表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
(旧)異世界攻略のススメ   作者: 渡久地 耕助
第3章 “悪魔使い” 佐藤 真理亜
24/64

華麗なる留学生はスパイ!? その9 神眼のクレア

神眼Lv5 感知系スキルの最上位

全てを見通すスキル 

あらゆる攻撃、隠蔽スキルを見破る力。

またその目に映った動き、魔術、スキルを見ただけで十全に修得可能。

魔力を完全に制御(源呼吸の極意を修得)出来なければ修得出来ない。



ガリア王立士官学校 生徒会長 学内最強の称号でもある役職。


 歴代最強の黄金世代が揃う猛者の中、“無敵”と称されるクレアは全てにおいて最高の成績を出すが、敏捷性(AGL)ではアリシアが、技(DEX)ではミーナが、膂力(STR)でジーク、座学(INT)でマリアが・・・・ おまけに運(LUC)ではケントが上回る。


 総合的に優れてはいるが彼女の真の強さは魔力探知能力にある。


 魔力を極限まで抑え込むことで、無駄な魔力消費を抑える事で、魔力の流れを読み取る技術。


 いかなる穏行、隠蔽の能力を持ってしても彼女の探知能力から逃れられる者はいない。


 力や速さも動きが先読みされれば通じない上、魔力の質、量その他で相手の実力、弱点まで読み取りしかも広範囲に渡って探知できるので、勝つことも、逃げ隠れすることもかなわない 故に無敵の称号がつく最強の生徒会長であった。


 

クレアside



開始する前から、出場者全員の位置と聖杯の場所も把握出来ていた。直ぐに聖杯を入手しに向かいたいが、ライバルを減らしてからでないと、横から霞みとられてしまう恐れがある。


 まず他の参加者を減らしていこう。 彼女と戦う為に出来るだけ力は温存しておくべきですし。


 南館にいるフィオナさんが私を千里眼で捕捉し弓と転移魔石を用意しているのをみて、転移魔法による奇襲攻撃が来ると知り、アリシアさんの組の方へと動き、アリシアさんと合流、他愛無い問答で態と隙をみせ彼らの攻撃を誘発。


 転移魔法での奇襲攻撃を仕掛けてくるが先は読みして壁に背を向けて死角を減らして奇襲をかわす。


ジョンさんが持っていた拠点石を解析、そこに転移する魔法も先の転移奇襲攻撃で読み取った。 これで何時でもジョンさんを狩れる。 後はこの二人にライバルを減らしてもらいましょう。


「副会長。一時休戦としませんか?単独では優勝も私を止めることも難しいでしょう?」


彼女も分かっているのだろう、ジークさんの脱落したいま奇襲でも掛けない限り、塗料玉を割ることも出来ないのは先の抜刀術を防がれたことで明白だ。


「姫様の為にも引けないと先に行った筈ですが?」


まぁ予想していた返事だ。 なので小声で爆弾を投下する。


「あなたも教授の事を愛してるのに?」


 彼女はその思いは誰にも知られてはいけなかった。自分の最も親しい王女が慕う彼を好きになってはならぬと抑え、この気持ちを墓場まで持っていくつもりだったのだが、クレアの神眼は相手の心情も読み取ることが出来るのだ。


「見当はずれもいいとこですね会長。流石の私も怒りますよ?」


「ふーん?」


表情は変わらないが、神眼は彼女の心の中の動揺が見て取れた。 心が読めるということは相手の思考を誘導することも出来ますが、私も鬼では無いので其れはなし。


その動揺の隙をついて無詠唱でかつ隠蔽スキルを使って私は精霊術で自分のデコイをアリシアに気づかれないように掛け、ステルスも解除させるこれで、千里眼や探知系のスキルではアリシアは私に見え、私はアリシアに見える。


「分かったは。話を戻すけど相互不干渉ということで組まないかってことよ。一位と二位が組んだよううにみせれば相手も手を出しあぐねるでしょう? 其れに私を見張って、時間を潰せれば私と貴方の優勝は無くなるけど教授の結婚を防げるでしょ?」


私よりアリシアの方が素早いので、逃げきることはできないし、聖杯を見つけたら先に取られる。

二人で組んでいれば敵も警戒して襲ってこないし、このまま残りの三組の潰し合いのなで聖杯捜索に集中できるなら確かにメリットも大きい。


「・・・分かった一時休戦としよう。」


「じゃあ聖杯を探す間、教授の昔話でもしましょ。」


それからしばらくしてジョンが周囲を警戒しながら時計塔に、マリア・クリスタ組がトラップに悪戦苦闘し始め、私たちは情報を手に入れたであろう狩り組が時計塔に向かうのを確認し、私は作戦を決行する。


転移魔法で、アリシアを置き去りにし、ジョンさんにさっきの意趣返しで奇襲を掛ける。


一緒に居たフィオナさんを此方に向かっているミーナさんのいる西館に転移させて足止めさせる。


 アリシアさんに掛かっていたスキルを解き、急いで聖杯に向かう。


足の速いアリシアさんは私に追いつけず、ミーナさんの足止めにフィオナさんを転移、時計塔の罠も私の前では、会ってないようなもの、全て素通りする。


 そして、七英雄。あの内戦の時に居たであろう唯一人、素顔を知られてない七英雄“悪魔使い”がいる。

 

 彼女の真意とその能力此処で見極めることがこのゲームに参加した最大の目的!!


 


 


 














・・・でも副賞のアキラさんは誰にも渡しません!!


クレアも実力を隠していました。


次回 七英雄&王女VSクレア


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ