてまさかの相楽さん。

 竜王も固まっている。


「ししょー。いいのー?」


「うん。いいよー」


 何故か満面の笑みの相楽さん。


「……マリーは?」


「マリーちゃんもだよ」


「ありがとう」


 相楽さんの両足にくっつく、シャルティア様とグランマリア様。


「どういう事だ。一条!」


 物凄い殺気を向けられる。

 いや、俺じゃないですから…


 これからどうなるの?



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