2-109.カジノ革命 17
ディーラーの指が、カードシューを撫でると、フラワーカードが 舞うように飛んでくる。 流れるような動きっ。 やはり彼女は、美しい。 ハンサムな女性ディーラの動きに目を奪われる。
アップカードは『6』。
ボクのカード合計は『15』。 Aの札は、持っていない。
羊皮紙の指示は『S』。 ここは『スタンド』を告げ、ディーラーの『バステッド』を待つのが正解のようだ。 手の平を下に向け、左右に振る。 ボクは、『15』で、ストップだ。
「フッフーン。
ロォナウドの 番だねー。
よーし、行っくぞぉ。」
道化師の甲高い声が、響く。
彼の手札は、『10』と『9』。
いや、行くも何もストップだ。 『19』では、何もする必要はない。 ただ『スタンド』を告げればいいだけだ。
冷めた目で、ピエロのパフォーマンスを見つめる。 スタンドを告げるだけの 簡単な作業なのに、彼は、自分の手札をじぃぃっと眺めて うんうんと唸る。 おせーよ。 さっさと、スタンドしろっ。
じりじりと、焦れるボクが見たのは、さらに40枚の小金貨を積む ピエロの黄色い手袋だ。 よく、手袋をしたまま チップを積んで崩さないものだが、ここで、40枚の小金貨? どういうことだ?
「うん。 ハンバーガー4個分だね。
ロナウドの選択は、『ダブルダウン』だぁ。」
なんと、倍賭けの選択?! 『19』だぞ?
ピエロの無謀な選択には、老紳士も、ため息をつき、首を左右に振った。 ピエロの隣に座る隣の金縁眼鏡は、椅子をちょっと動かし、この男から離れるような動きをする。 仲間だと思われたくないかのように。
それまでの美しいディーラーの動きが、一瞬止まった。 当然だろう。 『19』からの『ヒット』など予想できない。 ましてや『ダブルダウン』なんて・・・。
それでも、彼女の指は、忠実に仕事を果たす。 すっと、カードシューから1枚のフラワーカードを引き抜くと、道化師の前に差し出した。
『ルイジカード』
えっ。まさか・・・。 『ルイジカード』は『2』である。 『19』に『2』を足したら・・・『21』。 しかも、『ルイジ』なので倍付け・・・。 なんだ? このピエロ。
赤毛の女性が、ため息をつき、老紳士が、ステッキを握りしめた。 白ズボンの男の足は、貧乏ゆすりを始めている。 皆、道化師の起こした 奇跡が信じられないのだ。
テーブル内が、余韻に包まれる中、ディーラーの伏せ札が開かれる。
『4』
『6』と『4』で、合計は『10』。 さらに、もう1枚のカードが引かれる。
『J』。
ディーラーの合計は『20』。
老紳士の『18』も、ボクの『15』も、白ズボンの『19』も、これには敵わない。 『22』の赤毛と、『24』の金縁眼鏡は、既にバステッドしている。
なんと、ピエロの一人勝ちだ。
小金貨40枚賭けからの『ダブルダウン』。 この倍賭けで、80枚。 そして、『ルイジカード』を使った勝利。 これで、さらに2倍。 240枚の小金貨が、ピエロの手に渡される。 すごいっ。 無謀ともいえるチャレンジで、彼は、160枚の儲けを 出してしまった。
[美容師の娘] 【 2-109.道化の奇術 Clown magic 】
ボクの流れが、なかなか来ない。
バステッドこそ無いものの、ディーラーの手札合計を 上回ることが出来ないのだ。 ここまで、1勝11敗8引き分け。 もちろん 手持ちのチップは、枚数を減らしている。
「忍耐。そして、知性と 知恵だけでは、駄目だよ。
決断も大切だ。 勇気と言い換えてもいい。」
このセット、20回目のゲームが終了した時、老紳士が、次のチップを積みながら、呟いた。
「どういうことですか?」
「君は、いままで、バストをしていない。
堅実で、正しい選択をしている。
しかし、勝利も少ない。
全勝する必要はない。 勝つべき時に、勝つ。
そのためにバストを覚悟して 引くことも大切だ。」
手札合計が『21』を超えてしまう『バスト』。 そう、ボクは今まで、このバステッドを1回もしていない。 勝利が期待できない時には、常にストップ。 羊皮紙に従って、ディーラーがバステッドすることでの 勝利を狙っていた。
「勇者は、討ち死にが多い。
毎回、勇者である必要はないんだ。
勝負所での勇敢さが、勝利のカギなんだよ。」
私に言っているのか、それとも、自分自身に言いきかせているのか。 老紳士は、チップの山を見ながら、いつものように 白いひげを指で撫でて、呟いた。
「ホロッホー。
ロナウドは、勝負しちゃうよ。
今度は、ハンバーガー40個分だ。
勝ぁてるかなぁっ。」
ピエロの陽気な声が、聞こえる。 場には、小金貨400枚分のチップが積まれている。
「あぁ、あれは、勇者ではなく、愚者だ。
真似する必要はない。」
白いスーツの老紳士カネールさんは、赤髪アフロの道化ロナウドに厳しい。 まぁ、真似したいとも思わないし、実際、真似もできないが・・・。
21回目のゲームは、老紳士の独壇場であった。
『A』『A』の札を引いた彼は、即座に指で『Vサイン』を作った。 いや、別に勝利を確信したわけではない。 『スプリット』を示す動作だ。
スプリット・・・。 2枚の同じ札を引いた場合に、そのカードを2つに分けて、2つ場を持っているような、いわば、1人で、2人プレイを出来るわけだ。
次のカードを、受け取る。
『K』。・・・そして『A』。
最初の『A』『K』の『21』は、当然ストップ。 『ベインティウナ』が成立している。
そして、2つ目の『A』『A』。再び、Vの字に分けられる指先。 『スプリット』だ。 配られたのは、『J』。 そして『10』。
3つの『21』。 『ベインティウナ』が並ぶ。
「これが『正しい勇気』と呼ぶものだよ。」
トンっと、黒い眼鏡を叩くと、ボクに向かって笑いかけた。
ボクの手札は、『4』『4』。ディーラーのアップカードは『7』。
うーん。カネールさんと同じように『ペア』が出来ている。 しかし、その数字は『4』。 ちょっと傾ければ『A』に見えないこともないけれども、数字は確かに『4』である。
チラリと、羊皮紙を見る。 自分のカードが『4』のペア。アップカードが『7』の時・・・。 『スプリット』はせずに、『H』・・・ヒット。 何もせずに、もう一枚貰うのが正解になる。 ここで必要なのは、『忍耐』なのか『勇気』なのか・・・。 正しい勇気とは、何なのか・・・。
トントンと、指先でテーブルを叩く。 そう『ヒット』だ。 カードの分割は、しない。 『忍耐』こそが、勝利への道だ。
「ほう。素晴らしい。」
老紳士が呟く。 どうやら、ボクの選択は、カネールさんから見ても、正しかったようだ。
そして、ディーラによって、さっと引き抜かれた次のカード。
『J』。
合計は『18』。 当然、ここでストップである。 ボクは、手を水平に振り、『スタンド』を告げた。
「わー。 これは、ロナウドも、困ったぞぉ。
どうしちゃおっかなぁ。」
道化のカードは、『5』『5』。 これもまた、ペアである。 これは、羊皮紙を見るまでもない。 合計が『10』となるカードで、分割の選択肢は無い。 『スプリット』の選択肢は、間違いである。 自分の合計が『10』で、ディーラーが『7』。 この時、羊皮紙が示す選択肢は『D』。 倍賭け・・・『ダブルダウン』だ。 全く迷う必要もない簡単な選択になる。
「よーし。 『スプリット』だっ。
ロナウドも、行っちゃうぞー。」
あのバカっ。 目を覆いたくなる。 なんで、せっかくの『10』を放棄しようとするか・・・。
ディーラーによって、引き抜かれた次のカードは、『4』。 さらに、もう1枚。 『10』。 1組目の合計は、『19』。 もう一組は、『6』。 そして『J』・・・。 なんと『21』に仕上げてしまった。
『19』と『21』・・・。 道化のロナウドの手札は、どっちもボクの『18』を超えてきた。 正しい勇気とは・・・。 道しるべが無い道を 進む気分になってくる。
ディーラーのアップカードは『7』。 伏せられていたカードが、開く。
『ルイジカード』。
しかし、ディーラーが、『ルイジカード』であっても問題は無い。 チャンスカードではあるが、客が、賭け金の倍額を 取られるわけでは無いからだ。
さて、ディーラーは『7』と『2』で、合計『9』。 さらに1枚が、カードシューから、引き抜かれる。
『9』。
んー。 思わずため息が漏れる。 ディーラーの合計は、『18』。 引き分けだ。 ボクの賭け金は、そのままテーブルに残り、次のゲームに引き継がれる。
カネールさんは、1000枚を超えるチップを手にしている。 そして、ロナウドも、1200枚の配当ということは、800枚の儲け。
うーん・・・。 彼らと、ボクでは、いったい何が違うのだろう。
引き分けが、またひとつ増えてしまった。 1勝11敗9引き分け。 チップに動きは無い。
うーん。 そうだ。 何か飲み物を・・・。 カネールさんが飲んでいる、赤ワインにも興味があるが、ここは、炭酸飲料にしておこう。 軽く手を上げ、カジノスタッフに、コーラ飲料を頼む。 コカの葉と、コーラの実。 そして、ペプシンという酵素を含むこの炭酸飲料は、その性質から、精神を高揚させ、しかも、頭をスッキリさせる。
次のカードが配られる。 ボクの合計は『16』。 ディーラーのアップカードは『9』・・・ ディーラーが強いっ。 勘弁してくれ。 神に祈るような気分で、羊皮紙に目を落とす。 『R』の文字だ。 やってられない。
『サレンダー』(surrender)は、降伏、降参、放棄といった意味を持つ言葉だ。
羊皮紙での、その表記は『R』。
手が悪く、勝ち目がないと判断した場合、賭け金の半額を放棄して、プレイを降りる選択。 ボクは、右手を握り、人差し指を伸ばす。指をテーブルにおいて左から右へスライドさせた。 『サレンダー』の合図だ。 チップの半分を前に出し、顔をゆがめると、老紳士と目が合った。
「ベーシック通りか。
まぁ、負けを認めるのも、勇気だな。」
ボクの選択を優しく見つめる老紳士の手元のカード合計は『6』。 ここでストップさせて、ディーラーのバステッド・・・という結果を彼は、待っているのだ。
アップカードが『9』で、自分の手札合計が『6』であれば、定石では『ヒット』が正解なのだが・・・。
「あぁ、そろそろ、小さな数が、出そうな気がしてね。
ベーシックでは、ヒットだろうが・・・。
どちらにしろ、6は、勝つ可能性の低い数字だ。
私は、今、小さな数が出る予感がする。
ならば、そちらに賭けても良かろう。」
なるほど、どうせ勝つ確率が低い手札ならば、自分の感覚に 身をゆだねるのも方法の1つだ。
「もー。 みんな、決断が、遅いんだからっ。
ロナウド、待つのに飽きちゃったよ。
ルーっ。」
やっと、順番が回って来た、ロナウドが、悩み始める。 おいっ、他の人間に遅いと 言ったやつが、悩んで時間を使うなよ。
「そうだねー。
ここは、勇敢にヒットを選ぶ所かな?」
ロナウドの合計は『17』。 アップカードが『9』で、自分が『17』なら、そこでストップするのがセオリーだ。
「『ヒット』だよ。
おねーさん。 もう一枚、ちょうだいっ。」
あぁ。 またセオリー無視で、こいつが勝っていくのか・・・。
『6』。
「あらららー。 負けちゃった。
まさか、6が来るとは・・・。
足したら『25』だねっ。」
『17』と『6』を足したら、『23』だよっ。 このバカっ。 しかし、このピエロも、負けるんだな。 少し安心した。
そうこうしているうちに、ディーラーが、伏せているカードを開く。
『7』。
『9』と『7』。 合計は『16』。 もちろん、もう1枚のカードが、すぐに引かれる。
『3』。
これで、合計は『19』。 結局、この勝負に勝ったのは、合計が『20』の金縁眼鏡ちゃんだけだった。
「ちっ・・・。」
と、隣で、舌打ちが、聞こえた。 白いスーツの老紳士カネールさんだ。 苦虫を 嚙み潰したような顔をしている。
「どうされました?」
「あの愚者・・・。 ピエロだよ。
どこまで場を乱せば、気が済むんだ。
ディーラーは『バスト』してたよ。
バカが、居なければな・・・。」
ロナウドが『6』を引かなければ、ディーラーの札は、『9』『7』そして『6』・・・。 なるほど『22』でバステッドだ。 仮に、あの時点でストップしていたとすれば、降伏していたボク以外全員が、勝っていたという訳だ。
ふぅ・・・。 つくづく思う。 この2人は、相性が悪い。 道化の奇術は、良い方に働いても、悪い方に働いても、カネールさんの気分を害する。
「いやだねぇ。 負けたからって、舌打ちするなんて。
ほんと、マナーが悪い年寄りは、老害って言うんだよ。」
しかも、ここで、追い打ちが、かかる。 ロナウドの舌の矛先が、カネールさんに向かったのだ。
「何だとっ。 この愚者がっ。」
ステッキを振り上げ、勢いよくカーネルさんが、立ち上がる。 ボクは、あわてて、ワイングラスと、自分のコップを押さえた。 揺れるテーブルの上で、カーネルさんのワインと、ボクのコーラが、こぼれそうになったのだ。
「なんだい。 いきり立っちゃって。
このロナウド・マックフライと、やろうってのかい?
生意気な態度をとるなら、年寄り相手でも容赦はしない。
ドトーンホリに、放り込んじゃうよっ。」
ドトーンホリは、古い時代に、ナリヤスイ・ドトーントル・ネコという武器商人が、私財を投じて掘った、王都南地域中心部の水路、ドウトンホリ川のことだ。 この川は、ヴェスボールチームの優勝時に、ファンが 飛び込むことでも、よく知られている。 その夜、ここに飛び込んだ 経験者の話では、飛び込んだ後、散々騒いだ後、真夜中に 寄り合い馬車に乗ろうとしても、その濡れネズミのような恰好と、悪臭を理由に、すべての馬車に乗車を断られ、十数キロの道のりを、家まで 歩いて帰る羽目になったらしい。
うん。 脅し文句としては、なかなかユニークなものだ。 ピエロらしい言い回しだと思う。
「何を言っておる。この馬鹿がっ。
暴力に、すぐ訴えようとする愚か者の典型じゃ。」
「なんだい? おじけづいちゃったかな?
このっ。 チ キ ン っ。」
「ち・・・チキンじゃとっ。」
『チキン』は、『腰抜け』を意味するスラングだ。 恐怖を感じたとき、ヒトの皮膚は、鳥肌がたつ。 この状態が、ニワトリのニワトリの羽根を むしった状態と同様であることや、鳥が周囲に気にして、常にキョロキョロしていることなどから、臆病者の意味を持つようになったと言われている。
バーーーーーンっ。
突然の、打音っ。 カーネルさんが、テーブルをステッキで、打ちつけ叩いたのだ。
「誰にも・・・誰にも、ティキンの悪口は言わせない。」
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妙に発音の良く「チキン」と発声したカーネルさん。
彼の目は、赤く血走っていた。
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名作映画バックトゥザフューチャーの再放送を見たことがある人は、高評価を押して次の話へ⇒
小説の総合評価が上がっていて、びっくりしました。
星をありがとうございます。また、複数の方のブックマーク登録が理由で、総合評価が増えていたのが、嬉しいです。読んでくださる人が増えると、やっぱり書くモチベーションが上がります。どうもありがとうございます。
星も、もちろん欲しいです。けれども、1番は、やっぱりブックマークの数・・・読んでくれる人が、増えることですね。
蛇足1.道化とクラウン
道化師をどう呼ぶかは、というのは難しいですね。
普通に呼ぶなら、クラウンになるでしょうが、
普通の人は、王冠を思い浮かべるでしょう。
クラウンには、のろま、ばか、田舎者といった
意味が含まれます。
クラウンよりも、さらに馬鹿にされる芸をする者。
それがピエロです。
細かい違いはメイクに、涙のマークが付くこと。
涙のマークは馬鹿にされながら、観客を笑わせているが
そこには悲しみを持つといった意味が込められています。
しかし、どうやら、ツツ・ゴー・ヒロミン氏と同卓した、
ロナウド・マックフライの目元には、涙のマークは
なさそうです。
彼は、赤い髪をしており、髪型はアフロ。
顔は、白く塗られており、鼻、そして口の周りは
真っ赤に塗られています。
服装は、赤と白のシマ模様のシャツとズボン。
その上から、半袖で、足丈の短い、黄色いカーゴ
ツナギの服を着ているようです。
あっ。チップを積む時に、手に手袋をしていましたね。
色は、黄色です。
赤くて大きい靴を履いているようです。
大きさは、そうですね・・・
ハンバーガー4個分と言ったところでしょうか?
ロナウドが揉めた、カーネルさんは、どうでしょう。
この方は、紳士っぽいですね。
白い髪。白い眉毛。白いひげに、黒い眼鏡。
スーツの色も白色です。
どうやら、蝶ネクタイをしているように見えます。
左手に持つステッキも独特ですね。
手に持つ部分は、白色。
それ以外の部分が黒色をしています。
ステッキは、堅く重そうですし、これで叩かれた
テーブルが壊れなかったか心配です。
もちろん、アリーが、アンターナッハ商会に頼んで
作ってもらった、テーブルです。
蛇足2.ベッドに潜って・・・
https://ncode.syosetu.com/n6487gq/138/
2-102.カジノ革命 10
そう思って、集中しようとするんだけれども、
ライリューンのブツブツが、まだ聞こえてくる。
ベッドに 潜って 彼とするのは バラ色の世界・・・
うるさーいっ。そんな、縦読み、聞いたことないよっ!
ベットに潜って・・・は、アルカリ土類金属の縦読みです。
『Be』、Mg、Ca、Sr、Ba、Ra
『ベリリウム』、マグネシウム、カルシウム、
ストロンチウム、バリウム、ラジウム
ですね。
さて、10月10日。パキスタンのアブドルカディル
・カーン博士が、死去したそうです。
カーン博士はパキスタンの核開発の中心的存在でした。
また、日本に近いどこかの国に、核技術を供与した
ことも知られています。
ベリリウムを使った、カクヘイキを作るために必要な
工程などについても、供与したとされているそうです。
蛇足3.・・・彼とするのは・・・
ベリリウムは、中性子増倍材としても使われます。
核融合原型炉1基あたり必要なベリリウムは、建設時に
約500トン。安定稼働させるためには、年間100トン
ほどが、必要になるそうです。
色んな意味で、資源としてのベリリウムは、貴重な
レアメタルです。
2016年、世界のベリリウム生産量の9割を米国の企業が
占めています。
さて、国立研究開発法人なんとか機構という所の、六ヶ所村
研究所が、2019年にその画期的な精製法を開発した
そうです。
マイクロ波加熱と化学処理の複合化により、250℃以下の
低温処理で精製工程が少なく、粉塵を生じない湿式工程・・・
・・・うーん。良く分かりません。
ところで、いったい何に使う予定なんでしょう?
蛇足4.・・・バラ色の世界
イスラム革命のあと、ある国の初代大統領を務めた
アボルハサン・バニーサドル氏が、10月9日亡くなった
そうです。
リベラリストや女性の支持を多く集めた大統領だったそう
ですが、聖職者ではなかったため、大統領を追われ、
フランスに亡命。
革命後の世界は、バラ色には、ならなかったようですね。
そんな、ある国にも、カーン博士が、核技術を供与した
と言われています。
蛇足5.王都南地域中心部の水路、ドウトンホリ川
昨日、ヤクルトのマジックが、9となりましたが、
阪神の優勝の可能性もまだあります。
しかし、どこかの堀というか、川に、飛び込むのは
おすすめできません。
帰ろうと思って、タクシーに乗ろうとしても、
断られてしまうからだそうです。
そう。飛び込んだ人は、臭くて、汚いから・・・。