第8話 ゴーレム再作成
ステータスボード
名前:岩井剛志
職業:ゴーレム使い
スキル:所持制限無視
職業スキル:ゴーレム作成・ゴーレム再作成
レベル:1(1up)
HP:13/13(4up)
MP:20/20(7up)
攻撃力:11(3up)
防御力:14(3up)
器用:13(2up)
速さ:10(2up)
魔法攻撃力:10(2up)
魔法防御力:14(3up)
「おお、やっとレベルが一つ上がったな。HPやMPはレベルアップで全回復するのか。不思議だな。まあ、これでもっとゴーレムを出すことができるな。で、このゴーレム再作成ってのはなんだ?」
そういい、ゴーレム再作成の説明欄を開いた剛志、そこには以下のように書かれていた。
ゴーレム再作成
効果:すでに存在するゴーレムを材料に用いてゴーレムを作成することができる。その時使用するMPはゴーレムの損傷度合いによって変わり、最小は1、最大はゴーレム作成で必要なMPとなる。また、この再作成ではコアは引き継ぐ。
「なるほど、ゴーレム用の回復スキルみたいなものなのかな。ゴーレム作成の方も見てみたら、上限数のところが増えていたけど、俺には関係ないな。よしさっそくゴーレム作成で新しいゴーレムを作るか!」
「『ゴーレム作成:【ミニサンドゴーレム】』×2」
そういって、二回にわたってゴーレム作成を使用し、三郎と四郎を作り出した剛志は、やり方を教えつつ今度は一体が護衛で残りの三体にスライム探しをやってもらうことで、三倍の効率でスライムを倒していくことができるようになった。
そして、その効率の良さに味を占めて剛志は、どんどんスライムを倒していき、数時間後にはスライムの討伐数は500を超え、レベルも2に上がり、ゴーレムの数もさらに二体追加され、一郎から六郎までに増えた。
そのあたりからは、辺りのスライムのリポップが間に合わなくなってきたのか徐々にスライムとの遭遇率が下がり、ほとんど出会わなくなってしまった。
まだ約束の18時までは時間があるのだが、これからさらに階層を進めるのも新たな危険が発生すると考えた剛志は、いったん今日のところはダンジョンを出て、装備やらアイテムなどを見て時間をつぶそうと考え、入るときにおりてきた階段に向かって進んでいくことにした。
そして、階段の目の前に到着した剛志は、ゴーレムたちをどうしようかと考えたのだが、階段の段差をミニサンドゴーレムでは上り下りすることが困難だと思われるので、ゴーレムたちをマジックバッグにしまうことにした。
「お前たち、今日のところは一旦このバッグに入ってもらうぞ、まずは一郎から。」
そういって、ポシェット型のマジックバッグの口を精一杯広げ、一郎を中に入れていく。
ゴーレムは無機物なので、問題なくマジックバッグに収納可能なのだが、入口の大きさは変わらない。
入ってしまえば、中は剛志のスキルのお陰で無限のスペースになっているはずなのだが、入れてみると本当にギリギリ通るくらいの大きさしかなく、バッグが壊れないか心配になるほどだった。
何とか、ゴーレムたちをバッグにしまった剛志は、なるべく早く大きいマジックバッグを買わないとと決心するのだが、マジックバッグの相場をなんとなくしか知らない剛志でもその値段が高いことは理解しているので、少し暗い気分になるのだった。
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レベル2の剛志のステータス
ステータスボード
名前:岩井剛志
職業:ゴーレム使い
スキル:所持制限無視
職業スキル:ゴーレム作成・ゴーレム再作成
レベル:2(1up)
HP:17/17(4up)
MP:26/26(6up)
攻撃力:13(2up)
防御力:17(3up)
器用:16(3up)
速さ:12(2up)
魔法攻撃力:12(2up)
魔法防御力:16(2up)
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