1-18. 【短話】 イアンー お鍋だよー
前話を書いたあと、ちょっと書いてみたくなった短いお話。
その場の思い付きで、サラッと書いたので、次の日の投稿にしました。
イアンー、今日は、猪の お鍋だよー。
村の人たちに 貰った、お野菜と イノシシのお肉。
ガネッセに 持ってきてもらった 土鍋で、今日は、ぼたん鍋を 食べよう。
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白くて 小さい包丁。
これを 右手に・・・えいっ。
長ねぎの根元を サクッと切る。
そのまま 3cmくらいの大きさで 斜めに 切っていく。
白菜も、3cmくらいの大きさで 切っちゃう。
お鍋に、白菜は 必須アイテムです。
春菊も3cmくらいの 大きさでいっか。
シャクッシャクって 気持ちいい音。
えのきの 石づきも ザクッと落とし、口に パクッと入る程度に ほぐす。
お酒と お湯と 出汁の中に、赤みそ・白みそと お砂糖を ポイっ。
水魔法で 攪拌。
キレイに 溶けたら 絞ったショウガの汁を ドボンっ。
そうしたところで、切り分けた お野菜を入れる。
さすがに イノシシは、イアンと ガネッセに 捌いてきて もらった。
私には、できない。
イアンなら 静養中でも、このくらいは動けるはずっ。
薄切りに してもらった イノシシのお肉を 入れて 沸騰させる。
1回 沸騰させた後は、弱火で コトコト、
お肉に火が通って、中の 赤いところが なくなったら 出来上がり。
まず 食べるのは、野菜から だよね。
トンカツは、キャベツから 食べる。
お鍋も、白菜から食べる。これ常識。
って・・・あぁぁー。
それ 私の お肉っ。
イアンと、ガネッセと、私の お肉戦争が 勃発。
お鍋の 横の大皿には、お肉の山が あるのですよ。
なのに、野菜から なんて言っていると、恐ろしいことに 食いっぱぐれる
ことになっちゃう。
お鍋の中に 私のお肉が ないか 必死で 探索するんだけど、
二人とも 見つけるのが早いっ。
イアン、あなた、手しびれてるって言って、静養 してませんでした?
ガネッセ? お年を 考えて。お肉を 器に 取りすぎじゃないですか?
これ、私が お礼に もらった お肉だよぉ。
泣きそうに なりながら、鍋の底の方から お肉を探し出す。
あった。やっと 口にした イノシシのお肉。
思ってたような 臭みは無く、溶ろけるような 美味。
あ~ん。おいしい。
モグモグ。ぱくぱく。
さすがに イアンも ガネッセも ちょっと ペースが 落ちたので
私も ゆっくり 食べることが できる。
あれ? 5キロ以上 あったはずの お肉・・・おっかしぃなぁ。
完食です。
ぽっこりと おなかが出た ところで、
ごちそうさま。大変 おいしゅうございました。
ガネッセ、後片付け よろしく~。
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あっズルい。女中さんに 片づけさせてる。
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今日の夜は、ぼたん鍋って人は、
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昔、おじいちゃんと ぼたん鍋を食べに行ったのを 思い出しながら
15分で 書きあげました。
まぁ お店なので、作ってないですけどね。