第十四話 シロとの戦い
前回の訂正
シロさん を シロ に
近所の空き地 を 森の開けた所 に
遅くなりました。
僕はシロに向かっていく。彼女は動かない。
僕は彼女の手に攻撃を与えようとするが、シロは自分の剣を落として拳で対応する。僕はその行動に驚いて、つい力を抜いてしまう。その為、僕の拳は簡単に躱され体勢が崩れ、逆に向こうからの拳を貰ってしまう。
「っぐっ!」
僕は転がりながら右手であるものを掴み、距離を離して体勢を整える。その間にシロは剣を拾って構え直している。
今度は彼女から攻めてくる。かなり速い。今の僕の速さよりも、恐らく上だ。彼女は僕の首を狙ってくる。
やっぱり、刃物が目の前に来るというのは結構怖い。
僕は後ろに飛んで回避する。シロは追撃しない。正直、このままじゃ勝てない。やっぱり、女の子に負けるというのは悔しい。
僕は、地面に落ちている石を左手で拾ってシロに投げると同時に、距離を詰める。
彼女は石を剣の柄で叩き落とし、そのまま僕を切ろうとする。そこで、右手に握っていた土を投げる。彼女はそれに反応して、目を閉じる。僕はそれを好機と捉え、一気に攻めようとした。
しかし、シロは僕の位置が分かっているかのように剣を振るう。それに、出していた僕の拳が少し切れる。
僕がそれを見て驚いた瞬間、彼女から何かが放たれる。僕はそれにより後ろへ飛ばされ、体勢を崩す。
そこに、彼女からの追撃。今の僕じゃ避けられないその攻撃に、僕の願いが反応する。
「僕は、生きたい!」
それにより僕の能力のコントロールが乱れ、力を上げてしまう。
僕は彼女の剣を左腕で受け止める。剣が腕の四分の一位を切るが、そこで止めて、右手で空いているシロの腹を殴る。
彼女は吹き飛び、そのまま気絶したようだ。
「そこまで!」
おじさんの終了の声に安心して、つい気を抜きそうになったが、その前に腕に刺さっている剣を抜く。その傷から血がかなり出るが、少しずつ治ってきている。やはり傷の治りは魔人と戦った時に比べてかなり遅い。
そのため、このままだと血が出過ぎるので、僕は袖を千切って傷の場所に縛る。
「おい、エル。大丈夫か?」
「大丈夫です。あー、おじさん!後で服下さい。親に心配されてしまうので」
「分かった、といいたい所だが服なんてあったっけ?シロの服ならあるんだが」
「買って来て下さい、今、すぐに」
僕は、おじさんを睨みながらいう。シロの服なんて着てたら、それこそ心配される。
「あぁ、分かった、分かった。直ぐに買って来てやるから」
おじさんはそう言って、村の方へ走っていく。
僕はそれを見届けた後、シロの方へ歩いていく。
今思うと、自分もかなり変わった。
おじさんにも敬語を使うようになったし、こんなに血が出てもあまり気にしない。
だから、僕は気になっている。今目の前に居るこの白い女の子は、こんな体と心の強さを一体何故手に入れたのか。
「機会が在れば、聞いてみようかな?しかし、僕の力のコントロールが乱れるとは。やっぱり、まだまだだな」
こんな女の子に拳を当ててしまった。僕は心の中で反省したいが、今の願いがそれを邪魔する。
例えどんなことをしてでも、生きたい。
そんな事を思っていると、近くに何かいることに気がつく。
小鬼だ、それもかなりの数。
小鬼、冒険者ランクE位の強さだが、厄介なのはその数。初心者は数に対応出来ずに死んでいく。そして、小鬼の習性として若い女を自分達の子を産ませるために襲うというのがある。
恐らく、弱っている僕達を見てチャンスだと思い来たのだろう。
小鬼の習性を夢で見て知っている僕は、少しイラついた。
僕はシロを守るようにして、感情に任せて奴等に言った。
「来いよ、この女は僕のものだ」
僕は、女が欲しいという願いと敵を殺すという願いを使い能力を向上させる。
左腕の傷が直ぐに治る。僕は奴等を殺し尽くしていく。
おじさんが帰ってくる頃には、地形が少し変わっていた。
小鬼と書いてゴブリンと読む。正直、こおに、でもいいと思う。
続きが気になる方らブクマよろしくお願いします。




