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3-24.勇者草を採取せよ 1

「じゃぁ、喜んで もらえたんだね。」


「そうですわね。 アリーのおかげですわ。

 香水も一緒に渡しましたら、嬉しそうにしていましたわ。」


「へぇ。 ハゴイタ 今年は、屋外だったんだ。

 それなら、私も ライレーンと組んで、出たかったな。」


「たしかに、ライレーンとライリューンは、強いかも。

 2人が出てたら、優勝 できたかどうか分かんないね。」


月に1回のライリューンの王都訪問。 今月は、会うことが出来たのだ。 4か月ぶりだよね。


オリンピュアスは、優勝トロフィーや 賞品の香水を 母親に渡すことが出来て上機嫌。 反対に、ライリューンは、少し 浮かない顔をしている。


「ライリューン。 何かあったの?」


「それがね・・・。」




[美容師の娘]  【 3-24.胃痛 】




ライリューンが、嫁いだ先は、ホームカンシ教の キョニン師。


ホームカンシ教団、教祖ケニオンの長男だ。


ちなみに、ライレーンが嫁いだのは、三男ジュニン師の元。 東の辺境だね。


そのジュニンが、胃痛で 悩んでいるらしい。


いや、悩んでいるから 胃痛なのかな?


どうやら、弟との確執があるらしい。 ・・・どっかで聞いたことあるね。 まぁ、フィリップスみたいに、辻斬りなんかしてないみたいだから まだいいけれども。



まとめると、ライリューンのお悩みは、「いい胃薬ないかな?」ってことだね。


「アリーは、頭の中がお花畑だからうらやましい。」


おーい、ライリューン。 頭の中が お花畑は、言い過ぎだと思う。


「うん。 でも、いい胃薬は、欲しいかな?」


そう、そういう時に 役に立つのが、ナカヨシ。


「ってことで、なんか いい胃薬ない?」


ライリューンにとっては、久しぶりのナカヨシ研究室。 ただ、なぜか不思議なことに、良い思い出が あまりないらしい。 ほんと不思議。 まったく全然これっぽっちも 理由が分からない。


「そうじゃな。 勇者草を採ってくれば、ワシが作ってやろう。」


勇者草? なんだっけ? 聞いたことある。


あぁ、片付けの時だ。


昔、研究室の片づけをしたときに、「バニリン」「勇者草」「魔王草」「ヒロパノス」「飛翔兵の糖」とか箱に書いて、書類を分類しながら整理した覚えがある。


「この草は、暖かい場所が良いのじゃ。

 一度、王都でも 育てようとしてみたのじゃがの。

 地下の根も、大きく育つのじゃが、含量が規定値よりも低い。

 どうやら、寒いと 品質に問題があるようなのじゃ。」


ある程度暖かい地域の、山地の湿り気のある林中に自生するナス科の勇者草。 この草、薬用部位である根っこが、伝説の勇者アウクス・フォン・ロトムントの 眼の手術の際に使われたため、勇者ロトムントの根、あるいは、ロトコンと呼ばれているらしい。


「セキアキ教授が、付き添ってくれるじゃろう。

 ワシから 手紙を書いておく。お願いしてみるがよい。」


そう、王立飛翔師学院には、ロトムントの手術をしたハーブケ・シホルト・セキアキ教授がいる。


わたしは、セキアキ教授にお願いして 一緒に採取に行ってもらうことにした。


「じゃぁ、教授。お願いしますね。」


「ほう、噂のナカヨシの秘蔵っ子か。

 こんなに小さいとは、思わなかった。」


失礼だな。 まぁいいや、行くよ。 ライリューン。


「うん。 じゃぁお願いね。 いってらっしゃーい。」


えぇぇぇぇ? ちょ、ライリューンの旦那さんの胃薬だよ? なんで、わたしに任せて、帰ろうとしてるのよ。


「私、こっちに居られるの、1週間だけだもの。

 山に登って採取なんて 無理だよ。

 もう帰らなきゃ ダメなんだよ。」


そっかぁ。 でも、 困った。


ライリューンが居ないと、メンドクサイ仕事を 全部やらなきゃダメだから 大変なのよね。


あっ。 いい方法がある。 オリンピュアスを使おう。


「ねぇ、オリンピュアス。

 山に行くんだけど、マリーを貸してくれない?」


ロレーヌ子爵家のマリー。 王都中央の貴族令嬢。 わたしの同級生。 あのウンチちゃんだ。


「あら、いいですわよ。 マリー、いらっしゃい」


「え? 私ですの?」


そこには、ビックリした顔の マリーが、ぼぉっと立っていた。




=== ===== === ===== ===




うんうん。 立っている者は、親でも使えって言うもんね。




=== ===== === ===== ===

毎朝、胃が痛む人は、高評価を押して次の話へ⇒



蛇足1.大雪


 土曜日から、試験ですよね。


 大学入学共通テストです。


 オミクロン株が流行しているうえに、

 大雪・・・。


 今年の受験生は、ツイてないって思うのか、

 自分より実力が上の人に、勝つチャンスが

 出来たのでラッキーって思うのか。


 その人の持っている実力と、考え方で

 いろいろ変わって来そうです。


 私は、勉強そのものが嫌いですけど。 



蛇足2.ポケモン


 ロサンゼルス市警の警官が、

 ポケモンを捕まえていて、

 強盗事件に出動しなかったそうです。


 任天堂すごいって、素直に思いました。



蛇足3.ゴジラメガムリオン地形区


 日本の海底の地形に、ゴジラってつけたそうです。


 沖ノ鳥島南東約600kmの海底に存在するドーム状の

 高まりだそうです。


 こうなると、この作品は、娯楽じゃなく、文化や文学に

 なりそうです。


 一段格落ちした気になるのですが、どうでしょう?


 あと、メガムリオンって単語はいらないって思いました。

 やるなら、思い切りが必要で、付け足しの単語を入れるなら、

 素直に、沖ノ鳥島南東メガムリオン地形区にしてほしい

 って思います。

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