表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
(旧)異世界攻略のススメ   作者: 渡久地 耕助
第3章 “悪魔使い” 佐藤 真理亜
23/64

華麗なる留学生はスパイ!? その8 考察と会長の実力

留学生ミーナにより、転移魔石、拠点石とガリアの破魔石、魔光石の輸入が小規模ながら行われています。

ー時計塔3F-


始め、西館3Fからスタートしたマリア・クリスタ組はマリアの提案で開始と同時に、源呼吸を用いて気配をかぎに泣く押し殺し、ステルスを掛けたうえで、下位精霊を召喚して、情報収集をしながら西館から時計塔へ向かった。


「南館から本館の東館に通じる廊下付近へと狙撃を行うなんて確実に弓矢の射程距離を超えています。2キロ以上離れているのに、良くあんな正確な狙撃を行えましたね。 其れに、ジョンさんがまだ開始早々にパートナもあんな場所に潜んでいたのでしょうか?」


 クリスタが精霊を通して得た先ほどの戦闘情報で疑問を口にする。


 開始10分もしないのに、パートナーから離れて、南館から、遠く離れた本館にピンポイントで潜む事も移動することも難しい。 其れに初めから潜んでいたのなら死角である頭上からの攻撃で4人とも脱落させることが出来る。 


「帝国が使う転移魔法を応用した移動攻撃か追尾性のある宝剣を矢に換えて飛ばしたか、前者なら相棒の奇襲攻撃の矛盾も解決します。」


「え?」


 弓矢の有効射程距離は通常の弓で100m 強弓で200m 届かせるだけなら300~600m高さ、追い風、弓矢の強化を含めても1キロが限界。


 だが転移魔法なら、2キロの射程距離はゼロになる。


用意するのは転移魔石3つ 拠点石2つ 弓二組


拠点のない転移魔石は移動する方向に向かって短距離だが瞬間移動する効果がある。


転移魔石無印と拠点石Aをまずはジョンが発射!同時にステルス発動


少し遅れてフィオナが転移魔石A、拠点石Bと散弾状の魔法弾を仕込んだ弓矢を発射。同時にジョンが転移魔石Bを発動! 飛んでいく拠点石Bに追う形で週刊移動。


窓を貫通し拠点石A、ほぼ時間差無しで拠点石Aに向かってきた転移魔石Aにより飛んできた散弾魔法が4人を襲撃。その散弾の中に拠点石Bが本館1F廊下に到着 この時、弾かれた拠点石Bが天井に突き刺さり、其れに転移魔石で追従したステルス状態のジョンが天井に張り付く。


そのまま奇襲攻撃へ


「とこういったトリックですね。これなら射程距離、ジョンさんの不可解な奇襲攻撃の謎が全て解けます。」


千里眼か、魔力感知の様な索的スキルがあれば、この学校のどこに居ても奇襲が可能なコンボになります。


「だ だったら私たちも彼らの標的にされるんじゃ?」


 確かにクリスタちゃんがいうようにこの学園のどこに居ても危ない凶悪な技ですが対抗策ならあります。


「探知系のスキルを妨害または回避するスキルや穏行を使えばやり過ごせますので、大丈夫です。」


まぁスタート直後だからこそ通用した技ですね。


索的に引っ掛からないようスキルを駆使して移動すれば問題ありません。


それに、彼らの最大の失敗はあの時点で、会長と副会長を仕留めれなかったことでしょうし、あの会長ですから、他のライバルをおびき出す為に態とステルスを掛けずにおびき寄せた節があります。



「狩り組は此れからは逃走と聖杯の捜索に鳴るんじゃない?まだ脱落していなければですが?情報も二人分手に入ったなら無理して残りの強敵達と戦う必要はないからね。」


 他の選手もステルスや妨害魔法、結界などを用いて移動しているが、会長だけ何もスキルを使わずにいるので探知できる。


 魔力反応があればステルスを持ってしても精霊で探知可能だが今のところは引っかかっていないのだが。


 その時、会長の姿がブレて行き成り消えた。


 時計塔1Fから爆音が響き、念話速報が流れた。


 フィオナ 南館にて、ミーナの攻撃により脱落 ミーナ・ケント組に一人分の情報開示。


 ジョン  時計塔前にて、マリアの攻撃により脱落    マリアに三人分の情報開示。


 

「マ マリアちゃん。」 


まずい、思ったより動きが早い、というかさっきまでの会長はデコイ? しかも私やクリスタが見破られない程、強力なレベルで練り上げた物ならLv5!


 しかもミーナはフィオナがジョンと合流する為の転移魔石を持っているだろうし、ジョンは時計塔前で会長にやられた。


 副会長とは別行動だった為、この下に主席が、遅れて三席の組が飛んでくる。


 急いで、聖杯を手に入れなければ。


 それぞれの組のスタート地点を円で結び、その円の中心点、時計塔に聖杯は隠されている筈だが、あの教授だ。


 ヒントなぞ無くとも辿り着く生徒を予期して時計塔にトラップを仕掛けまくっていたのだ。


このトラップが逆に聖杯の在処であると教えているのだが、10階まである時計塔を罠を解除せず残しながら進んでいますがこのままでは追いつかれます。 


急がないと!!

 

現在残り時間 1:25:59 脱落者4名


花見で投稿遅れました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ