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(旧)異世界攻略のススメ   作者: 渡久地 耕助
第5章 世界闘技大会
52/64

人間標本

尾床さんアイデアありがとうございます。


七英雄の必殺技、教授のゲームのハメ技、裏技、小技を参考にした新技も随時募集中です。


今回は駆除屋のススメの主人公の出番! 本編より先に駆除屋のガチ戦闘だったりします。w

 アパッチ族のシャーマンにしてゲリラ戦の達人 通称ジェロニモ


 新大陸の先住民にして、開拓にきた七英雄 キャプテンワタルと互角に戦い、現在は無二の友だ史実では家族を殺され、部族の為に戦う英雄として名を残す。


 シャーマンとしての精霊魔法、大地の精霊を使役し、特殊な走法で大会随一のスピードを誇り、追跡、隠密、斥候術に長ける。


 奇しくも相手も同じ戦法の駆除屋しかし、戦士であるジェロニモに対し、罠を張り知恵で狩るタイプの待ちに徹するニノには分が悪い戦いだと帝国幹部会と狩猟姫以外誰もが思った。













会場にまるで昆虫採集の標本が会場につくられた。












 先ず始めに試合開始と同時にジェロニモを眼に映らない速度で通り過ぎ すり抜けざまに両足の健を切り裂き機動力を奪う。


 「がぁ!」

 

 本気なら、首を切り裂いて終わりだったろう。


 腰の手斧、投擲ナイフを投げつけようと振り向いたときには手首の健を斬られてしまう。


 それでも戦意の途切れないジェロニモは精霊魔法を使い祝詞をあげようとするが今度は手刀で喉を潰される。


「が・・・・」


「如何に優れた魔術師でも詠唱できなければ無力 あ 早々」 


無詠唱があったねと 


世間話をする口調で背中に背負った巨大なサバイバルナイフの刀を急所を外して地面に縫い付ける


「ーーーーーーーーーー!!!!!!!」


 喉を潰され、悲鳴を上げることも出来ない。


 相手の機動力、攻撃力を、魔法を淡々と奪い無力化する駆除屋。


まるで、無邪気な子供が、虫の脚を翅を一本ずつ、むしり、更に昆虫の標本の様に串刺しにする光景が繰り広げられる。





「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」」」


「ダニーちゃん これで俺の勝ちだよな 勝ち名乗り まだ? それとも続き みたい?」


何時もの笑顔で問いかける惚けた青年にダニエラは恐怖した。


『ひゃ ひゃい! ジェロニモ選手 戦闘不能! 勝者 ニノ選手!』


先ほどとは正に対極 観客は静まり返る 


ニノは勝ち名乗りを聞くとジェロニモの手足を治療し、刀を引き抜き、最後に喉を癒して、そのまま会場を後にする。


去り際に一言








「試合でよかったね?」





あまりにも光景にショックを受ける。 


クレア、ミーナ、マリアはあの怪物が自分達の近くに潜んでいたことに恐怖を感じ、クレアはあの時何故自分は勝てたのか思い返すが記憶に靄がかかり、思い出せないことに驚愕する。


元十傑 第6位 ジョン・ドゥ あの時彼の実力を見抜いていたマリアも予想を遥かに超える実力に恐怖を感じる、勇者と教授に今の彼を倒せるのか? いや決勝戦で彼と戦う際勝てるだろうかと対策を練り始める。

 

 同じような目にあわされた事のある勇者にそれを行った教授であるが、彼らは戦う時それぞれの感情を思いをぶつけて戦う戦士だが、ニノは淡々と仕事の流れをこなす様に狩ったのだ。


 もはや戦いですらなかった。


 恐怖の狩人 ニノ ゲルマニアが表舞台から彼を遠ざけた真意をアリアはやっと理解し、ゲルマニアとの戦の際、今のジェロニモ、いや より凄惨な方法で自分が狩られる姿を幻視してしまった。


「あいつと戦う理由が増えたな。」教授は静かにつぶやき。


「決勝で首を洗って待っていろ!」海賊王しんゆうは友の仇を討つため怒りに燃えた。


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