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ゴーレムの可能性は無限大 〜副業で探索者になったら職業とスキルの組み合わせが良過ぎたみたいです〜  作者: 伝説の孫の手
ダンジョン探索開始

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19/60

第19話 剛志のステータス

今日と明日の二日間限定でスタートダッシュということで一日10話更新いたします。

更新時間は12時・13時・14時・15時・16時・17時・18時・19時・20時・21時の一時間ごとになります。

楽しんでいただけますと幸いです。

地下4階層でレベル上げを続ける剛志だが、先ほどのレベルアップで回復したMPを使用し新たにミニサンドゴーレムを三体とミニウッドゴーレムを二体作成し、合計7チームの編成でレベル上げを進めていた。


そうすると一体のミニウッドゴーレムが余ってしまうので、手元のタブレットでモニタリングは続けつつ、余ったウッドゴーレムの十五木と一緒に投石の練習を行うことにした。


右利きなので、石を投げるのは右となるため、左手でタブレットを持ちつつ、右手で近くにある石を投げ、十五木と石でキャッチボールを行う剛志だが、そこで若干の違和感を感じた。


石が全く重く感じないのだ。


キャッチボールにちょうどいいということで、野球ボール大の石を手に取り投げた剛志だが、本当に軽く投げれてしまい、キャッチしたミニウッドゴーレムの十五木が腕を痛そうにしているのだ。


そこでハっとしたのだが、剛志はレベル自体は上がっていても、戦闘には参加していなかったので、自身の身体能力が上がっていることに気づいていなかったのだ。


「俺って、強くなっているんだな…」


しみじみと自身の腕を見ながら、驚いている剛志だったが、今後のために何か戦闘術を身に着けるかどうかと本気で悩む。


おそらく職業柄、同レベル帯のものと比べると身体能力は低いはずなのだが、現状ゴーレムたちよりは強いステータスを誇っており、それを使わないのももったいない気がしている。


しかし、基本的には後方でゴーレムたちに指示を出すのが仕事の剛志が、前に行って戦うのもおかしいと考え直し、何か戦えるような手段は必要だとは思うが、それよりも回避術なんかを鍛える方が良いのかなと考えたのだ。


因みに現時点での剛志のステータスとゴーレムたちのステータスを比べるとこうなる。


ステータスボード

名前:岩井剛志いわいつよし

職業:ゴーレム使い

スキル:所持制限無視

職業スキル:ゴーレム作成・ゴーレム再作成・支援魔法【ゴーレム】

レベル:8

HP:30/30

MP:50/50

攻撃力:23

防御力:29

器用:48

速さ:23

魔法攻撃力:33

魔法防御力:39

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

所持ゴーレム数

ミニサンドゴーレム×35(3up)

ミニウッドゴーレム×15(2up)

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐


名前:一郎

種類:ミニサンドゴーレム

スキル:

レベル:0

HP:12/12

MP:0/0

攻撃力:20

防御力:20

器用:3

速さ:3

魔法攻撃力:0

魔法防御力:0


名前:一木

種類:ミニウッドゴーレム

スキル:

レベル:0

HP:8/8

MP:0/0

攻撃力:10

防御力:10

器用:11

速さ:11

魔法攻撃力:0

魔法防御力:0


こう見ると、剛志のステータスがかなり上がってきていることが分かる。


そして、一つ気になったことがゴーレムたちのレベルが上がっていないという現状だ。


勿論すべての経験値は剛志に来ているので、それは当たり前のようにも思えるのだが、わざわざステータスにレベルの表記があるということは、レベルを上げることが可能ということだ。


まあ、そのうちゴーレムたちのレベルの上げ方も分かるようになるだろうと、深く考えることをやめた剛志は、タブレットに気を配りつつ、暇だった待ち時間にある練習を行うことにした。


それは十五木が投げた石を避ける訓練だ。


動体視力なのか何なのかは今の剛志の知識ではよくわかっていないが、ひとまず攻撃を避ける訓練はしといて損はないだろうという考えと、ミニウッドゴーレムの投擲の練習も兼ねれるという点、そして単純に暇をつぶせるという部分で、一石三鳥の考えだと感じた。


「いたっ、しかし、手元のタブレットを見ながらだと、どうしても気を抜くと当たってしまうな…」


タブレットには意識を向けなくてはならず、そうすると今度は十五木が投げる石への注意が散漫になる。


この二つを両立させることに難しさを感じながらも、途中途中に休憩をはさみながら、剛志はこの練習を続けた。


単純に今までのダンジョン探索の中で一番やりがいがあり、楽しかったからだ。


そんな事を続けていると、第三グループがほかの探索者とあってしまい、一触即発になっているのが目に入った。


ゴーレムたちは、どうしようかといった感じに止まって探索者たちを見ているだけなのだが、相手の探索者たちはこの階層にいるはずのないゴーレムの大群に驚いたのか、武器を構えながらもかなりおびえた様子だ。


「うわぁ、まずいなこれ!」


そう叫んだ剛志は、急いで第三グループのいる場所まで走っていくのだった。


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