2-107.カジノ革命 15
それにしても、『ツツ・レッツゴー・ヒロミン』は、無いだろう。 ここまで、芸能事務所チャーミーズを運営する、チャーミーさんの 馬車でやって来た。
その馬車の中で、引退後の、芸能界デビューを 持ちかけられたのだ。
「ツツ・ゴー・ヒロミンって、いい名前だよね。
YOU、デビューしなよ。
ツツ・レッツゴー・ヒロミンなんて 名前はどう?」
思わず、吹き出しそうになってしまった。 さすがに、『レッツゴー』は、無い。 まぁ、『人道なき記者団』と呼ばれる ゴシップ報道集団『パパラッチ』に、常に狙われるような 生活は したくない。 ボクには、芸能人は、無理だろう。 丁重に、お断りした。
あぁ、はじめまして。 ボクの名前は、ツツ・ゴー・ヒロミン。 ヨコマハ州 ベイスホエルズに 所属する ヴェスボールプレイヤーだ。
チャーミーさんは、「一緒にカジノを楽しもう」と言ってくれたのだが、さすがに VIPルームで勝負するのは、怖い。 飛び交うチップの 金額の桁が 違うのだ。 あそこは。
よって、VIPルームへのお誘い、こちらも、丁重にお断りして、ボクは、ひとり、ライリューンカジノの前で、降ろしてもらった。 大待宵草の花が咲く 路地を抜け、カジノへと 向かう。
路傍の 黄色い花が、なぜか 目に残った。
[美容師の娘] 【 2-107.基本戦略 Basic Strategy 】
1階の スロット台の列を抜け、階段を上る。 ルーレットの 人込みを抜けると、ポーカー台だ。 お目当てのテーブルは、このポーカー台の向こうにある・・・。
ん?
何やら、甲高い声がする。 かなりの数のスタッフが、こちらに 向かって飛んできた。 いったい、なんの騒ぎだ?
「いや、無理だって。 CO2は、予想できないって。」
「アリー、急に 何言ってるの?」
「注目はしてたけれど、気候物理学が 取ると思わないでしょ?」
「だから、何の話よ。」
「絶対、光格子時計だと 思ったのに・・・。
医学生理学賞の、カプサイシン受容体もそうだけどね。
わざと、予想を 外しに 来ているんじゃないかなぁ。
スウェーデンの 化学アカデミー。
これ、残り平和賞を 当てに行けるかなぁ・・・。
平和賞は、二股をかけてるけど、自信がないわ。」
「ちょっと、アリー落ち着いて。 何の話をしてるの?」
どうやら、小さな子供が、カジノに入り込んできたようだ。 錯乱したような 訳の分からない言葉を発している。
トラブルには、巻き込まれたくない。 私は、目立たぬよう 肩をすくめ、そぉっと 奥のテーブルへと 向かった。
他のテーブル 同様、『ベインティウナ-21』のテーブルも、人で 賑わっていた。
『ベインティウナ-21』は、『21』を超えないように 気を付けながら、手持ちのカードの 合計を『21』に 近づけたほうが勝ち。 というフラワーカードを使った ゲームだ。
半円形のテーブルは、すでに 4人が席についていた。 老紳士、赤毛の女性、白いズボンの男、そして、金縁眼鏡の女。 お互いに 知り合いなのか、飲み物を 飲みながら 談笑している。
ディーラーは、若くハンサムな 女性であった。
ハンサムな女性? 何か文句があるだろうか? ふるまいや 態度が 凛々しく、すくっと 自らの足で立っている。 彼女を ハンサムと呼ぶことに 文句は つけさせない。
『ベインティウナ-21』は、複数組のフラワーカードを使用するが、このライリューンカジノでは、特別に『ルイジカード』と呼ばれる『2』に相当する 特殊カードが組み込まれている。 このカードを使って勝つと、配当が2倍になる。 なんて、素晴らしいサービスだ。
『ルイジカード』入りカードを1組と、普通の52枚カード5組。
それでは、2倍チャンスアップのカード 12枚が入った、『ベインティウナ-21』に チャレンジだっ。
空いた席の ひとつに 腰掛ける。
「お客様、サインは、ご存じですか?」
腰かけた途端、ハンサムな 女性ディーラーが、声を かけてきた。
サインとは、言葉を発する代わりに、意思を伝えるための動作だ。 『ベインティウナ-21』では、ヒット=追加や、スタンド=追加不要など、自分の意向を 手の動きで ディーラーに 伝えることが出来る。
「念のため、確認させて くれないか?」
もちろん、チャーミーさんに教わったので、ボクは、サインを知っている。 だけど、チャーミーさんが、全部 正しいとは、限らない。
間違った サインであった場合、問題が起こるかもしれない と思ったボクは、ディーラーに 確認を お願いした。
******************************
「スタンド」 Stand ~ 追加不要。 そのままで。
ボクは、手の平を 下に向けて、水平にしたまま 左右に振った。
ハンサムな ディーラーは、うなずいた。
「ヒット」 Hit ~ 追加で、もう一枚。
僕は、中指で、コンコンと テーブルを叩いた後、指を、手招きをするような形で 動かした。
美人ディーラーは、少し 首をかしげる。
「どちらかで、結構です。
手招きするか、テーブルを 叩くかです。」
「あぁ、そうか、ありがとう。」
そうか、チャーミーさんは、両方 やって見せてくれたけれど、どちらかで 良かったのか・・・。
「スプリット」 Split ~ 2つに、分割。
配られた 2枚のカードが 同じ数字の場合は、賭けたチップと 同額のチップを さらに追加することで、2枚のカードを分けて、2つの場として、プレイ することが できる。 この場合、1枚ずつに分けたカードに、追加が配らる。 『10点札』(10,J,Q,K)は、全て同じ数字のペアと見なすことが出来る。 また、Aのペアのスプリットでは、スプリットした後、それぞれ1枚ずつしか配られず、ヒットは、できない。 スプリット後に、さらに同じ数字が 配られた場合、重ねて 再度のスプリットが 可能である。
ボクは、最初の賭けチップと同額を、ベッティングボックスの外に置く 仕草をしたのち、二本の指を V字に広げて見せた。 スプリットのサインである。
「ダブルダウン」 Double down ~ 倍賭け
参加者は、最初に配られる 2枚のカードを見てから、賭けたチップを2倍にして、もう1枚だけカードを引くことが出来る。 倍賭け=ダブルダウンだ。 ただし、追加=ヒットは、この1回のみで、さらに ヒットすることは できない。
ボクは、最初の 賭けチップの隣に、同額を置く仕草をし、人差し指で指差した。
「サレンダー」 Surrender ~ 半額放棄で降りる
手が悪く、勝ち目がないと判断した場合、賭け金の半額を放棄して、プレイを降りる選択だ。
手の平を上にして、チップの半分を差し出す仕草をする。
「インシュアランス」 Insurance ~ 保険
ディーラーの表向きのカードが、Aの時に、最初のチップの半額を追加することで、保険をかけることができる。 ディーラーが、引く次のカードが『10点札』で、『21』が完成した場合、保険としてかけた額の2倍の保険金が払い戻される。なお、その他の数字の場合は、かけ金が、没収される。
最初の賭けチップの隣に、最初のチップの半額をベッティングボックスの外に置く仕草をしたのち、人差し指で指差した。
「結構です。すべて問題ございません。
もちろん、発声で 告げていただいても 構いません。
ミニマムは、小金貨1枚からです。
どうぞ、プレイを お楽しみください。」
******************************
ミニマムとは、ミニマムベットのこと。 1回の 最低賭け金を 意味する言葉だ。 このテーブルでは、小金貨1枚分のチップが、最低賭け金となる。
ボクの サインの確認が終わったところで、ディーラーが、その細く美しい指で、カードの シャッフルを始めた。
このゲーム、参加者と カジノとで言えば、4対6程度で、カジノが有利なルールだ。 すなわち、ゲームを行う参加者が、勝利を掴もうと思うならば、忍耐が 必要であることを 意味している。 そう、ヴェスボール競技と同じく、忍耐が 必要なのだ。
カジノスタッフに、水を頼んでいると、隣の老紳士が、声をかけてきた。
「知性と 知恵と 決断のテーブルに ようこそ。」
そう、忍耐だけではない。 このゲームは、知性と知恵と、そして決断力が 試される。
ニヤリと笑った 老紳士に、うなずいた時、ディーラのシャッフルが 終わった。
赤い札が、ボクの 目の前に 差し出される。
「この札を、どこかに 挟んでください。」
これは、参加者の代表に、終了地点を示す赤札を差し込ませる作業だ。 この赤い札が現れた時点のプレイゲームで、そのカードデッキを使ったゲームのワンセットが 終了となる。
ボクが、シャッフルされた カードの ど真ん中に、赤札を差し込むと、美人ディーラは、軽くうなずいた後に、トトンと、カードをカットした。 赤札が、出来るだけ 最後の方へ移動するように・・・。
これで、シャッフルの 公正感を出すための儀式は、終了だ。
52枚カード5組と、特別な1組。 全てのカードが 収められ、ディーラの しなやかな指が、カードシューの ふたを閉じる。
まずは、小金貨1枚分のチップで 様子を見る。 ミニマムベットだ。
右から順番に、カードが配られる。 『ハートのK』。 もちろん、ハートに意味は無い。 大事なのは『K』、『10点札』だと 言うことだ。
悪くない。 1枚目が『10』というのは、幸先がいい。
次に配られたのは、『ダイヤの9』。 合計は『19』になる。
この段階で、全員に、2枚ずつカードが配られている。 この中で、特別な置き方をされたのは、ディーラーの女性の前に置かれた 2枚のカード。
1枚は、表向き。 もう1枚は、裏向き。 1枚だけ、隠されて いるのだ。
表に向いている ディーラーの手札を見て、ディーラの手札の 強さを予想する。 そして、自分のカードと比較して、勝負をするかどうかを決める。 これが、『ベインティウナ-21』の だいご味だ。
老紳士は、『10』『J』。 赤毛は、『7』『8』。 白ズボンは、『8』『8』。 金縁眼鏡は、『5』『3』。
ちなみに、表に向いているディーラーの手札は、『アップカード』と呼ばれる。 また、伏せられている 裏返しのカードは『ホウルカード』と呼ばれる。
ディーラーの『アップカード』は、『7』。
老紳士は、『20』。 『21』の次に強いのが『20』である以上、当然『スタンド』が、選択される。
さて、ボクの手札は『19』。比較的強いカードだ。 もちろん、『21』 を超えるまでは、何枚でもカードを引くことができるが、ここは『スタンド』だ。 もう追加カードは、いらない。 ボクは、手の平を下に向けて、水平にしたまま 左右に振った。
赤毛は、『15』。
自分が、Aを持っていない『15』で、『アップカード』が『7』。 基本戦略では、『ヒット』の選択が、正解となる。 赤毛は、『ベーシック』と呼ばれる『基本戦略』通り、『ヒット』を選んだ。
カードシューから 抜かれ、ひょいっと、投げられたのは、『ルイジカード』。 『2』だ。
思わず、ため息が 漏れる。
これで、赤毛の合計は、『17』。 ベーシックでは、『スタンド』が正解だ。 そして、赤毛も、手の平を下に向けて、水平にしたまま左右に振る。 『スタンド』だ。 ルイジカードを持っているので、ディーラーが、16より小さかった場合や、21を超えてしまった場合は、赤毛は、2倍の配当が 得られる。
白ズボンは、『16』。 彼は『スタンド』を 告げた。
うーん。 自分が『16』で、ディーラーの『アップカード』が『7』の時は、基本戦略では、『ヒット』して、もう1枚貰うのが 得なのだが・・・。
金縁眼鏡の合計は、『8』。 もちろん『ヒット』である。 3枚目のカードは『Q』。 合計は、『18』。 ここで、『スタンド』となる。
ボクたち 5人の行動のターンが 終了すると、裏返されたままの ディーラーの 2枚目のカードが開けられる。
『10』。 ディーラーの合計は、『17』だ。
ディーラーは、合計が『16』以下であった場合は 『17』以上になるまでカードを引き続けなければならない。 そして『17』以上になった段階で、ディーラーは それ以上カードを 引くことはできない。 現在の合計は『17』である。 つまり、これ以上カードを 引くことはできないわけだ。
テーブルのマットに記載されている 『 Dealer Must Draw to 16 and Stand on 17 』 と言う文字が示すように、絶対に 覚えておく必要がある『ベインティウナ-21』というゲームの 大原則である。
老紳士は『20』で勝ち。 私も『19』なので勝ち。 赤毛は『17』・・・残念ながら、同点の場合は 引き分けなので 賭け金は動かない。 彼女の掛け金は、持ち越される。 そして『16』の 白いズボンの男は、負け。 『18』の金縁眼鏡の女は、勝ちとなる。
1回の勝負で、小金貨1枚分のチップを得ることが出来た。 これで、初期投資が、回収できた。 と、言うのも、実は、カジノの1階で 販売されている 『 ~ 基本戦略表 Basic Strategy ~ 』 を 小金貨1枚で 購入しているのだ。
それでは、この表に書かれている『基本戦略』について、説明しよう。
ディーラーは、『16』以下でもう一枚追加、『17』以上がストップ という ルールがあるため、それに対応した『戦略』が生まれた。 『ベーシック』と呼ばれる『基本戦略』である。 統計学的に 最適な行動をとることにより、カジノの優位を、縮小することが 出来るのだ。
プレイヤーのハンド『手札合計』と、ディーラーの 表向きのカード『アップカード』という、公開された情報に基づいて、プレイヤーの 最適な行動を 決定する。
この表によると、ディーラーの手は、アップカードが 2~6の時は弱く、7~10、そして、Aの時は強い。
例えば、自分の手が、Aか8のペアの時は、必ず スプリット=分割する。 4,5,10のペアは、絶対スプリットしない。 その他のペアは、ディーラーが弱いときは、スプリットし、強いときは、行わない。
また、自分の手札が、Aの札を持つ 合計16~18の時や、Aの札を持たない 9で、ディーラーの アップカードが弱いときには、ダブルダウン=倍賭けを行う。 また、Aの札を持たない10 または11 では、ディーラーの アップカードが弱い時に、ダブルダウンを行う。 そして、それ以外ではダブルダウンは、行ってはならない。
まぁ、そういった戦略が、この羊皮紙に 全て記載されているのだ。 これで、小金貨1枚は、かなりのお得だ。 先ほど『16』で『ヒット』しなかった 白ズボンは、おそらく、この表を買っていないのだろう。
次のゲームが、始まった。
ボクの手札は、『10』『ルイジカード』である。 合計は、『12』。 しかも、ルイジカード含みなので、勝てば 2倍の配当だ。
ディーラーの『アップカード』は、『4』。
まぁ、さすがに『12』なら、『ヒット』で、もう1枚カードを もらうべきだろうが・・・ チラリと、羊皮紙に 目を走らせる。
自分の合計が、Aの札を持たない『12』で、ディーラーが、『4』・・・。
そこにあったのは、『S』の文字。
これは、「スタンド」 Stand ~ 追加不要。そのままで。~ を意味する。
=== ===== === ===== ===
本当か? 合計『12』だぞ? もう1枚 もらわなくて いいのか?
疑心暗鬼になりながらも、ボクは、手の平を下に向けて、左右に振りながら『スタンド』を告げた。
=== ===== === ===== ===
今日、鼻から二酸化炭素を吐き出した人は、高評価を押して次の話へ⇒
蛇足1.カジノスタッフ
かなりの数のスタッフが、こちらに向かって飛んできた。
いったい、なんの騒ぎだ?
どうやら、キユカ・タナー・シズミ氏が、暴漢に
連れ去られそうになっていた時、周囲にスタッフの姿が
見えなかった理由は、カジノに子供が入り込んで
騒いでいたためのようです。
ほんと、迷惑ですね。
蛇足2.90歳の受賞
10月5日、ノーベル物理学賞が発表されました。
二酸化炭素などの温室効果ガスが、地球規模の気候変動に
与える影響などを予測した研究ですね。
平和賞は、2007年に、国連が、温暖化気候変動で
取ってるんです。
でも、物理学賞において、気候物理学分野でで、
ノーベル賞の受賞は、聞いたことがありません。
たぶん初めてじゃないでしょうか?
真鍋 淑郎 さんは、90歳。
ノーベル賞を受賞するのに一番大切なのは、
大きな発見をすることではない。
受賞するまで生きていることだ。
というのは、よく言われるジョークです。
同時受賞のクラウス・ハッセルマン氏も89歳。
少し若い、ジョルジョ・パリージ氏も73歳。
ほんと、よくぞ、長生きして受賞してくださった
って感じですね。
蛇足3.「海の鼻水」
温暖化は、海の鼻水を呼びます。
https://ncode.syosetu.com/n6487gq/90/
2-54.砂嵐を呼ぶ「大砂放射掌」 蛇足3.より
蛇足4.息を止める
CO2対策で、息を止めることにした人は、
高評価を押して次の話へ⇒
同じようなネタを、7月16日にも使っていたようです。
直しませんけど・・・。
https://ncode.syosetu.com/n6487gq/108/
2-72.お腹一杯の土曜日 より
蛇足5.赤外線を吸収
https://ncode.syosetu.com/n6487gq/108/
2-72.お腹一杯の土曜日 蛇足4.より
真鍋 淑郎 さんらの研究は、2-72.蛇足4.に
書いている赤外線などの吸収により、どのくらい
地球の温度が上がるかを、仮想のモデルを作り、
計算で数値化しました。
2-72.蛇足4.の、分子振動に伴う電気双極子
モーメントが変化する場合など、原子の振る舞いなどの
複雑な現象に規則性を見いだし、みたいなことを
書いていますが、原子の振る舞いなどの現象に
数式で理論化したのが、同時受賞のジョルジョ・
パリージ氏だとか・・・。
なるほど・・・さっぱり、意味が分かりません。
ぐぅ・・・ZZZzzz
蛇足6.あっ、コレです 平和賞は、2007年に・・・
https://ncode.syosetu.com/n6487gq/119/
2-83.アタリヤショック 5 蛇足2.より
国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が、
8月9日、地球温暖化の科学的根拠をまとめた
作業部会の最新報告書(第6次評価報告書)を公表。
このIPCCが、2007年に平和賞を取っています。
1990年には、「知見は十分とは言えない」と
真鍋さんらの予測は不確実とせざると得なかった
IPCCが、今年の8月に、
人間の影響で温暖化したことは疑う余地は無い
報告しています。
もしかすると、8月のこの報告書が、ノーベル賞
受賞の決定打になったのかもしれません。
そう考えると、この研究が物理学賞をとることを
予想できても、なんら不思議はありません。
あぁ、悔しい。
蛇足7.海水温も高く、
気温が高いので、海水温も高く、
海上を通れば、勢力を増します。
https://ncode.syosetu.com/n6487gq/133/
2-97.カジノ革命 5 蛇足1.台風 より
大気と、海洋の水の循環を示すモデルを統合したのも
真鍋さんたちの研究なんですね。
相互作用で、動く2つを1つに統合して、モデルを
組んだそうです。温暖化だけでなく、長期の天気予報
も、この研究が無ければ、むりだったようですね。
蛇足8.ノーベル賞予想
https://ncode.syosetu.com/n6487gq/140/
2-104.カジノ革命 12 蛇足1.水素燃料 より
https://ncode.syosetu.com/n6487gq/139/
2-103.カジノ革命 11 蛇足3.スズメは害鳥? より
そういえば、10月1日の蛇足でも、
温暖化の原因となる二酸化炭素を・・・って
その、ひとつ前の9月29日の蛇足でも、
二酸化炭素排出量を減少・・・って
書いてありますね。
これを利用して、予想していたと言い張れば、
ノーベル賞予想が、当たったことにできるかも・・・。
いえ、それは、やってはいけません。
https://ncode.syosetu.com/n6487gq/138/
2-102.カジノ革命 10 より
おーすげー Sっくす てくは
Pるのなみ れべるたかっ・・・
O酸素、S硫黄、Seセレン、Teテルル、
Poポロニウム、Lvリバモリウム・・・。
これで、平和賞が、当たった時に、胸を張って予想が当たったって言えなくなります。まぁ、平和賞は、1点読みじゃなくて2点読みの上に自信もないため、胸は、張りにくいんですが・・・
蛇足9.ノーベル賞予想2
https://ncode.syosetu.com/n6487gq/135/
2-99.カジノ革命 7 より
ってか、蛇足じゃなくて、小説本文で、
近年、気象状況が変わってきて ・・・とか
気温も上がってきて ・・・とか
気温が30度を超える日が 続いて・・・とか
9月23日に、書いていましたね。
予想していたと言い張るなら、
蛇足から文章を引っ張るよりも、こちらでした。
最近はね、雨が降るんですよ。 大雨が。
温暖化で起こる大雨とかについても書いていますし・・・。
こう見ると、外したのが、本当に悔しいですね。