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108話 竜の谷に行く前に。

 竜の谷に行くことになった俺達。

 竜の谷に行く前に、ソプラノード領のコンビニに戻る。


 シャルティア様に乗り空を飛んだ時は死ぬかと思ったが、

 結界を張って飛んで貰うと結構軽快だった。

 それと俺は乗せて貰えずに、鷲掴みだったな……


 コンビニは俺が商品を発注出来ないので、マイケル商会ソプラノード支店にすることにした。


 マイケル商会本店が大変な事になっているので、マイケルさんは王都で働く様だ。

 まぁ、良く考えたら会長だからな、それが普通か。


 そうだ。

 良く考えたら俺も貴族だった。

 ソプラノードの領主だったな。


 これから、どれくらい留守にするのかわからないので、俺の代役を立てる事にした。


「よし、天野。お前を領主代理に任命する」

「お断りします」


 即答だった。


「もう一度言う、天野お前を領主代理に任命する。

 俺達が留守の間、ここソプラノード領を任せた」


「だから、お断りします」


 こいつ、俺達の証言のおかげで幽閉されなかったって知ってるのか?

 それなのに断りやがって。


「俺達はこれから、竜の谷に行くんだよ」

「知ってるって、だから俺も行く。俺だけ置いて行くなよ」


 天野も一緒に行きたいようだ。


「ねぇ、下僕(天野)しつこいよ」

「でも……」

「でも、じゃない。はい。でしょ!それにあんた下手過ぎなの。

 ここに残ってもっと練習してなさいよ」

「……はい」


 決定したようだ。

 まだ、上下関係があるようだ。

 下僕って……

 まあ、奴隷よりマシか。


 これでようやく竜の谷に出発の準備が出来た。

 あれ?岩清水さんは?


 外の畑に居た。

 畑の手入れをしている。


 残念ながら、畑の半分以上が死んでいる。

 グランマリア様が燃やしてしまったらしい。


 勇者を撃退する為だから仕方なかったとはいえ、やっぱり大切に育てた物が駄目になるのは辛かったみたいだ。


 その駄目になった所を耕している。


 岩清水さんの祝福なら、そこにもまた作物が育つだろう。

 その時は、みんなで手伝おう。


 俺は村長のサンタナさんに、天野の事を紹介してこれからの事を頼む。

 竜の谷に出発は明日だな。


 その夜、みんなで久しぶりに食事した。

 やっぱり、向井さんの料理は最高に旨い。


 ちなみに俺の好物は、ビーフシチューだったりする。

 興味ないって?

 大丈夫、言ってみただけだ。


 その後、風呂に入って寝た。

 風呂は最高だ。

 個人的に、ポーションよりも疲れた気がする。

 うん。

 気のせいって事は知っている。


 その後、結構お高い布団で寝る。


 重い……


 金縛りか?

 異世界で金縛り。

 聞いた事ないぞ。


「……一条、起きるの」


 目を開けると、ドワーフ族のラランが俺の上に乗っていた。


 ララン?


 何で居るんだ?


 ……ヤバい!

 こんな所を誰かに見られたら、ロリコン認定される。

 どうしよう……


「ララン、どうしてここに居るんだ?」


 重いから取りあえず、下りて欲しい。


「……一条起こして来るように言われた。

 ご飯の時間だって」


 あれ?

 時計を見ると、もう昼前だった。

 寝すぎた。


 ラランは俺に妖精石を持ってきてくれた。

 ドローンの代金らしい。


 そうか新しいドローンあげたんだった。

 妖精石で作る、妖精チョークがもう無くなりそうだったから助かった。


 ラランにも竜の谷に行ってみるか聞いてみたが、断られた。


 ククルトンと一緒に、魔道具の作成で忙しいとのこと。


 みんなで昼食をとって、今度こそ竜の谷へ。



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