表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/146

25話 スピカ王女

本日二話目です。


 目の前で消えたミネゴルド王ならびに勇者達の捜索が行われたが、王城及び、王都からは発見されなかった。


 王城から発見されたのは、ヴァイオレット王女と、スピカ王女。


 そして、三人の勇者。


 それぞれフブキ様から聴取を受けて情報を引き出されている。


 殺されはしなさそうだ。



 ミネゴルド王国には、四人の王位後継者が存在する。


 第一継承者のアームジャック王子。


 第二継承者のアルフレッド王子。


 第三継承者のヴァイオレット王女。


 第四継承者のスピカ王女。


 全員腹違いの兄妹だそうだ。


 王族にしては、少ないのは一代前の王位継承でゴタゴタがあったかららしい。


 そもそも、現代日本に住んでいた俺には王族やら、王位継承なんて良くわからん。



 第一継承者のアームジャック王子は、ミネゴルド王と共に何処かに移転したらしい。


 第二継承者のアルフレッド王子は、魔族討伐の為に魔王国に攻めこみ交戦中。



 ミネゴルド王は、竜族に戦争を仕掛け、敗北し、国を捨て逃亡。


 この噂はすぐに王国中に広がった。



 その間、俺達はというと、


「よし!弱男。お前がスピカ王女、いや、スピカ女王の右腕となりこの国を建て直せ」


 竜王様が訳のわからん事をおっしゃっている。


「おとーさま。いちじょーは、よわおじゃないよ。いちじょーだよ!」


「そうだったな。シャルティアは賢いな」


 えっと…この一大事に何呑気にやってるのですか。




 こうなった経緯を簡単に説明すると、


 ミネゴルド国王が逃亡。


 国内が混乱しない様に、新しい王が必要。


 なら今いる、王位後継者から新しい王を選出する事になったが、


 今いる王族は第三継承者のヴァイオレット王女と、第四継承者スピカ王女。


 二人を比べた時に、第三継承者のヴァイオレットは性格に問題があった。


 竜王曰く、感性がミネゴルド王に似すぎているそうだ。


 つまり危険な思想の持ち主。


 うん。止めた方が良い。


 残った一択でスピカ王女になった訳だが、まあ、俺には国がどうのこうのとか、わからんし、種族が違うとはいえ、王をやっている竜王に任そう。



 第四継承者といえば、予備の予備の予備だが、一応帝王学、王になるための勉強を子供の頃からしてきたらしい。


 つまり、彼女の側近達も、王の側近になるための勉強をしてきたらしい。



 大変だと思いますが、スピカ王女、いえ、スピカ女王様。

 頑張って下さい。

 微力ながら応援させて貰います。

 本当の微力ですけど。


「よし!弱男。スピカ王女、いや、スピカ女王の右腕となりこの国を建て直せ」



 竜王様?


 俺にはそんな大役は無理です。


 絶対に無理です。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ