教授VS帝国幹部
また、ガチバトル
しかも行きつく間もない接近戦
私の文才ではここらが限界です。
精進あるのみ。
コピー剣の物理型の特性公開!
「はぁぁぁ!!!」
裂帛の気合と共にクレイモアで先手をとり襲い掛かってくる。 普段ならよけるまでもない一撃だが俺は回避に徹してカウンターの隙を待っている。 アリア自身の肉体強化魔法、武器強化魔法に加えた一撃
に、エレンがアリアの剣に様々な魔法を掛けて、俺の障壁を削ってくる。故にガードはしない。
そして、アリアのプレッシャーが戦闘が始まる前から上がっていたことの原因がカグヤにあると推測した。
魔術を掛けた痕跡が無かったことから俺の洞察眼や、悪魔使いと同じ英雄の固有技能だろう。自軍のステータスを上げる能力だとしたら。 この飛躍的な戦闘力の向上もうなずける。
元々の実力の上に二人分の補助魔法に加え、カリスマ補正 (仮)を加えれば肉弾戦に置いてスズキ並の攻撃力だ。 現に掠っただけでどんどん障壁が削られる。
俺と戦闘の専門職たる2人と技量を比べるべくもないが、これでもモンスター蔓延る遺跡を攻略してきた経験がある。 はるか1000年近く進んだ文明社会の知識がある。
如何に大剣豪といえどそう簡単に敗北するようでは、七英雄の席には加わらない。
距離を取るべく回避に徹し、隙を待つのもいいが、ここで手札を切る。剣を力任せに振りぬき、手放す。
剣が弾き飛ばされ、無手になった俺にアリアがクレイモアを叩きつけてくる。 一瞬でボロボロになった障壁が突破されていくが、すんでの所で、物質型コピー剣を手元に出す。 出現させるのは攻撃力の高いドラゴンキラーではなく、頑丈で且つ達人達の技術がしみ込んだ武骨なバスターソード。
物理型は材料を用意すれば完全な再現が可能なうえ、その武具に宿る持ち主たちの戦闘技術を読みとり俺に継承することができる。
行き成り現れた剣が現れた瞬間、空気が張り詰める。
あの高速射出、透明化、爆発自在な剣が出てきたと思ったのだろう。そのまま勘違いしていれば有利に進めたのだが、そうは問屋が卸さなかった。
「アリア! その剣は例のものとは違って魔法剣ではありません。唯の業物です。」
おのれ!エレンまたお前か!!そういえば宮廷魔術師だったな、なら宝剣や魔法剣の鑑定眼もお手の物だろう。
だが唯の業物? ふふふ いかな勇者や歴戦の戦士も最初から伝説の武器を持っていたわけではない!
人に歴史があるように、モノにも歴史がある今まで個の業物を握ってきた達人達の技量が込められた業物だ、その凄さをとくとみよ!!
アリア side
先手を取りバランスを崩し、必殺の一撃で仕留める!
Q生けどりの事を忘れていません?
A殺す気で掛かってようやく相手になる。 私に慢心などない!
とにかく振りおろし、突き、右薙ぎ払い、振りおろしと烈火のごと責める。 それをことごとくバック
ステップでアキラは交わしていく、そして大ぶりの真一文字にクレイモアをふるうが頭上を飛び越え背後を取られた。
直ぐに振り替えると、アキラは刺突の構えで突進してきていた。咄嗟に左へ半身をずらして回避した瞬間、突きが横薙ぎに変わりクレイモアを弾き飛ばされ、私の横腹に襲い掛かるがすんでのところで
回避する鎧が削れたが、ダメージは無い。息つく暇もなく再度、突進を掛けてくる。
今度は、正面を直ぐに向いていた分、対応できる、左に回避しカウンt・・・
回避行動中に行き成り動きが止まった。 不味い!!
その勢いを殺さず体を捻り後ろ回し蹴りを打ち込んできた。 咄嗟に、左膝をあげてでガードするが吹き飛ばされ、地面に両足で踏ん張りブレーキを掛ける。
また突進強引に先手を取ってきた右腕と右足を同時に着きだす順手による突き!!横に避けては、さっきの薙ぎと蹴りが来るならば突きを放った右腕と同時に出している右足側に屈みこんで、バックを取って反撃をとろうとしたら、手首を返し、私のいる殆ど背後に居る角度にまた突きを入れてきた。
何とかかわしたが、殆ど倒れるこむように打ってきた突きを右足を軸に倒れる勢いを利用しての左回し蹴りを放たれた!
やられた!!と体がこう着した瞬間、エレンが放った幾つもの魔法弾がアキラに襲い掛かり、蹴りは不発になり、アキラはたたらを踏んで距離をとる。
「アリア!! 剣を!!」
エレンが念力で、私の愛剣を私の手元に、引き寄せる。 その間私打たれた個所に手をあて治癒呪文をかける。
仕切り直しと、アキラに視線を向けるとアキラの空間が歪んだ。
ー不味い!! クレイモアを全力で奴に目がけて、投げつける! 間にあえ!!
side end
業と吹き飛ばされて、距離を取り、幻想剣をスタンバイ。障壁のおかげでダメージはない。この後“戦女神”との戦いが控えている。 これで決める。
四本で十分!!高速射出!!
詠唱する間も、回避の隙も与えん!!
苦し紛れに投げてきた、クレイモアに一本弾か、一緒になって後方に飛ばされたが問題ない。
残りの三本は、そのまま飛んでいき内一本がエレンに、残りの二本がアリアに飛んでいく。
剣を投げた為、技後硬直で動きが止まる。回避は叶わんぞ!?
エレンも口頭詠唱を行っているが間に合わん!!幻想剣を手前で爆発させ、衝撃波で気絶させる。
「爆破!!」
すると爆発する瞬間、転移魔法で二人とも離脱していた。ほっと胸を撫で下ろす半面少々、落胆した。
俺を力ずくで連行すると豪語したからには、もう少し期待していたのだが。
「(主様!!)」
ナミの念話が届いたとき、背後からクレイモアによる魔力で光る斬撃と雷の槍が至近距離から急に飛んできた。
「竜覇斬」「神の雷(Tuono di Zeus)」
障壁が貫かれていくそして俺は放った二人に向けて称賛を贈った。
「見事!!」
障壁で威力を軽減したが、其の斬撃と魔法の槍は確かに俺に届き片膝をつかせた。
彼女達は、予め転移魔石を飴玉の大きさに削り、クレイモアの柄に拠点のと同じ文字を刻み、仮の拠点を作る。 通常の魔石では本拠地に転移するが、転移石は大きさによって飛ぶ飛距離が変わる。
飴玉大の大きさでは本拠地までの転移は出来ないため、その有効圏内の拠点へと転移するのである
あとは、クレイモアを苦し紛れに投擲する場面にもっていき、アキラの背後にテレポ。
合図は幻想剣か、まだ見ぬ大技など相手の決め手を放つ瞬間。口の中で転移魔石をかみ砕き、アリアは今持てる全力の一撃を、エレンは途中まで唱えていた遅延詠唱で神の雷という雷の精霊魔法を放ったのである。
放った後、彼女達は体力、精神力が切れて気を失った。長時間、格上の実力者相手に、対抗しうる補助魔法を全力で放ち、あまつさえ自身の残りの力を振り絞った全力の一撃だ。
それをもってしてもアキラは倒れなかったが。 七英雄でしか突破が叶わぬ障壁を貫き尚且つ血を流させ、膝をつかせたのだ。
気絶した彼女達の顔は誇らしげに笑っていた。
アリア、エレンの大健闘!?
彰の体力の三割を持って行きました。
この状態で彰はカグヤに勝てるのか?




