41話 魔王の娘グランマリア
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ありがとうございます。
空から降りてきた竜王達。
体が光に包まれたと思うと、人間姿に。
三人だと思っていたが、もう一人いた。
竜王様、シャルティア様、護衛と思われる男。
そして、シャルティア様と同じ年ぐらいの幼女だ。
「あっ、いちじょーだ」
お気に入りのペットを見つけた様な満面の笑みで、
シャルティア様が手を振っている。
「シャル、あれがいちじょーなの?」
「そうだよ」
「弱っちそうだね」
「だねー」
どういう関係だろうか?
二人で、すたすたと俺の方に近付いて来た。
「おい。いちじょー、シャルからシュワシュワするジュースを持っていると聞いたぞ」
おい。
クソガキ!
いや、シャルティア様をシャルと呼んでいるんだ、身分が高いガキなんだろう。
我慢、我慢。
「おい。一条、フブキから聞いたぞ。なかなか、頑張ったようだな」
なんと、竜王様からのお褒めの言葉が。
「いちじょー。ししょーはどこ?」
右足にシャルティア様。
左足にもう一人の幼女がしがみついている。
「シャルティア様。こちらの方は?」
「ん?マリーちゃんだよー」
そうか、マリーちゃんと言うのか。
シャルティア様、もう少し情報欲しいなー。
困ったので竜王様を見る。
「その子は、グランマリアだ。当代魔王の一人娘だ」
魔王の娘?
どうして?
竜王様説明お願いします。
「まぁ、そのなんだ、えーと、あれだ。そう、あれだ」
なるほど、あれですか。
竜王様、大丈夫です。
私は貴方の味方です。
「とにかくなんだ、魔王には、上手く言っといてやったぞ」
人類滅亡は免れた様子だ。
「ありがとうございます。竜王様お疲れでしょう。
小さいですが、コンビニをオープンしたのです。
良かったら、どうぞ」
俺は開店仕立てのコンビニに竜王様達を招く。
「コンビニ?初めて聞くな」
「シャルも」「マリーも」
三人とも興味を示してくれた。
「では、どうぞ」




