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ゴーレムの可能性は無限大 〜副業で探索者になったら職業とスキルの組み合わせが良過ぎたみたいです〜  作者: 伝説の孫の手
ダンジョン探索開始

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第15話 ゴブリン

レベルアップで新しいスキル支援魔法【ゴーレム】を覚えた剛志だが、今のところ使う機会は少なそうだ。


それよりも多くのゴーレムを召喚する方が、今の剛志にとって利が多い。


一先ずレベルアップで回復したMPを使ってさらに三体のミニウッドゴーレムを作成した剛志のレベリングのペースは増えるかと思われたが、段々と鈍化していった。


これはレベルが上がったために次の必要経験値が増えたというよりは単純に魔物を狩りすぎて数が居なくなったことが原因だ。


その証拠に、先ほどからゴーレムたちが剛志の元に戻ってくる間隔がどんどん開いていっている。


「そろそろ、次の階層に行かないといけないかな。今日中にもう1レベル上げたかったんだけど、今のままだと間に合いそうにないしね」


そう独り言をつぶやいた剛志は、ここの階層を離れ地下3階層に進むことにした。


「この階層に出る魔物はすでに予習済みだ。確かゴブリンがここから出てくるらしいな」


剛志は今まで全くの無計画でダンジョンに来ていたことを反省し、今回の探索に当たってしっかりと予習を済ませてきていた。


剛志の調べでは、このダンジョンの地下3階層からはゴブリンが出てくるようになり、ゴブリンは大きさは小学生くらいの子供サイズだが、力は大人ほどあり、基本素手だがたまに木製の武器を持っていることがある魔物だ。


その強さはスライムよりも断然強く、この階層では一体ずつしか出ないようだが、ゴブリンの真骨頂は集団戦の様で、複数体現れるようになったら警戒が必要とのことだ。


そんな事前情報を思い出しながらも、剛志は階段近くの安全地帯を抜け、ゴブリンとのエンカウントを試みる。


そうするとすぐさま前方の方から一体のゴブリンが歩いてくるのが見えた。


剛志の周りにはミニサンドゴーレムの一郎から三郎とミニウッドゴーレムの一木から三木がおり、一郎たちを先頭にゴブリンに近づいていく。


背丈は変わらないゴブリンとゴーレムたちだが、ステータスも特性はありながらもおおむね同じ、となると単純に数の多いほうが圧倒的有利だ。


近づいていく一郎に殴り掛かってきたゴブリンだが、そこは一郎の腕ガードに阻まれ、その横から二郎のパンチを食らう。


しかし、スピードの遅い二郎のパンチは受け身を取られてしまいあまりダメージを与えることができなかった。


そこで横から回っていたミニウッドゴーレムの三木が蹴りをお見舞いし、それを受けふらついたところに一郎の体当たりが炸裂した。


人型の生物が相手だとより集団リンチの様で、少し罪悪感のある戦闘シーンだったが、相手は魔物なのですぐに気にならなくなり、すぐさま状況を整理する剛志。


「よし、しっかりとガードすればダメージは入らないようだな。これだったらスライム数体の方が戦いずらいくらいだ。とりあえず今までと同じ構成で狩りはできそうだね」


そういいながら、落ちていたドロップアイテムの末端魔石【☆1】を拾う剛志。この末端魔石は、キロ当たりの価値はスライムゼリーよりも高いが、一回にとれる量から考えるとあまり高くない。


使い道としては、何かの魔道具を作る際の触媒や、中の魔力を抽出してだの用途自体は多岐にわたるが、如何せん量が必要でこれもあまりお金にならないドロップアイテムの一つだ。


しかし剛志のように無制限にドロップアイテムを持って帰れる人はまれであり、一般の人からすると、より多く持って帰れる末端魔石の方がスライムゼリーよりは好まれるのだが、関係のない話だ。


そうして、剛志は先ほどまでと同様にゴーレムたちを分割し戦わせることで、ドロップアイテムの回収と、レベル上げをつづけた。


そしてそろそろ帰る時間だというところで、やっとレベルが一つ上がり、その日は回復したMPを消費し新たなゴーレムを作成して帰路に就くのだった。


ステータスボード

名前:岩井剛志いわいつよし

職業:ゴーレム使い

スキル:所持制限無視

職業スキル:ゴーレム作成・ゴーレム再作成・支援魔法【ゴーレム】

レベル:6(1up)

HP:25/25(2up)

MP:42/42(3up)

攻撃力:19(2up)

防御力:24(3up)

器用:35(5up)

速さ:20(3up)

魔法攻撃力:27(4up)

魔法防御力:32(4up)

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

所持ゴーレム数

ミニサンドゴーレム×19

ミニウッドゴーレム×9

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐


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