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ゴーレムの可能性は無限大 〜副業で探索者になったら職業とスキルの組み合わせが良過ぎたみたいです〜  作者: 伝説の孫の手
剛志強化プロジェクト

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第156話 結果オーライ

キャラ付けによるデメリットを考えざるを得なくなった剛志だったが、改めて考えると、そもそも今回はブショウの実力を見誤った剛志にも問題がある。普通に考えて、自分と近しい実力の敵が三百体いれば、負けるのは当然だからだ。それを思えば、ブショウはむしろよくやった方だろう。


戦い方に関しては多少驚きもあり、改善点もあるとは思ったのでそのあたりは伝えたが、ひとまずブショウの実力がそれなりに高いことの実証になったとは言えるだろう。


そう考え、今回の失敗は次に生かすとして、ブショウの方向性はこのまま続行することにした剛志だった。まあ、あれだけ楽しんで決めたキャラ付けを、今さら変えるのは気が進まなかったという側面もあるが……


そんなこんなで、新たな戦力・ブショウを仲間に加えた剛志たちは、その日、地下61階層に新たなモンスタードームを建設し、魔物たちを集めておいてもらいながら、帰りに60階層のモンスタードームに溜まった魔物たちを処理して経験値を取得した。


ちなみにイチロイドとブショウはまだ低レベルなので、モンスタードームを活用することで一気に数レベル上がる。イチロイドは成長が少しずつ鈍化してきているが、ブショウはまだまだボーナスタイムが続くだろう。


この方法は百花のレベリングの際には良くないとされていたが、それはあくまで人間に対しての話だ。元々ゴーレムであるイチロイドとブショウは、身体の構造が組み変わることに何のデメリットもない。そもそも両者ともに、自らの体を変形させたり再構築するタイプなので、その点でも理に適っている。


つまり何が言いたいのかというと、イチロイドとブショウはこの強制レベリングの恩恵を最大限に受けることができるのだ。そしてそれを活かして、どんどんとレベルを上げている。


それから三日が経ち、モンスタードームも地下60階層、61階層と建設され、最深で65階層までの建設が完了したころには、剛志たちのレベリングはとんでもないスピードで進んでいた。


今までもかなりの殲滅速度を誇っていた剛志一行だったが、寝ている間も魔物を集められるということ、そしてそれらをローテーションで狩ることができるという点のメリットを、モンスタードームの数が増えるにつれて強く実感するようになっていたのだ。


「剛志、これって思ったよりもヤバいくらい順調じゃねぇか?」


そう臼杵がつぶやくのも無理はない。今までは各階層で剛志がゴーレムを展開し、殲滅を行っていたのだが、今ではその魔物を探す作業も各階層で同時並行に進められる。つまり、作業効率が何倍にもなっているということだ。


これによって高レベルだった臼杵でさえ、この三日のうちにさらにレベルを一つ上げていた。


そんな剛志たちのステータスがこれだ。


【名前】:岩井剛志

【職業】:ゴーレムマスター

【パーティメンバー】:臼杵健司・宮本万葉・宮本百花

【スキル】:所持制限無視・多重思考・二重詠唱・自動記録・高速展開・自動防御補助・全属性耐性・不屈の心

【職業スキル】:ゴーレム作成・ゴーレム再作成・支援魔法【ゴーレム】・ゴーレム強化・ゴーレム異空庫ゲート・ゴーレム償還・ゴーレムカスタマイズ・特殊ゴーレムコア作成・ゴーレムアップデート・高速召喚

【レベル】:462(41up)

HP:2,931/2,931(310up)

MP:8,462/8,462(861up)

攻撃力:1,669(169up)

防御力:3,296(351up)

器用:4,024(451up)(+121%)

速さ:3,521(369up)

魔法攻撃力:5,053(515up)

魔法防御力:5,967(610up)


(※所持ゴーレム数は省略)


【名前】:臼杵健司

【職業】:魔導士

【パーティメンバー】:岩井剛志・宮本万葉・宮本百花

【スキル】:雪魔法・怜耐性・視界良好・気配遮断

【職業スキル】:全属性魔法・支援魔法・MPバリア・MP自動回復・魔力暴走

【レベル】:912(1up)

HP:4,760/4,760(3up)

MP:17,203/17,203(25up)

攻撃力:1,951(3up)

防御力:1,998(3up)

器用:3,220(4up)

速さ:2,017(3up)

魔法攻撃力:21,156(28up)

魔法防御力:20,011(22up)


【名前】:イチロイド

【種類】:マザーゴーレム

【スキル】:【増加】・【成長】・並列思考・思考加速・解析眼・自動記録・情報整理・思念伝達・情報共有・意識連結・模倣・シミュレーション思考・自動修復・再生・構造把握・魔力循環・魔力吸収・持久・分体生成・遠隔操作・形状記憶・自立思考・インベントリ

【レベル】:217(154up)

HP:2,953/2,953(1,386up)

MP:10,038/10,038(2,156up)

攻撃力:1,402(924up)

防御力:4,670(1,540up)

器用:16,340(3,080up)

速さ:9,321(2,002up)

魔法攻撃力:3,370(1,540up)

魔法防御力:7,104(1,848up)


【名前】:ブショウ

【種類】:バトルゴーレム

【スキル】:【増加】・【成長】・チャンネル(武器強化・攻撃力UP・防御力UP・速さUP・属性付与・性質変化・リフレクション)

【レベル】:298(256up)

HP:1,214/1,214(924up)

MP:1,214/1,214(924up)

攻撃力:1,214(924up)

防御力:1,214(924up)

器用:2,440(2,560up)

速さ:1,214(924up)

魔法攻撃力:1,214(924up)

魔法防御力:1,214(924up)


こう見ると、かなり成長していることがわかる。また、イチロイドとブショウではレベルに対してのステータス傾向が異なり、ブショウのレベルはすでにイチロイドを越えている。しかし成長速度で見ると、イチロイドの方が遅く、ブショウはまだ多くの経験値を得られている状態だ。


考えられる要因として、イチロイドは作成時にかなりの器用値を要し、製作コストの高い個体だった。そのため、成長に必要な経験値も多く、レベルアップ時の成長率も高く設計されているのだろう。


少し話が脱線したが、このように今の剛志たちの探索は極めて順調だった。現在は横浜第三ダンジョンの地下66階層を目指して探索を続けているのだが、そもそも地下65階層ですら推奨レベルが550の魔境だ。それに対し、現状レベルが100近く足りない剛志が進むのは、もはや無謀の領域だ。


今もなお、ゴーレムたちを犠牲にしながらマッピングは進めているが、今あるモンスタードームだけでも、十分すぎるほどの戦力と経験値供給源になっている。


そんな状況の中、臼杵に「順調すぎるんじゃないか」と問われた剛志は、少し考えた後に冷静な結論を口にした。


「確かに、臼杵が言うようにかなり順調だね。このままのペースで進むのもいいけど、ここらで一旦落ち着いて戦力強化を考えてもいいかもしれない。今なら5個のモンスタードームだけで、一日に10レベル単位で上がってるし、効率が良すぎて欲張ってたかも」


推奨レベルを大きく下回る状態で、これだけ効率よくレベリングができている今、剛志は少し視野が狭くなっていたことに気づいたのだ。ここで冷静になり、他にできることを見直すのも重要だと感じていた。


その言葉を聞いた臼杵は、一瞬考え込んだ後、納得したように頷く。


「ああ、確かにそうだな。俺も頭が回ってなかったぜ。さっきの発言は単に状況のやばさに驚いただけだったんだけど、剛志の言う通り、地に足つけるのも大事だな」


「えぇ!? そうだったの? 俺、てっきり冷静にブレーキかけてくれたのかと思ったよ。早とちりだった?」


「いや、冷静に考えたら剛志の提案が正解だ。結果オーライってやつだな」


そう言って、少し照れ隠し気味に肩をすくめる臼杵。それを見た剛志も笑いながら頷いた。


「だよね。結果オーライ。今のままでも十分レベルは上げられるし、このタイミングでアップデートできてないところを見直すのも悪くない。イチロイド、リストアップお願いしてもいい?」


「『かしこまりました』」


イチロイドにアップデート可能なゴーレムのリストアップを依頼する剛志。過去に作成したすべてのゴーレム情報が異空庫に記録されており、それをすでに把握しているイチロイドに任せるのが最適だ。


圧倒的な数のゴーレムを管理している剛志にとって、この手の作業を任せられるのはイチロイドの大きな強みでもあった。


そして——この臼杵の一言をきっかけに始まった剛志の戦力見直しは、のちに起こる戦いにおいて、決定的な影響を及ぼすことになる。


自身を狙う組織からの刺客が、ついに重い腰を上げ、動き始めたのだった。


質と量——まったく異なるベクトルの☆5スキル保持者同士がぶつかり合う、その時はもう、すぐそこに迫っていた。



本作品を楽しんで頂きありがとうございます。

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