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再会

作者: 江角 稚

今回は詩です。This is 散文。


それでは、どうぞ。

まさか、ね。

こんな所で、

会うとは思わなかった。


一言二言、三言。

しばらく、って程の長さでもなく。


やがてあいつは友人と、

帰って行った。


私は何故か、

あいつの背中を

見つめていた。


小さくなって、

見えなくなるまで。


何でだろう。

何で、かな。

目を閉じて、

考えてみる。


少し大人っぽくなった、

それでも少しガキっぽい、

あいつの顔が浮かんだ。


あ──、

逆に痛いなぁ。

あいつの優しさが


胸に染み渡っていくようで。


昔は、それだけで

心地好くて、幸せだったのに。


心が満たされて、

穏やかだったのに。


今では、傷に染みる。


優しさが。

笑顔が。


…何で?


忘れたと思っていた

胸の痛み。

再発して、狂わされて気付いた。


あぁ、やっぱり…。

まだ、好きだったんだ。


忘れられなくて。

愛しくて。


うん。

忘れたくない。

忘れるなんて…


そんな、勿体ないこと

出来ないよ。


…しばらくはまだ、

あいつの夢を見るみたい。


幻に惑わされても、

私は想う。


ただ一心に、

あいつのことだけを。

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― 新着の感想 ―
[一言] 僕はとてもわかります 少しブランク(?)あると、会ったときにちょっとどきどきしたり 誰か好きになる苦しみ的なものを感じている主人公は、誰かを好きになる感覚を思い出しているのでしょうか…
2012/01/05 11:33 退会済み
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