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ゴーレムの可能性は無限大 〜副業で探索者になったら職業とスキルの組み合わせが良過ぎたみたいです〜  作者: 伝説の孫の手
復興と修業

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第63話 ゴーレムカスタマイズ①

もうすっかり慣れた作業をこなしながら、今日も今日とて異常な数のウッドカーペンターゴーレムを作成した剛志。今では総数1万体を超えたゴーレム軍隊だが、その作業量はすさまじく、すでに那覇ダンジョンの壁は一周分の土台部分が完成しており、残るはその上部分になっていた。


「いや~さすがに分かっていたけど早いな」


そう剛志の横で愚痴るのは、鏑木建設社長の鏑木さんだ。


「これだと俺たちのチェックが間に合わねえよ。ただお前さんのゴーレムは同じ作業は問題なくやれるみたいだし、チェックももういらねえみたいだな。この次のダンジョンからは別で作業することにしようぜ」


そう鏑木さんからお墨付きをもらった剛志は、この那覇ダンジョンで鏑木さんたちとは別行動になった。もともと剛志が作成した壁も、これだけでは完成とはいかないので、その後別の工事もやらなくてはいけない。そういった事情もあり、問題ないなら剛志だけでどんどん作成をしてほしいというのがダンジョン組合側からの希望だったのだ。


「そうですね、お墨付きをもらえてうれしいです。またどこかの機会でお会いすると思うので、その時はよろしくお願いします」


そう言い、さわやかに挨拶をする剛志。そして鏑木たちは那覇ダンジョンの壁組と横浜第三ダンジョンの壁組に分かれ、作業を開始するべく移動し始めた。


剛志は、今の時点ではまだ那覇ダンジョンの壁ができていないため、ここを動くことはできない。ただあと数時間でここの作業も終えられると思うため、寝ないで待つことにした。


また、ここでも待ち時間ができたので、先ほど手に入れた新スキルを確認しようとする剛志。実はずっとこのスキルを確認したくてうずうずしていたのは言うまでもない。


「よし、新スキルを確認しよう!ゴーレムカスタマイズってことだから、好きにゴーレムをカスタマイズできるってことだと思うんだけど、どうかな?」


そう言い、自身のスキルを確認する剛志。いつものごとくスキルを確認すると、説明としてはこう書かれていた。


ゴーレムカスタマイズ

効果:新しいコンセプトのゴーレムを作成することができるようになる。新しいゴーレムを作る際はまず設計書を作成する必要があり、二回目以降は設計書の作成はいらない。作成できるゴーレムはスキルホルダーの器用の値に依存し、作成にはMPと材料が必要になる。


「なるほど、器用依存でできるゴーレムの強さが決まって、作るときは今までと同じようにMPと材料が必要になってくるというわけか。でもこれを見る限り、かなりやれることが多いぞ。とんでもないスキルじゃないか!?」


そう喜ぶ剛志。それもそのはず、このように何かしらの実績をもとに開放されるスキルは、基本的に強力なものが多く、多くの探索者にとって切り札になるものなのだ。


剛志のこのスキルも、制限はあるものの、可能性が無限大であることから、とんでもないことが分かる。


そう喜ぶ剛志だったが、とにかくスキルを使ってみることにした。


「まずはどうやろうかな?とりあえず設計書を作らないといけないみたいだ。でも設計書ってどうやって作るんだ?」


そう剛志が疑問に思ったことを口にした瞬間、剛志の目の前にステータスボードのような半透明な板が浮かび上がってきた。


その透明な板は、まだ何も描かれていない設計書のフォーマットだった。


「びっくりした。でもこれって他の人からも丸見えだな。ステータスボードと同じように自分だけの設定にもできそうだ」


そう言い、ステータスボード同様、自身だけが見える状態に変更した剛志は、さっそく設計書を作ってみる。


ゴーレムカスタマイズの設計書は、大きく分けて以下の三項目で構成されていた。


一つ目:説明欄

どういったことができるゴーレムなのかを説明する欄。これに記入することで、必要なスキルや機構を自動で構成してくれる。


二つ目:ステータス欄

普段のステータスのような画面で、好きにHPやMPなどの値を入れることができる。


三つ目:修正欄

一つ目、二つ目を入れた段階で思ったような見た目や性能にならなかった場合に、ここに修正案を入れることで自動で修正を行ってくれる。


この三つで構成されており、かなり便利な機能満載の“ぶっ壊れスキル”のように見える。この三つの項目を入力していると、設計書内に必要器用値とMP値、材料などが記入される仕組みのようだ。


聞いているだけでワクワクが止まらないスキルだが、とりあえず作ってみることにする剛志。


まずはすっからかんになったMPをポーションで回復した後に、ゴーレムカスタマイズを起動し、実際に設計図を作成してみる。


まず実際問題どこまでやれるのかを確認するために、すでに作成できるゴーレムをゴーレムカスタマイズで作るときの設計図と、おそらく作れないであろう最強ゴーレムの設計図を確認してみる剛志。


それによって作成された設計図がこうなった。


【ゴーレム名】:ミニサンドゴーレムα

【説明】:ミニサンドゴーレムの弱体化版。消費MPが小さい代わりに性能が抑えられている。

【ステータス】

名前:

種類:ミニサンドゴーレムα

スキル:

レベル:0

HP:2/2

MP:0/0

攻撃力:1

防御力:1

器用:1

速さ:1

魔法攻撃力:0

魔法防御力:0

【必要器用値:10】

【消費MP:2】

【消費材料:砂】


【ゴーレム名】:オリハルコンゴーレム

【説明】:希少魔法金属オリハルコンでできたゴーレム。特殊能力はないが単純にステータスが高い。大きさは10mほど。

【ステータス】

名前:

種類:オリハルコンゴーレム

スキル:オーラ

レベル:

HP:10,000,000/10,000,000

MP:10,000,000/10,000,000

攻撃力:10,000,000

防御力:10,000,000

器用:10,000,000

速さ:10,000,000

魔法攻撃力:10,000,000

魔法防御力:10,000,000

【必要器用値:1,000,000,000】

【消費MP:750,000,000】

【消費材料:オリハルコン×1,000】


こう見ると、オリハルコンゴーレムという夢のゴーレムの設計書は作ることができるが、実際に作成できるかと言われるとほぼ不可能のように思える。これで分かったのが、設計書だけはどんなゴーレムも作れそうだということだ。


また、ミニサンドゴーレムの設計書を作ろうと思ったのだが、そうすると「すでに設計書が存在する」というメッセージが出て作れなかった。そのため弱体化させたミニサンドゴーレムαの設計書を作ったという流れになる。そしてこれで分かったのが、ステータスを下げると必要MPは減らせるという事実だ。


これらを考えると、実際に作成できるゴーレムの設計書を作るには、性能を落として調整する必要があるということだ。


そのほかにも、どんなコンセプトが適用できるのか、今から確認するのが楽しみで仕方がない剛志であった。


本作品を楽しんで頂きありがとうございます。

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