影が薄いってレベルじゃない。
東帝国サイド
アデーレの旧姓
アデーレ・マッケンジー
ヴァルキュリア帝国の場合
女将 「よかったのかい? あの子の情報を旦那さんに流して…変に誤解されるよ。」
戦女神「えー?だって優勝候補が七英雄だけじゃ話題性に欠くでしょう?アデーレさん。」
女将「家の姪ッ子の婿候補何だから、あたしが後でドヤされんだよ。」
宰相「諜報、間諜で彼の右に出るものはいませんし表舞台に出るメリットもありません。本当に出場するのですか?」
将軍「こういった観客が見る中、正々堂々戦うのは不利では?」
女将「いや そうとも言えないんだよ。 あの子、一人でドラゴンを生け捕りにしろとか巨大蜂の巣を破壊することなく、毒も使わず回収しろとか制限を掛けられても奇抜な発想で狩ってきちまうんだよ。
ルールの裏をかきまくるんだからそんなのハンデにならないねぇ。」
宰相「なら大丈夫でしょう 所でまさか陛下も出場なさる御積りで?」
戦女神「え~っと駄目? ユイファン?」
将軍「名誉も富も不要!求めるのは強者のみ! 陛下の気持ちお察します。」
令嬢「そういえばアリアさんは前回の優勝者でしたから予選も免除でしたわね。今年は如何します?」
将軍「勿論出場する。 陛下とも戦いたいし、教授とも公然と戦える。 だからユイファン許可を。」
戦女神「アリア~(喜)」
宰相「・・・各国の戦力を測るいい見本市にはなるでしょうし、政務も珍しくたまっていませんしね いいでしょう 許可します。」
錬金「わーい ミーナ お弁当用意して応援に行きます~。」
令嬢「あらミーナは出ませんの? ガリアの御友人も参加するかも知れませんのに?」
錬金「研究者が本職ですからークレアちゃんかマリアちゃんと応援します~」
女将「その二人 出場者じゃないかい?」
錬金「アリアさんとカグヤさんには劣りますから直ぐに観客席で応援することになります~。」
女将「…あんた結構ドライだね(^^ゞ」
駆除屋「ホントだねー お兄さんもびっくり。」
戦女神「あはは ちょっと同乗しちゃうかも。」
令嬢 「他の出場選手が哀れに思えてきます。」
将軍 「ふふふ 今から腕が鳴ります。」
宰相 「まだ一カ月先ですよ。」
一同 「「「「「「「…………?」」」」」」
コンコン
「失礼します。 お茶をお持ちしました。」
戦女神「あ 有難う。 あ あれ?一つ多いんじゃない? 私ら6人分なのに7つあるよ? まさか自分用?」
「え? 確かに7人いた筈なんですが?」
もう一度席と人数を確認し、さっきと一人人数が足りないと気付き、一同が余ったカップに視線を戻すと空になったティーカップがそこにあった。
女将「やられたね~コリャ 何時から入ってたんだか?」
錬金「ジョン君 もう行ってしまったんですかー」
将軍「恐ろしい奴だな」
令嬢「私は、この暑いお茶を音を誰にも気付かれず一気に飲み干したのに驚きですわ。」
宰相「家の諜報部に欲しい人材ですね。」
戦女神「ふふふ アキラさん以外で初めて滾ってきました。大会が待ち遠しいですね。」
ヴァルキュリア帝国 カグヤ アリア出場 ルーシ連邦 ゴウタロウ 出場
駆除屋「(御馳走様~♪)」




