第十一話 戦いの後
すみません。遅くなりました。後、結局能力について今回は書けませんでした。
僕はお母さんに、あれからどうなったか聞いた。
それによると、村に来ていた魔族数体はしっかりと倒されたが、数人の人が命を落としたらしい。
お父さんは状態が安定していて、今は別の部屋で療養中だ。別の部屋なのは、一応呪いを警戒しているという話だ。
そして、僕はというと
「うぅ、痛い...」
布団の上でひたすら痛みに耐えていた。
恐らく原因はあの力だと思うけれど、それなら何故前は何も無かったのかが少し気になっていた。
それから3日位は痛かった。
痛みが止み、体が動かせるようになるとまずお父さんの様子を見に行った。お父さんは傷が深く、更に少し無理をしたのでまだ全然傷は言えていない。
お父さんはぐっすりと寝ていた。
僕は声をかけず、村の様子を見に行くことにした。家を出る時にお母さんに心配されたが、おじさんに会いに行くと言って出た。近所だからという理由で何とか理解してくれた。
村はいつもと同じ様子だった。今日は晴れていて、沢山の人が外に出ていた。まるで魔族など居なかったような感じだった。
僕はまずお菓子屋のおばちゃんに会いにいくことにした。
歩いていると沢山の人とすれ違う。彼等の顔は、僕が夢で見た人達と違いとても幸せそうな顔をしている。
少し歩いて、おばちゃんの家に着く。
「おお、エル君。元気にしてたかい?」
「はい、おばちゃんも元気そうですね!」
「あぁ。あんなことがあったけどね、やっぱり皆を力付けるんだったらお菓子は必要だからねぇ!」
おばちゃんは大きな声で笑う。
「しかし、エル君。何か大人っぽくならないかい?」
「そうですか?」
「そうだよぉ、一体どうしたんだい?」
「さぁ?僕もよく分かりませんね」
「まぁ、いいさ。何か買うかい?」
「じゃあ、以前貰った砂糖菓子を二つ下さい」
僕はお母さんから貰ったお小遣いを出す。
「丁度だね、毎度あり!また来なよ、エル君」
「はい、また来ます」
僕は砂糖菓子を受け取り、今度はおじさんの家に向かう。
と、その前にふと、僕がよくおじさんと遊んでいる空き地に向かった。
其処ではシロが、新しそうな剣を振っていた。
一休みをしたタイミングで、僕は声を掛けた。
「シロ!」
彼女はこっちを見て少しびっくりしている感じだった。
「何してるの?」
「...新しい剣の振り心地を試してた」
「へぇ、そうなんだ」
「...エルは?」
「僕は、てきとうにぶらついてただけだよ。この後、おじさんの家へ行く予定なんだけど、どうする?」
「...私は、もう少し剣を振ってから帰る」
「分かった。じゃあ、またね」
「...うん、また」
僕は、今度こそおじさんの家に行った。
いやぁ、平和。エルはもう子供じゃないだろ、と自分で思う。
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