第十話 力の正体は
久々に主人公視点...なのか?
自分でもよく理解できていないこの話。修正するかもしれません。
力のもう少し詳しい話は次回すると思います。
僕は何処かの村に居た。其処では、殺人、窃盗、強姦などの今で言う犯罪が当たり前のように起こっていた。
それは村だけに留まらず、世界中で起こっていた。
人々は長年続くその光景に、最早それが普通だというように過ごしていた。
けれど、殆どの人は心の奥でこう思っていた。
平和に生きたい。
そんな人々の思いがある一人の人間に集まって、出来たのは勇者だった。彼は力を持って人々を救った。
そのため、負の感情を無くすというのは不可能だった。そして、勇者と同じ様に負の感情が集まって魔王が出来た。魔王は自分から、数々の魔物を生み出した。
そして、戦争が起こった。
勇者は今更気付いた。自分のやり方では負の感情を消すことは不可能だと。魔物の家族を殺し、食料を奪い。結局、やってることは犯罪だったから。ただそれは種族が違うからと差別して。
魔王は気付いた。自分のしていることは自分達が幸福に過ごしたいからだと。自分達が平和に過ごしたいんじゃないかと。勇者を殺す為に作った魔物も、ただ自分の身を守る為と気が付いたから。
二人の想いは、いつしかごちゃ混ぜになる。
でも結局、世界を変える為に戦い、変わった。
魔物が居る。人々は互いを想う。犯罪はある。平和に過ごせる。
勇者は死ぬまで、平和のことを考えていた。
自分は犯罪等が起こらない世の中にしたかった、誰も悲しまない世の中に。でも、結局魔物は悲しんだ。魔族は悲しんだ。そう考えると、今の世の中が一番良いのかもしれない。悲しみはある、苦しみはある。けれど、幸せもある。人は生きていたら必ず負の感情は生まれてしまう。なら、これからは今の世を守る為に戦おう。生憎、自分は戦いならばかなりの人を救えると思ってしまったから。勇者は段々と心が汚れていき、力が弱くなっていった。
魔王は死ぬまで、自分の生い立ちを考えた。
私は、元は人だった。だから、最初の頃は平和になって欲しいと思ったさ。けど、人々の負の感情はそんな私の心を塗り潰した。魔王になった私は真っ先に勇者を殺そうと考えた。魔物を作ったりした。そんな時、ふと思ってしまった。何故、自分はこんなに戦いに必死になっているのだろうかと。そうか、私は自分が平和に生きたかったから、その邪魔をする勇者を殺したかったんだな。負の感情で塗り潰されてもやはり生存本能というものは生きていたか。
何という矛盾。しかし、私にはもうこの生き方しかないか。なら戦おう、自分の為に。魔王は段々と心が晴れやかになり、力が衰えていった。
結局は、戦争が起こる。そして、両者が流した血に矛盾した想いが集まった。それは力となり、何も持っていないものに与えられた。
何も持っていないもの、それが僕。
魔法の才能が無かったから、僕にその力が宿った。
なら、僕は戦おう。この世界を守るために、ただ生きる為に。
僕は目を覚ます。
お母さんの声が聞こえる。
あぁ、今度は気分が良い。
エルって、本当に7歳か?っていうのも理由があってそれは次回、後書きで話す筈です。
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