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1-4.お魚を捕まえよう

母ウェンディは、美人だ。

彼女が笑うと、多くの人は振り返り 二度見する。

それでいて、女性にも好かれる。


私は、3歳になった。


産休から復帰した母と、口数は少ないが優しい父と3人で暮らしている。


美容院ボエロは、閑散としていた。


 2年前までは・・・。


父イアンは、ハンサムだ。


 普通なら、女性客は 増えるはず!


カットもできる。


 不器用だが・・・。


接客もできる。


 口数が少ないが・・・。


そして お客様は どんどんと、減っていった。


 2年前までは・・・。


そう、2年前、母ウェンディが、復帰したのだ。


通常、生まれたばかりのお子様は 手がかかる。


しかし、そこは 転生者 わたし!


ぐずらないし、夜泣きもしない。

子育てイージーモードだ。


出産後 1年 ウェンデ(はは)ィは 美容師として復帰することができたのだ。


ウェンデ(はは)ィの、動きは 波のよう。


閑散としていた、美容院ボエロに、お客様が戻ってきた。


寄る波、返す波、知らぬうちに、誰もが 彼女に引き寄せられる。



それは、ある晴れた雲一つない日であった。


ザブンザブンという音が聞こえる。


寄せる波が、足元の砂を すぅっとさらっていくのが、気持ち悪くて、なんか、気持ちいい。。


そう、イアン(ちち)が 私をホントの海に連れてきてくれたのだ。


「あれが、お魚だぞっ」


捕まえてぇぇ。


キラキラ目を輝かせる私の前で、イアン(ちち)が 風魔法を使う。


パスッ パシャッ


うっすらと、袋網の形をした風が見えた。


風が、ブサイクな魚を 大量にすくい上げる。


生け捕りぃっ。


下あごは短く、上あごしかないように見える。 このせいで片方しか口が無いように見える小さな魚。


カタクチイワシだ。


「アリ-は 動いている魚が 好きなんだなぁ」


手を 伸ばし キャッと喜ぶ 私を見て イアン(ちち)が ほほ笑む。


私は、歓喜に 震えた。


小麦があればできる。

お醤油も必要だ。

この煮干しで ダシを取って おうどんが食べたい。


ぐぅぅぅぅぅ


「アリ-は おなかが減ったかぁ」


ひょいっと 抱きかかえられる。



==========================



アン(ちち)に 抱っこされ 家路へとつく私は幸せな気分だった。



==========================

辞書を見ずに、サッカー選手のリオネル・メッシさんを

きちんと「晩御飯」と漢字表記できる人は、

高評価を押して次の話へ⇒


この頃は、1000字切っていても平気で投稿していたんですね。いくつか加えても、856字。今では考えられません。

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