第十八話 強化
しまった!昨日投稿できなかった!短い!
僕は目の前の魔物、ブラッドウルフをしっかりと見据えながらも周りを警戒する。今居る三匹の他にも居るかもしれない。戦いの場では、新たな敵の存在の有無を確認するのも重要だ。
そんなことを考えている間に、ブラッドウルフは動き出し、また森の中に隠れていった。今の少しの戦いから、恐らく向こうは僕を倒せるのは分かっていると思うが、一応の警戒と次の襲撃の準備といった所か?
今更ながら、僕は今はシロから貰った剣を使っている。新しいものではなく、シロが以前使っていたものらしい。まだまだ使えるから、ということで貰った。能力を使った時に剣を使うのはなかなかに難しいため拳で戦うようにしたのだが、流石に今は持っていないとお父さんにも疑問に思われるから。
と、右からブラッドウルフが来る。
「え?」
一匹目の後ろに二匹目が見える。彼らの中でしっかりと作戦を練っているらしい。油断していてはいけないと悟ったか、と考えるよりも先に
僕はわざと一匹目に左腕を噛ませ、その腹に剣を突き刺す。
「っつ⁈おいっ!エルっ!」
離れた所でお父さんの声がする。まさか自分をわざと傷つけるとは思わなかったようだ。当たり前か。
それよりも目の前のことだ。動きが鈍り、僕の手から口を離した一匹目を押して二匹目に当てる。その結果、二匹共地面に落とされることになる。追撃はしない。三匹目を警戒してのことだ。
「ウォーン!」
その時、遠くで見ていたと思われる三匹目が遠吠えをする。すると、地面に落とされた二匹目が森の奥へと消えていく。
仲間を傷つけられ、これ以上の被害を出さないようにしたのだろうか?
僕は、一匹目にとどめを刺そうとした。しかし、倒れていた筈のやつは居なかった。
その瞬間、後ろから殺意を当てられる。以前の僕のような殺意。
直ぐ後に背中にとてつもない痛みが走り、更に吹き飛ばされる。
「っぐぅぁ!」
僕に傷をつけた何かは、更に僕に襲いかかってくる。今度は右腕を落とされる。そして、今度は...
「させないけどね」
僕は再生した右手で、何かの攻撃を止める。
その正体は、先程傷をつけた筈のブラッドウルフだった。
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