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君の心の声が聞こえたのなら。  作者: 伯鳥風助
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もし、君の心の声が聞こえたら僕は何をするだろう。


「チリリリリリ、ガチャ。」僕は夢を見ていた、彼女の夢だ。彼女と言ってもまだ、出会ったことのない多分僕の妄想の中の人。僕はそんな彼女に恋をしている。お恥ずかしながら僕の初恋だ。


今日から僕は高校生。不慣れなネクタイを締め制服に着替える。そして朝ご飯を食べ、家を出る。学校へ向かう途中、桜の木が立っていた。そこに誰かいる。女の子だ。サラサラで長い黒髪、スラっとした身体。僕が見惚れていると気づかれたようで去ってしまった。どこかで見たことあるような。


入学式。

僕は1年2組。見慣れない顔ばかり。周りを見ればもう友達になっている者もいる。焦る僕。すると「君、名前なんて言うの?俺は駿、桐山駿。」うわ、びっくりした。自分から声をかけるなんて勇気あるなぁ。なんかピアス付いてるけどいいのか?まぁいいか。「僕は、水原仁。宜しく。」もうそろそろ入学式が始まる。人生一度きりの高校生活。僕は少し高揚した。

入学式が始まる。入場して席に着く。すると横に見覚えのある人影。ちらっと見るとなんと、あの彼女がいるのだ。動揺を抑えきれない。夢の中でしか会えないと思っていた彼女が今僕の横に座っているのだから。これは夢なのかと頬をつねる。痛い。現実なのだ。こんな漫画のような夢かどうかの判断をしたのは生まれて初めてだ。漫画の主人公のような気分で入学式に臨み、無事入学式が終わった。

あぁ、なんて良い日なんだ。



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