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(旧)異世界攻略のススメ   作者: 渡久地 耕助
第2章 “戦乙女” 伊藤 迦具夜
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月夜の逢瀬

昨晩、執筆中にくらあああああっしゅ!!

シイィィィィィィット!!

心が折れる音が聞こえたが、何とか持ち直しました。


今日は健康診断、正直腹がすいて限界です (TOT)


睡眠不足もあいまって構成も雑になりつつあるので、新章に入る前に修正施そうと思います。



 カグヤは少女の顔と女帝の顔を持っている。


人懐っこく、庇護欲を誘う雰囲気をもち、内政や現代知識を活かした農産業、工業を発展させる豊穣神。


実力者、戦いに恋い焦がれ、血肉を沸き立たせる半面、冷徹に戦場の英雄をあのヴァルハラ送る戦女神。

 

 そんな二面性を持つ彼女が同時に同じ人物に恋い焦がれたのである。


 自身を凌駕する可能性をもつ青年。


 手に入れたい、壊したい。愛したい。殺したい。


 彼は私の者だ。だれにも渡さない。


 まずはよく調べないと、知らないと。


 何らかのトリックや小手先の技術、前線に出てくるタイプではない魔術師のスタイルを持つ生産職と

いう情報を覆す。剣術、体術。


 接近戦、中距離戦、遠距離戦、魔術戦、頭脳戦全てにおいて高いレベルを誇る。


 しかし彼が本領を発揮するのは、後衛で指揮を執った時だ。この機会を逃すともう戦えない。

 

 自身や鈴木と同じ、臨界者にして七英雄。この男を前にして後者の顔が表に出てきてしまいその本性を抑えられなくなり帝国の傘下に加える為、捕縛するはずが、鈴木、幹部との戦いを見て自制心が消え、手加減なしの一騎打ちになり、結果 彼はこの世を去った。


 彼は死してなお倒れ無かった。 相打ちとなったが、彼は死に私は生き残った。


 生き残った者が勝利という理も理解しているが、鉾を交えるよりも共に鉾を揃えたかった。


そう思い自己嫌悪に浸りながらも、表には出さずに帝国の前線基地に降り立った。女帝、英雄の凱旋である。


先の戦いで戦線離脱した2人を除いた残りの幹部と前線基地内の兵士達が私を褒め称えるが内心彼女達に胸を張れなかった。


 今日は夜も遅いので軽く祝杯をあげて寝室に向かう明日から本格的なガリア攻略作戦が始まるだろう。


 七英雄の鈴木は暫く戦線復帰は叶わないが帝国幹部会と前線基地内には大隊の規模の兵士がいる。


 直ぐには落とせないだろうが、英雄亡きガリアに勝機は無い。 連合国に先を越される前に攻め込む。


 そして寝室の扉を開け、鎧を外して、武器を立てかけたところで背後から二度と訊くことの叶わない筈の声が聞こえた。


「こんばんわ? カグヤさん。」


振り向くと鷹の目、鷲鼻のガリアの英雄が不敵に笑っていた。


反射的に、全身に強化を掛け襲い掛かるが、先ほどとは別人の様な速さで腕を決められ、口を塞がれる。


何故生きている? 何故ここに居る? その強さは何だ?


というかあまり密着しないで欲しい。先ほど最高の殺し合いをして一気にハイになった後、直ぐダウンしていたのに、また滾ってくる。


 知ってか知らずか彼は私の耳に息がかかるように耳打ちし出す。


アッ 耳元にいきがぁ/// というかこの体制のままで話すの!?


「まず 何故生きているかだが、人間は心肺停止していても、数分の間は脳細胞が死滅するまで死亡しないから、その若干のタイムラグを利用し、仮死状態のまま、君をやり過ごしてから相棒に蘇生してもらった。」


 そういうと、私の目の前に黒髪のメイドが虚空から現れた。 抑えているがかなりの魔力量を秘めている。 上位精霊? いや彼女は半ば神の領域に踏み込んでいる力を感じる。


「彼女こそ俺が黄泉の入口の攻略者を証明する存在、死と再生を司る闇の精霊姫だ。差し詰め俺は死神の契約者といったところだ。

それと黄泉の入口に比べたら、この寝室に忍び込むことは訳ないぞ?」


あとで警備の見直しね。 警備担当の罰はどうしてくれよう?


「そして、最後の疑問だろう俺の実力だがそうだなー 死の淵から蘇ったから、パワーアップしたんじゃないか? よくある物語の主人公みたいに?」


 そう言っておどけてっ見せる。


 あの死合いの中あそこで手を抜く男ではない。あの時確かに彰と確かに通じ合ったからこそわかる。


 「まぁ 続きはベッドの中で。」


 そうして優しく唇に触れるような接吻をしてきた。


 羞恥と屈辱は無い。


 ただ歓喜と期待で体は内震え、気が高まりすぎて服の下は大洪水になっている。


 気が付いたら自分から彼を求め、激しく舌をからめ合い、求めあったていた。


 戦場で愛し合った仲(殺し合った仲)だ。


 数時間前の 逢瀬(くどいが決闘)を思い出し背筋がぞくぞくする。


 寝室のテラスからさす月明かりの元、今度は部隊が戦場からベッドの上に変わり、長き一日の終わりを締めくくる最後の闘いが行われた。


 



 

 

 

 






































 翌朝、目が覚めると彼の姿は無く、寝室を出ると兵たちはみな気を失っていた。


 外傷がないところ、あて身か、何らかのスキルもしくは催眠術だろうか?


 そして、 最後の手土産と言わんばかりに、砦内の武器庫が全てへし折られて、食糧庫が全て空っぽにされ、帝国へと通じる道路に巨大なクレーターが出来ていた。


 補給路の陸路を塞ぎ、場内の武器、食糧を奪う破壊工作を行って逃走。


 程無くしてガリアの英雄“教授”が死の淵から蘇り、砦に破壊工作を仕掛けていたことが判明。


 いくつか、彼だと思わせる証拠がというか書置きがあったことには笑ったが。


 

 これではガリアへの軍隊を率いての遠征は暫く延期されるだろう。


 軍の再編成もある。全くやってくれる。


 ただ、次は負けない。


 


 さて、果たし状と恋文どちらから送ろうか?


 













 









 後に、歴史に残る戦いと、決して語られことのない戦い(情事w)が終結した。


難産です。

二人が発情?したのは戦場の血の匂いにやられ、生存本能が生殖本能を刺激した結果です。


吊り橋効果ではなく戦場効果です


カグヤはいままで身の危険を感じたことはありません。

其れほどまでに人間の常識を超える神業めいた戦闘技術をほゆうしているからです。


カグヤとの再戦の機会をいくつか予定しています。


その時に彼女の本当の強さが分かります。


アキラの急激なパワーアップは、残った幻想剣を全て自分の魔力に還元したドーピング、ブーストです。

蘇生してから、アイテムボックスから全て取り出し、魔力ブーストで城まで飛んでいき、ステルスで忍び込みました。

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