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28 星みるお姫様



 双星を主にした双子の魔女。

 兄は優れた魔女だったが、妹は落ちぶれの魔女だった。

 町のものは妹を蔑み、兄を褒めた。

 兄はそんな町のものに憎悪を深め、妹を愛していた。

 兄は妹のため、禁忌である魔力の果実を手に入れた。

 

 その後、兄は禁忌を咎められ、生まれた町を滅ぼし。

 妹は、果実の魔力に飲まれ、その身を怪物へと落とした。


 『キルケーの双子と実』


 簡略にではあるがこれが、この世界の『ふたご座』におけるお噺の概要。



 現代においては、『キルケーの種子』とも例えられる魔力過多症の一つ、その名の由来となったお噺。








 フィリアは優雅に『天蓋ノ運命』のページを捲った。

 

 捲ったと言っても手ではなく、相変わらず魔法に頼った怠惰なめんどくさがり。

 自身の両手には暖かなカップ。確かにお茶をする所作は淑女の手本のようだが、内情を知る分いまいち素直に見惚れることはできない。


 更にフィリアのいる場所は膝の上である。


 フィリアの特等席。フリードの膝の上。

 

 絵にはなるが、素直に受け入れることは、やはりできない。




 フィリアはもうすでに十回は読み返した筈の『天涯ノ運命』を、未だに第一読書にしている。

 今もまた優雅さを演出してはいるが、瞳は嘘をつけずにキラキラと輝いている。


 フィリアの様子を少年のようだと思えるのは前世を知っているからだろうか。



 フィリアはカップに口を付けたが中身が少ない。

 普段ならマリアやミミがそんな気を回す前に動いてくれていたが、今はフリードとの時間を尊重し離れてくれている。


 故にフィリアはあらかじめ宙に浮いていたポットからおかわりを注ぐ。

 それも悲しいかな、慣れた動きだ。


 自身のカップに注いだ後は、フリードの傍に置かれたカップにも意識を向けてみる。

 減っていることに気づき無言でおかわりを注いだ。


 フリードは自身の手元の本から視線を外すことはなかったが、何も言わずフィリアの頭をふわりと撫でた。


 フィリアは柔らかく微笑み、また本に視線を戻した。




 何とも穏やかな雰囲気を持った時間。

 マリアとミミもこの時ばかりは穏やかに微笑みを浮かべていた。



 「フィー!!こんなところに居たのね!お部屋に居ないから探し回ってしまったわ」



 そんな和やかな空気を一瞬にして霧散させたのは長姉リーシャだった。


 彼女は扉が弾けるのではと心配になるほどの勢いで飛び込んできた。

 後ろのミリスとローグの苦笑を見れば、止める間もなかったのだろう事が簡単に想像できた。


 リーシャは部屋に飛び込んでくるなり、そのままの勢いでフィリアを抱きすくめた。


 フィリアは咄嗟の反射神経でカップや本を浮かしリーシャの衝撃をも魔法で和らげた。

 もちろん愛する兄の分も抜かりはない。


 リーシャはフィリアのお腹で寂しげに哀しげに眉を下げていたが、それも瞬く間に惚けるように締まりのない顔になった。



 「おねえさま。どうなさったのですか?」


 「どうもしないわ」


 「・・なにかようじがあったのでは?」


 「最愛の弟と妹に会うのに理由など必要ないわ」


 「・・・」



 さすがはレオンハートの長女。

 全くぶれない。



 「確かに」



 そしてこの兄も大概おかしい。



 「・・しょうがないですねぇ」



 そしてその血筋は確かに末姫にも流れている。


 フィリアは自身のお腹のあたりにあるリーシャの頭を優しく包むように抱き抱えた。


 そこには重すぎる家族愛があるのだが。

 それでもこの美形家族。


 確かに絵になる。

 まるで絵画のような美しさを持った光景だ。



 当然、マリアやミミ。フリードとリーシャの従者たちは感情のない目でそれを見送っている。

 ミリスとローグも若干呆れた感情が瞳に滲んできたあたり、だいぶフィリアに馴染んできたようだ。





 「それにしても、よくマリアがこちらに来るのを許したわね」



 リーシャの視線を受けマリアは無言でカテーシーを返した。



 「ここのところ。てんきもよく、ゆきもとけてじめんもかわきはじめたので、ようやくおゆるしがもらえました」



 嬉しそうに微笑むフィリア。そしてそれを嬉しく思ったのはフリーども同じだったらしく、微笑んでフィリアの頭を撫でた。



 「でも、フィーはあまり丈夫ではないのだから気をつけなければダメよ?」


 「はい。・・いちおう、しっかりぼうかんはさせられました・・」



 そう言ったフィリアの視線は何処か感情を失っていた。

 リーシャはそんなフィリアの視線を追うように壁の一角を見た。


 そこは簡易な外套掛けがあり、幾つかのコートがかけられている。

 どれも毛皮をふんだんに使った、防寒性の優れたもの。


 その中にある一際小さなコート。

 仕立ての良さは一線を画し、誰のものかは明らかだ。


 一つは落ち着いた色合いで少し大きな物。フリードのものなのは確かだ。


 だが問題は明らかに幼児サイズの防寒具たちである。

 


 皆一つのポジションで済んでいるのに、その小さな防寒具は五つのポジションを独占していた。

 しかもその全てが一枚ではなく数枚の複合。


 厚着にしても多すぎる。



 「雪だるまみたいだったね」



 微笑んで言うフリードだが、フィリアはそれを思い出し辟易していた。

 

 防寒どころか、暑くて汗をかく程だった。

 逆にその汗が冷えて風邪を引いたらどうするのだとは思っても口にはできない。


 ましてや、マリアに直談判など・・。



 「・・・本当に、許しはもらえた、のよね?」



 リーシャ言葉は最もではあった。

 しかし、フィリアは確かに〝今回は〝きちんと許可をもらえた。


 それでも、悲しきかな。

 フィリアは視線を合わせることができなかった。


 それが日頃の行いというものである。












 フィリアたちが居るのは、今やフィリアに下賜された展望台。その展望室。

 壁一面の本。その殆どは研究資料や参考書籍だが、そのほかにも星関係の物語や逸話なども多く収集されている。


 フィリアにとっては星関係の内容というだけで研究資料だろうが覚書だろうが、目を輝かせる分野。

 元々『天涯ノ運命』もここに歴代の初版から重版まで揃っていた。それをフリードが見初め。個人で所有したのをフィリアに見せてくれたのだ。


 フィリアにとってこの場所は、自身の部屋以上に理想が詰まった場所だった。


 故にこの場所で過ごす時間の、なんと幸せなことか。


 この時ばかりは、フィリアも大人しく。マリアたちが少しばかり気の休まる瞬間でもある。

 その為、主従揃ってこの場所は特別で心穏やかに過ごせる場所となっている。




 先程の突撃も忘れ去られ。

 再びフリードの膝で本を嗜むフィリア。


 フリードも同じ体制で読書を再開させていたが、違うのは座る場所。


 先程まではロッキングチェアで揺れながら過ごしていたが、今は大きめのソファーに身体をあずけている。


 そしてそんなフリードに寄りかかるようにして足を伸ばすリーシャ。


 彼女もまた快活なイメージがフィリアの中で先行しがちだが、本来は才女。

 フリードには劣るが、リーシャもまたかなりの読書家で、たまにこうして一緒に穏やかな時を過ごす。


 ちなみに、アランは期待を裏切らず、一度だって読書会には参加したことがない。



 フリードは時たまフィリアの口元にクッキーサンドを持っていたが、今は更にリーシャの口元にも運ぶ。


 二人は同じように、頬を膨らませてリスのように食べる。

 愛らしく似た仕草に、思わず使用人たちからも、くすりと笑みがこぼれた。





 「姫様、準備の方が整いましたよ・・と、リーシャ様もいらしゃっていましたか。ようこそいらっしゃいました」


 「ミゲル。お邪魔しています」


 「おかえりなさい。みげる」



 ロマンスグレーのおじいちゃん学者ミゲル。

 パッと見は研究者というよりも司書のよう。いや教授とかの方がぽいかも知れない。


 フィリアの、というより伸之の、理想的な年の重ね方をした老紳士。


 ミゲルはかけていた単眼鏡を外し、腰から曲げる綺麗な所作でリーシャに挨拶をした。

 それに応えるように、リーシャもまた、だらけていた身体を起こし背筋を伸ばすと、お淑やかで優雅な所作を返した。


 まぁ、それに対してフィリアはいつも通りのあどけない姿。

 本当にその中身は、営業成績優秀であった一社会人なのか、疑ってしまう。



 「ミゲルになら、昔のように『姫様』と呼ばれるのも許してしまうわね」


 「これはこれはお戯れを。リーシャ様はもうお姫様扱いできぬ程に美しく優雅なレディに成長なされましたから、もう子供扱いなどできませんよ。寧ろ、私が爺でなければダンスのエスコートに立候補したいほどです」


 「あら。ミゲルなら喜んで。貴方は今でも素敵な紳士ですもの。叔父様には劣りますけど」


 「ありがとうございます。こんな爺にも春が来ますな。しかしゼウス様が相手では少々分が悪い」



 大人な談笑。しかし、それは老紳士と十歳の少女による会話。

 ほえーと見守るフィリアが滑稽でしかない・・フリードよ、餌を与えるな。



 リーシャはフィリア同様に『姫様』と呼ばれていた。

 だが、それが子供扱いに感じたリーシャはそう呼ばれることを辞めるよう訴えた。最初は中々浸透しなかった要望だった。そんな時にフィリアが生まれ、その機に乗じて自身の要望を浸透させた。

 そんなリーシャが冗談にしてもそんな事を言うのは恐らくミゲルのみだろう。


 ちなみにフィリアはそんなミゲルの大人な魅力に気づけるリーシャに『男を見る目がある』などと、何目線なのかわからぬ感心を抱いていた。

 リスのようにもきゅもきゅしながら・・。


 そしてこんな軽い口調で口説き文句を口にするミゲルだが、妻一筋で未だ新婚並みの仲睦まじい夫婦。

 本当に理想的な老紳士。



 「ところで、準備って、何の準備が整ったの?」


 「てんたいかんそくです」


 「・・天体観測って、まだお昼よ?」



 楽しげに笑みを見せたフィリア。だがせめて口の中を空にしてからにして欲しい。

 案の定、マリアの苦い表情でそれを見ている。



 「ひるまでも、そらにはほしが、いっぱーいあるのです!ただ、たいようがまぶしくて、みえにくいだけなのです」



 若干鼻息も荒くなっているフィリア。年相応。それを喜ぶべきか嘆くべきか・・。


 当然リーシャもその程度の知識であれば有している。だが目の前で目を輝かせる最愛の妹の得意げな高説に微笑んで耳を傾けていた。



 「なので、おひるでもほしをみれるようにじゅんびしてもらっていたのです」


 「この展望台にある望遠鏡は、世界屈指とまでは言えませんが、それでも国営や研究機関などで使われてもおかしくない程のものですので、少し設定などを変更すれば昼であろうとある程度の観測は可能なのですよ。まぁでも、やはり夜空には及びませんが・・」


 「・・よるは、さすがに、ゆるしてもらえませんでした・・」



 一変して影を落とすフィリア。だが、その目はチラチラとマリアを伺っていた。

 しかし、当然、すでにマリアに対してそんなあざとい謀りは効かない。


 近頃は晴れが続いているとは言え、真冬の季節。

 気温は夕方から急激に冷え込み、夜であればバナナで釘が打てる。


 そんな中にフィリアを晒すなどマリアが許すはずがない。それ以前にフィリアであればその気温に耐え切れず、いつものように熱を出すに違いない。


 天体観察の際には開閉式の天井が開き外気に晒される。

 そして、一切の魔術を禁じられる。展望台に施された様々な魔術もこの時ばかりは全停止。

 その為、冷暖房や保温などは行われない。当然警備も手薄になるためその際の手続きもいる。明かりも魔力に頼らぬようあらかじめこの展望台は考えられた照明設備。


 その理由は魔力の揺らぎや膜が観測の妨げになるかららしい。

 大きな障害となるわけではなく、小さな違和感程度の差異。

 それでも、やはり研究者にとっては無視のできないもの。



 当然そんな事情もあるため、フィリアお得意の魔法は使えない。

 

 となれば、冷気にそのまま晒され、待っている未来も想像に難くない。


 マリアが許可しないのも頷けるし、あの過剰な防寒着にも納得してしまう。

 だが、移動中の防寒は関係ないので、そこは確実に日頃の意趣返しなりなんなりが含まれていうのは確実だろう。



 「フィーは本当にお星様が好きなのね」


 「はい!だいすきです!!」



 満面笑みを見せるフィリア。本当にコロコロと感情が変わり、反応も忙しない。



 「今の時期であれば、特に空気が澄んで綺麗ですからね。ましてやこの土地は本当に空が綺麗に見えますから」


 「時たま、オーロラだって見れるしね」


 「おーろら!!」


 「リーシャ様・・」



 フィリアは初めて聞く情報に身を乗り出した。

 これまで自室から星空を見上げることはあったがそんな事実は知らなかった。


 マリアはそんな情報に渋い顔をした。リーシャはマリアの声を聞いて肩を跳ねさせるとあさっての方向に視線を泳がせた。



 「オーロラは深夜の、空気が特に冷え込む時間帯に現れるのがほとんどですから。姫様が寝静まった後でしょうね」


 「なるほど・・」


 「駄目です」



 短い腕を組んで考える仕草をしたフィリアに、そんな思考は許さないとばかりにマリアの規制が即断された。

 それにバッと視線を向けたフィリアだがマリアは一切の反論も許さぬ表情。



 「ま、まだ。なにもいっていません・・」


 「夜ふかしは許しません。そんな不規則なことをしては間違いなく体調を崩されます。ましてや今晩必ず見れる保証もありません」


 「うーーー」



 唸って見せたところで可愛いだけ。

 何の効果もない。その証拠にミミはクスクスと笑い。マリアは表情を全く変えない。



 「・・分かりました・・」


 「・・一応、今晩は私が夜番を勤めましょう」



 渋々了承したフィリアにマリアはピクリと片眉を動かした。


 案の定、マリアの進言にフィリアは絶望の表情だ。



 この問題児。確実に抜け出すつもりだった。













 「その赤い星がラースティアです」


 「であれば、これがふたござですね」


 「はい。本来ならそれと対を成す青い星があるのですが、流石に空の青さに紛れて見にくいかもしれません」


 「・・んーたしかに。みえずらいです」



 大きな望遠鏡を覗くフィリアとその隣で説明してくれるミゲル。


 フィリアは珍しくも魔法を使っていない。その為、踏み台に上って覗い込んでいる。

 それを補佐するのがミゲルである。着膨れしたフィリアはただでさえ幼く拙いバランス感覚を更に貶めている。ミゲルはそっとそんなフィリアの背を支えている。



 楽しげにはしゃぐフィリアは見つけた端からミゲルに説明を求め。自身の知識と照らし合わせていく。

 その中でも『天蓋ノ運命』にあった星には特にテンションや興味が強くなる。


 この興奮具合なら防寒の効果も虚しく、明日から熱にうなされるだろう。


 そんないつになく楽しげなフィリアにはフリードやリーシャはもちろん、マリアたちも愛好が崩れる。


 フィリアの輝く瞳。楽しさから揺れる身体。それを見てミゲルも微笑んでしまう。



 「姫様は将来、星に纏わるような事を目指されてはいかがですか?レオンハート大公家の方々は魔術の道からは離れられませんが、幸いにも天文学は広く魔術に精通しています。代表的なところで言えば占星術とかですかね」



 ミゲルの優しい声にフィリアは顔を上げた。

 しかしミゲルを見るわけではない。


 視線は上がり続け、青い空を見上げた。


 展望台の天井は開かれ、そこからは雲一つない青空。

 冬の季節は陽の傾きもはやく端の方は黄色がかってきている。



 ミゲルはフィリアの横顔を仰ぎ見て息を飲んだ。


 

 吐かれた白い息はすぐさま冷やされ結晶となり、キラキラと光り輝く。

 柔らかく吹く風は冷たく肌を撫で、陶磁器のような肌を朱色に染めている。

 青い瞳は濃い暗さと空の黄色を少しだけ写している。


 美しくはあった。


 だが、それ以上に儚げであった。


 それは、今にでもそこから風にでも攫われそうな程に。

 まるで物語の挿絵のようで、そこは架空の世界に感じられた。



 「みげる。わたしは・・。ほしぞらがだいすきです。・・できれば、このままほしぞらをながめてくらしたいです。・・でも」



 フィリアは朗らかに微笑んでミゲルに振り向いた。



 「いちばんは、あのほしたちに、ふれてみたいです」



 ミゲルにはフィリアが泣いているように見えた。

 朗らかに微笑んでいるはずなのに。


 まるでもう叶わぬ未来を語るような、吐露に聞こえた。


 幼い子供が夢を語るのはよくある話。荒唐無稽な夢でさえも。

 なのに目の前の幼子は追いかけた夢が手から溢れたように語る。


 それこそ、その目は余生でも待つよう。



 「・・姫様。そんな目は、もっと年老いてからするものですよ・・。今の私などよりもずっと老いてから」



 フィリアは「そうね」と言って笑ってくれたが、その瞳にある虚構は消えてはいない。


 レオンハートの者がミゲル以上に年を重ねることは無い。ミゲルもそれを知っていての『長生きをして欲しい』という願いを込めた言葉。

 しかしそれは空を切るように通りすぎた。


 フィリアの瞳に残る影にはまるで見当違いなこともわかってはいた。

 それでも何かを諦め、達観したようなフィリアを見てはいれなかった。




 その時フィリアが想いを馳せたのは前世の。

 伸之の人生。そして今世では決して叶うことのない夢だった。


 最後に見た夢。


 手が届くまでに近づいた夢。



 フィリアは大好きな星空を仰ぎ、もはや追うことさえ叶わぬ夢に想いを馳せていた。




 決して絶望していたわけではない。


 ただ、一つ諦めただけ。



 今、改めて受け入れただけのこと。




 その姿は、皆には背中のみで、ミゲルだけがフィリアのけじめを見届けた。





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― 新着の感想 ―
[一言] 最初サブタイ見たとき最終話かと思って絶望したけど、今日見たら変わってますね。これからも続きが見られそうでよかったです。
[良い点] 話の繋がりも割と急だし、何かすごい文章でもないが  ミゲルの優しい声にフィリアは顔を上げた。 以降の描写がすごく好きです。 とりとめのない益体のない感想を送ってしまうくらいには好きです。 …
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