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101話 神人族ロキ。

 昔、創造神はこの世界を作った。

 まずは生物の住める環境を作り上げ、その後一つの生命を産み出した。


『神人族ロキ』


 創造神は、自分の後継者にするべく、彼に自分の持つ【全て】の力を分け与えた。

 分け与えた自分の力の全てを使えるまで彼を支える、新たな八つの生命を生み出そうとした。

 その為に、創造したのが『世界樹』


 その世界樹から八つの生命が生まれる。

 そして、その八つの生命に自分の力の一部を分け与えた。


『人族イム』には【繁栄】を。

『魔族ウラノス』には【術】を。

『竜族アースガルド』には【力】を。

『神獣族フェンリル』には【破壊】を。

『妖精族シヴァ』には【創造】を。

「エルフ族リリアン」には【知識】を。

『魔物族オールディン』には【勇敢】を。

『獣人族ウルウル』には【調和】を。



 世界樹から生まれた最初の八つの生命。


 創造神が作り出そうとした世界。

『神人族ロキ』を将来自分の後継者とし、その彼を支える八つの種族。

 そんな世界の名は 【メビウス】







 ―そして長い年月が経った。




 創造神の元に残った神人族のロキと、エルフ族のリリアン。

 そして、創造神の元を離れた残りの七つの生命。






 ―更に長い年月が流れた。






 創造神は自分の一部の力を世界樹に残し、『神人族ロキ』にこの世界を託した。

 そして世界樹をエルフ族リリアンに託す。


 そして創造神の元を離れた七つの生命は、それぞれの種族の繁栄を。


 創造神より【繁栄】の力を得た人族が、数千、数万年経った今でも一番種族として数を残し、繁栄しているのは創造神の力によるものだろう。







 ―そして更に、とてつもない長い年月が過ぎる。


 そしてこの頃に、メビウスが大きく動き出す。


 長い長い年月をかけて、創造神の思い描いていた世界とは、

 違う世界へと。

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