37話 森の開拓
その後、近隣の森を探索した。
王都と違い、森には魔物もいるとの事なので、早々に引き上げた。
戦闘能力無いもんで。
銃ってそもそも魔物に効くのか?
その内、検証が必要だな。
領地の発展、いや、村の発展か。
難しいな。
俺が商売を始めても、村の人間の仕事をとってしまうし、
どうしよう。
村長に聞いても、特に困っている様子は無い。
まあ、そうだよな。
結論が出ないまま、数日が過ぎる。
その間、教会に食料の寄付をしたりするだけだった。
領主って何するんだ?
結局村から少し離れた所に、畑を作る。
食料があって困る事は無いだろう。
流石に、祝福の【農業】があるとはいえ、
岩清水さんだけに任せるわけにはいかないので手伝う。
邪魔?
すみません。
木を切って切り開いて貰った。
農業器具だけではなく、農業機械も使いこなせる事がわかった。
物凄いスピードで、開拓していく。
なんだか、フェラーリのエンジンでも積んでいるのかと思うぐらいに、
いや、ガン○ムって思うぐらいに自由自在に動かしている。
もう、なんていうか、羨ましいを通り越して笑う。
その代わり購入費用が凄かった。
あれ?
この先どうやって現金を手に入れよう?
自給自足……
近隣の村に売って、作るしかないか。
岩清水さんに切り開いて貰った土地。
畑以外にも何か作りたい。
家は……無理だな。
ログハウスは売っているが、作れないからな。
【農業】の能力で出来ないかな?
出来ない?
でも、基礎工事だけなら出来る?
その後に、稲葉さんに材料を【合成】してもらえば、出来るんじゃないって?
出来るの?
わからない?
えーと、値段はたっ、高い。
リスクが高過ぎ……
ん?
ミニログハウスってのがある。
これの値段は……
まあまあするな。
どうする?
あっ、もう、購入する気持ち満々なんですね。
女子高生4人と男子1人
パワーバランスは言うまでも無いですよね。
一条君には、頑張ってと言いたいです。
あと竜王にも。




