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診察
「おい、拓哉!しっかりしろ!」
と問いかけたら、
「痛い。」
と小さな声で言った。
「ちょっと見せろ。」と半ば強引に服をまくり上げたら、痣だらけで少し驚いた。
「病院行くぞ。」
と準備に取りかかろうとしたら、腕を掴まれた。
「...やめて...僕は大丈夫だから。」
と言われた。無理矢理にでも連れていくべきだと思ったが、連れていけなかった。
「わかったよ。病院には行かねえ。そのかわり俺が診る。」
「えっ!」
「いいから動くな。」
幸い大した怪我ではなかったので、少し冷やしたあと、漢方薬を煎じて飲ませて眠らせた。




