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ゴーレムの可能性は無限大 〜副業で探索者になったら職業とスキルの組み合わせが良過ぎたみたいです〜  作者: 伝説の孫の手
ダンジョン探索開始

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25/62

第25話 一難去ってまた一難

今日と明日の二日間限定でスタートダッシュということで一日10話更新いたします。

更新時間は12時・13時・14時・15時・16時・17時・18時・19時・20時・21時の一時間ごとになります。

楽しんでいただけますと幸いです。

ステータスボード

名前:岩井剛志いわいつよし

職業:ゴーレム使い

スキル:所持制限無視

職業スキル:ゴーレム作成・ゴーレム再作成・支援魔法【ゴーレム】・ゴーレム強化

レベル:10(1up)

HP:34/34(2up)

MP:60/60(7up)

攻撃力:27(2up)

防御力:33(2up)

器用:59(5up)

速さ:29(2up)

魔法攻撃力:40(4up)

魔法防御力:45(3up)

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

所持ゴーレム数

ミニサンドゴーレム×30(5down)

ミニウッドゴーレム×18(3up)

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐


新しく使えるようになったスキル、ゴーレム強化を確認してみる。


ゴーレム強化

効果:MPや材料を消費して、自身のゴーレムを強化することができる。

   強化できる項目は使用スキルや元のゴーレムによって制限がある。

   現在強化可能な項目【レベルアップ:レベル×作成時のMPの1割】


ここでようやくゴーレムのレベルを上げる方法が分かった。ゴーレム強化というスキルでMPを消費してレベルを上げることができるようだ。


一先ず適当なゴーレムのレベルを上げてやろうかと思い、ステータスボードでゴーレムたちのステータスを確認していると、いくつかのゴーレムがスキルを覚えていることが分かった。


そのスキルとはミニサンドゴーレムは体当たりというスキル。ミニウッドゴーレムは投石というスキルだ。それぞれの説明文がこうだ。


体当たり

効果:体を使って体当たりを行う際に、攻撃力が1.2倍になる


投石

効果:石を投げて攻撃を行う際に、命中しやすくなる。


どちらもシンプルだが、ないよりはあった方が大いに助かるスキルだ。


そんな事を考えながら、ステータスを確認していると後ろから田中が話しかけてきた。


「あの、ありがとうございます。まさか倒してしまうなんて、本当に剛志さんは強いですね。尊敬します!」


そういって目を輝かせて話しかけてくる田中に対し剛志は、


「ああ、なんだまだ居たのか。もし俺が倒せなかったらどうするつもりだったんだ全く。まあ、無事でよかったよ。」


と言って、すこし苦言を呈しながらも受け入れた。


そこに今回の魔物のドロップアイテムを持ってきたミニウッドゴーレムがアイテムを差し出してきたのでそれを受け取る。


そこには末端魔石2つに、短剣と笛があった。


「おお、イレギュラーエンカウント討伐の報酬、マジックアイテムですよ。やっぱり奥のゴブリンリーダーも上位種のコマンダーだったんですね!」


そういって少し興奮気味に話す加藤君。


そう、イレギュラーエンカウントは探索者たちの命を奪う試練であると同時に、倒すと必ずマジックアイテムをドロップしてくれるという特性もあるのだ。


これがイレギュラーエンカウントが探索者を鍛えているという通説の根拠でもあるのだが、それは関係のない話だ。


とにかく、イレギュラーエンカウントを倒したことで二つのマジックアイテムを手に入れた剛志は、取り敢えず破壊されてしまったゴーレムたちのコアを回収することにした。


そのころには田中君たちもある程度回復していたので、回収を手伝ってくれ、軽い会話をしながら、すべてのゴーレムたちのコアを回収することができた。


ゴーレム再作成でコアからゴーレムたちを作成する際に、完全に壊れてしまっていてもコアさえあれば元の作成コストの半分で再作成が可能なので、今あるMPを使って破壊されてしまったミニサンドゴーレム10体とミニウッドゴーレム2体を再作成し丁度すべてのMPを消費した。


そんな時だ、ダンジョンの階段の方から探索者たちが走ってきたのは。


「おい、お前らか?イレギュラーエンカウントが発生したって報告したのは!6級探索者の輪島わじまだ。イレギュラーエンカウントはどこだ!」


そういってこちらを心配しているというより、恫喝するような感じで叫ぶ輪島だったが、そこは剛志が対応した。


「ああ、来てくださりありがとうございます。ちょうど先ほど私が倒しましたので、今回のところはもう大丈夫です。ご心配をおかけいたしました。」


「ああ?そんな冗談は良い。こちらは映像でゴブリンソルジャーが出ているのを確認している。お前は何級だ?」


「私はまだ10級です」


「ふざけるのもたいがいにしろよ、たかが10級にイレギュラーエンカウントが倒せる訳ねえだろうが!」


「いや~そういわれましても…」


どうやら一難去ってまた一難。めんどくさい男に絡まれてしまったと思う剛志だった。


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