出会いなのだ。
どうもこんにちは、初めましての方は、初めまして天川と申します〜。今回はあの、堕天使の中では、有名中の有名。ルシファー様と一緒に暮らす人間の物語を書きました〜ほのぼのとした物語を書こうと思いますので、是非読んでください。
みんなごきげんよう。
初めましてだな。私の名前はルシファー。性別は女で、背は小学生ぐらい。
みんなは1度聞いた事ある名だろう。
そうだ、私は悪魔なのだが…何故か私は大量に積まれたゴミ袋の上に腕をくみながら埋もれている。
なぜだ!私は最凶の魔王だぞ!?あぁ!追放したやつが憎い!
まぁ、いい、一旦落ち着こう。誰かが来て私を拾ってくれるのを待つんだ。でも…過ぎ行く人間の目が鬱陶しい!拾うなら拾え!私を見るなぁ!
「…人間なんて…」
コツコツ…
「ん?」
ルシファーが見上げるとスーツを着て口をちょっとだけ開けた、ぼさっとした髪にちょっと赤みがかった色をした、男が見ていた。
(な、なんだこの人間は…コイツも私を見捨てるんだろうな)
と思ったのだが、次の瞬間男はルシファーの事をヒョイっと持ち上げて肩に背負った。
(なっ!?もしかして…コイツ私を家に連れてってくれるのか?)
と疑問の中に希望を持ちながら思ったのだが、
連れてかれたのは交番だった。
バァン!
「お前ふざけんな!今のパターンは普通家に連れてくだろ?!」
「この子実は…」
「話を聞け!」
ちゃくちゃくと警官に話をする男を何とか引き止めた。
「お前交番はないだろ!?」
ルシファーが男に怒鳴った。
「いや、だって幼女がゴミに紛れてたら普通交番に連れてくでしょ?」
と、質問する。
「いやいや、確かにそうだが今の感じは普通は家に連れてくパターンだろ?!」
暗闇の中に怒鳴り声が響き渡る。
「うぅ、怒鳴ないでよ…」
男が両耳を手で塞いだ。
「と に か く!私をお前ん家に連れて行け!」
ルシファーがニっと笑って言う
「…やっぱ交番に…」
「待て待て待てぇい!」
また引き止める
「で、ともかく僕の家に行きたいんですね?」
歩きながら男が言う。
「そうだ。こんなの美女が家に来るのだぞ?もっと喜べ!」
ルシファーが目を輝かせ親指で自分の事を指す。
「いや、喜ぶどころか普通に犯罪者になった気分だよ…」
肩を下ろしながら男は言う。
「なんでだ!?」
ルシファーが驚いた顔して質問した。
「いやだって、なんか知らないけどあんた他人の『子供』だし…法律がちょっと…」
男がそんなことを言ってると、ルシファーがちょっと怒った表情をしていた。
「この私を…子供だってぇ?!」
ルシファーが怒り顔で怒鳴った
「お前は目が腐ってんのか?!私はこう見えて25だぞ?!」
怒鳴りながら言う
「えっ…?25なの?」
男が困惑した感じで言った。
「だってさ、普通漫画だと、200とか300歳ぐらいじゃないの?悪魔って?」
男が質問気味で言う。
「はぁ?!私が200だの150?!そんなババァなわけないだろうが戯け!そもそもそれは、漫画の世界の話だろ?!ここは現実世界だっ!」
「すまんすまん、ほら僕家に着いたよ。」
「おお!」
その男の家はかなりでかくて、門が着いているマンションだった。
「こ、こんなデカイ所に住んでいるのか…」
ルシファーがデカイマンションを眺めて目をぱちくりさせていた。
「そうだよ。そうだ、名前を言うのを忘れてたな、僕の名前は、柊 花よろしく。君の名前は?」
ルシファーの方を見て言う
「よくぞ聞いた!私の名前はルシファー最凶の悪魔だ!よろしくな!花!」
ルシファーは花の方へ手を伸ばし握手を求め言った
「あぁ、よろしく」
2人は、握手をして部屋に向かった。
「ところで花、お前何歳なんだ?」
「僕はハタチですよ。」
「なるほど…つまり私よりも若いから、私の方が上か。よし、今日から花お前は、私の事をルシファー様と呼べ!」
と、親指で自分の事を指し言った
「ハイハイ、了解です。ルシファー様」
数年後
床に落ちてる漫画や、ゴミを拾い上げている花の姿があった。
「ちょっとルシファー様。あなたも片付けてくださいよ。」
花が呆れた顔をルシファーを見る
「ん〜?」
と、メガネを掛けた緑の髪で、ショートの女の子が花の方を見つめて、片方の手で頭を支えて寝っ転がっている。しかも服に『ダルい』と書いた服を着ている。
「いや〜、ちょっとめんどくさいかな〜」
と、フワフワした感じで喋る。
「めんどくさいな〜じゃ、ないですよ!あなたが散らかしたんですから…たく…」
花は少し怒鳴って、ため息をつきまた、片付け始めた。
「ふわぁ〜あ、そうだ、花よ、ファンタを買ってくるのだ。喉が乾いたのでな。」
起き上がりあぐらをかいて眠たそうな目をして言った。
「イヤです!しかもこれから僕仕事なんですから!買うなら自分で買ってください!」
部屋の掃除も終わり、仕事に行く準備をする花に向かって「は〜い」と、言い再び寝っ転がった
「じゃ、行ってきますね。」
と、玄関の方で花は廊下側に振り向き、厳しい顔をして言った。
「ちょっと待ってくれ〜」
と、奥の方で、テトテト と、足音を鳴らしてルシファーが走って来た。
「なんですか?仕事帰りにゲーム買ってこいはナシですからね!」
と、先程のように半分怒り気味で言った
「違う、違う〜」
と、手を横にヒラヒラさせ言った
「ん…ちゅ♡」
ルシファーの手が、花の顔に伸びてきたと思ったら、ルシファーは花の顔を自分の顔に寄せて、花の頬にキスをした。
「…へへっ行ってらっしゃい」
と、ルシファーが花に向かって手のひらを見せて横に振った。
「お、おう…行ってきます…」
花は少し驚いたような、キョトンとしたような顔をして玄関の扉を開けて外へ出た
「…フフッ」
花は外へ出たあとキスされた方のほっぺたを摩ると、
微笑んで歩き出した。
(帰りにファンタでも買って行くかな。)
と思う花であった。
その時ルシファーはスフィンクス寝のようなかっこをして、ズーンとした空気になっていた。
(やってしまったぁぁ!恋人とのキスを!)
と思っていた。