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(旧)異世界攻略のススメ   作者: 渡久地 耕助
第4章 “勇者” 山本 修
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勇者の攻略法 終戦とその後

なんかスランプ・・・

でも頑張ります!!


おさらい 悪魔、魔女、異端者=クルトの民

 「はいっ! 前回悪役全開の教授 アキラデーっす もう展開早すぎ、空間移動攻撃強すぎとかね!


 もう勇者を達磨にし、仲間を逃がさず、ロリを泣かすわ 叩かれまくり、世界大戦を終結したのに、勇者に悲鳴以外しゃべらす機会も与えず、ハメ殺しにした教授です。」


「誰に向かって喋ってるんや?」


「タナカ・・ 主様は偶に発作でああなるのです うぅ(泣)」


ナミとヨッシーが俺の心を引き裂く掛けあいをしていますが説明しよう!


勇者一行は生きている!!


 まぁ 鈴木氏、かぐや、達磨ゆうしゃに本気で殺しにかかる俺であるが、それぐらいで掛からないと俺が死ぬ相手なんですから当然ですし? 実際鈴木氏とかぐやの時も死にかけましたからねぇ~。


 話を戻そう。


 あの時、ロリっ娘を泣かしてしまい内心焦った俺は転移魔法 (空間移動版)で彼女を黄泉の入口の神殿に転移させ、達磨、魔女、聖女、使い魔の死体も同様に転移させ、待機していた人形師のヨッシーこと佐藤義嗣に勇者の治療を死なない程度にさせた。


 因みにこの人形師は本人ではない。


 俺以外知られていないが、人の形をしたものを作り上げ、命を与え操作する能力で自分の端末アバターを作り出す能力を彼は会得している。

 本体はどこに居るのかは知らないが、今もこの世界のどこかで人形じぶんのこどもを作っているのだ。


 彼と会ったのは未だ俺たちが無名だった頃に、端末人形の彼と遭遇、異世界人だったと気付き、意気投合?して現在にいたる。


 ナミやかぐやの件で血の涙を流して(人形だが、殆ど人間の為)俺を憎んだがまぁ今はいい。


 閑話休題


 今回、俺の仕事は世間が落ち着くまで勇者一行を無力化するのが俺の目的だ。


 殺さなくても無力化、ロマリアに勇者がいる以上、反撃の芽は摘むべきなのだが勇者はこのヨーロッパ、暗黒大陸でかなりの人気を誇る。PTに獣人とクルトの民の魔女を入れてる時点で彼らの反感を買うハメになるんだからまぁ世間的には殺していないし、世間にも彼らの無事は伝えてある。


 最後まで徹底抗戦を考えていた法王に聖剣を握ったままの勇者の両腕を突きつけ戦意を喪失させた。


 まぁロマリアの王女様(捕えたテレサの姉らしい)が蒼白になりながらも勇者一行の安否を震える声で訊ねてきた(勇気あるねー先生関心)ので王女様と勇者一行の身柄をガリアに預け、終戦と此方の条件に同意するなら彼らと王女、ロマリア国にはこれ以上関与しないと応え、王も法王も項垂れながらこれに同意した。


 で、現在黄泉の入口の神殿内でヨッシー、俺、ナミ、勇者一向、ロマリア王女ヴィクトリアが対面中である。


 「姉さま!」


 「テレサ!」

 

 感動の姉妹の再会ですねー互いの無事を確認し勇者はヨッシーの手術で切断した四肢を繋ぎ直した。


 まぁ切断面を綺麗に斬り飛ばしたんだし、源呼吸や治癒魔術でも繋げられるのだがヨッシーにまかした方が完全に治療できるし、後で勇者の四肢の型を取りたいと言ってきたので、彼に任したのだ。


「皆集まったところで、この戦いの事と今後の話をしようか。」


 俺の声に意識を傾ける一同。


「まず今回今まで放置してきたロマリアと勇者オマエと戦うことになったのかというと、新大陸の発見と暗黒大陸の開拓を遅らせ大規模な世界大戦を防ぐため、お前ら勇者一行と王女さんをロマリアから助け出す為だ。」


「「「「はぁ!?」」」」」


流石に困惑するか、特に勇者は達磨、ミーアはトラウマ、ロマリアは領土が半減(もともとガリア領だが)したのだ驚くのも無理は無い。


「シュウ君 君は確かに勇者だ。 その心も強さも人々に生きる勇気を与えるカリスマもどれをとってもだ。 だが君はやり過ぎた、過ぎた力と民衆の支持率は十字教と国王にとっては面白くない存在へとなったのだ。

 不正を但し、迫害を無くそうと 魔女と獣人かのじょたちを自分の庇護化に置き他の種族とクルトの民も、つまり全ての民の為の救世主へとなっていったんだ。

 そういった救世主の末路は俺達異世界人なら知っているよね?」


 その言葉にヨッシーとシュウ君もハッとなる。


「あのまま行けば、君はロマリアに異端者扱いで処刑される運命にあった。 もし君が無事でも君たちの仲間はどうなっていただろうねぇ?」


 唯でさえ仲間に爆弾を抱えているんだ。本当に危なかったんだ。


「ま 本気で君を殺しに掛かった俺が言うのも何だが君には耐えられたかな?今まで助けてきた人たちに裏切られて殺されるという結末を?」


「そ そんな! 皆が僕を裏切るなんて!」


「じゃあ 何故今回の戦いに君達が駆り出された? 君たちが現れなければ俺は最後まで前線に出てこなかったんだが? なぜ危険な暗黒大陸の開拓に君を駆り出す? 君の実力で今まで切り抜けてきたがどれも死地に送るような任務ばかりなのは気の所為か?」


「うっ・・・・」


まぁこの純粋な勇者も薄々勘付いていたのだろう。


 よく見ればテレサも罰の悪い表情だ。彼女の場合は姉を法王に人質に取られ、勇者の行動を監視するために就けられたのだから当然か。


「まぁ君は正しい人間だ だから知っていてほしい。

世の中君を肯定する人間ばかりではないし正しいだけでは人は救えないことを、そう思って態々君たちを保護したんだし。 」


「これからはガリアの庇護化に置かれるから君たちの身の安全は保障する、仕事も斡旋するし世界も平和にはなったが完全に落ち着くまでシュウ君とミーアちゃんは王立士官学校に留学してもらうよ。 アナスタシアさんは精霊信仰の歴史と精霊魔法の講師と僕の助手をお願いしますよ。・・・ナミの事も知りたいでしょう?」


「やっぱり私の使い魔を屠ったのはこの神殿の主かい? トンデモナイ霊力を持っているね、其れを常時実体化するアンタも規格外だけど・・・」


「努力の結果です。貴女も訓練次第では可能ですよ?」


そういって残りの二人に眼を向ける。


「ヴィクトリア王女とテレサさんは如何します? 学校に籍を空けていますが希望すれば王宮に食客として招きますが教会で働くことも出来ますよ私のお師匠さんとこならロマリアの息も掛かっていませんが?」


「いえ折角の御好意ですがこれを機に士官学校に入学します。 テレサは如何する?」


「私もおねぇ・・・王女様についていきます。」


「ふふ ありがとう テレサ。」


「はぁ~これで俺もアキラも自由に動けるな~ 王女様や勇者も見れたしインスピレーション沸きまくりや! あ アキラは違うか? 自分は大丈夫なん?勇者一行を倒してもうたやん 色々ヤバいやろ? 俺のとこに匿おか?」


ほんとにこの人形バカは・・・そうだよ! 方々から賛否両論だよ!


あの戦いを千里眼で見ていたバカが複数いたらしく俺の魔王ぶりが全世界に発信中だよ!


ガリアでは教授として通じているが、俺の呼称に魔王が新たに加わったよ!


ミーアとシュウはあの時の俺を思い出して震えだしミーアは半泣きだ。


俺だって泣きてーよ!


因みに広めたのはカグヤだ。


「さっすがアキラさん♡ その雄姿を皆に自慢したくて全世界に発信しちゃいました きゃ♡」


「あとその雄姿をみて昂ぶって来たので、また 殺し合い(デート)をしましょうね!

逃げたら 殺します(ゆるしません)。」


世界の平和は守ったが俺の平穏は程遠い・・・・Orz











 

勇者ですが現在17歳です。

あっさりやられましたが七英雄の中でも最強クラスの戦闘力を誇り、本来カグヤでなければ勝てません。

教授の古代技術の応用は次回に説明します。

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