42話 相楽さんは大物。
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「いらっしゃいませー…あれ?シャルちゃん?」
「ししょー!」
「久しぶりだね」
「ねー」
相変わらず仲良し。
なんだか、相楽さんが大物に見えるよ。
「シャルちゃん、こっちの子は、お友達?」
「うん。マリーちゃんだよ」
シャルティア様が、ちょいちょいと手招きをする。
「貴殿がシャルティアの師匠か。
我は当代魔王の娘。グランマリアなのだ」
「マリーちゃん。変な喋り方。ハハハ」
「うるさい、シャル。人間になめられるじゃん。
シャルも竜王の娘らしくしなさいよー」
「シャルはいいのー」
「むー」
グランマリア様も、元気っ娘の様だ。
「マリーちゃん、宜しくね」
「うむ、宜しくなのだ」
まだ、そのキャラ頑張るんだね。
ちょっと応援したくなるな。
それよりも……
竜王様が空気になっている。
ヤバい。
怒っては……いないな。
娘達の可愛さに顔がだらけている。
「ししょー、コンビニってなに~?
いちじょーがここはコンビニって」
「コンビニはね、お店屋さんなんだよ。
周り見てごらん、いっぱい商品あるでしょ」
シャルティア様とグランマリア様が、周りを見渡す。
あと竜王様。
「すごーい……全部みたことない」
「ねぇ、ねぇ、ししょー、これなぁに?」
「これはね」
相楽さんがシャルティア様とグランマリア様に、色々紹介している。
「おい!一条。これはなんだ?」
竜王様も色々興味を持ってくれた様だ。
「おとーさま。これほしい!」
「竜王のおじさん。マリーはこれ欲しい」
「うむ、欲しいの全部持って帰りなさい。
私が許す」
竜王様お金は……
「おとーさま、ひとりじめはだめなんだよー」
「竜王のおじさん。お店屋だからお金払わないといけないんだよ」
「そうだな……すまん」
竜王が怒られている。
竜王も娘達には、弱いんだな。
「ありがとうございました」
「いっぱい買ったね」
「ねー」
上機嫌なお嬢様方達。
それを見て嬉しそうな竜王様。




