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第24話 こんなときは絵本…かな

「……はぁ」

「サファさま? 今日は少しお疲れですか?」

「あ、ううん。だいじょーぶ、へーき」


パーティーの翌日、なんとなーくソファに座り込んで、なんとなーく足をぶらぶら。


はぁぁ……イヤな夢見ちゃったなぁ。

けど、先のこと考えたら、なんかもっとやっておかないとなぁ。


――でも、なにを?


「昨日はパーティで、頑張ってたくさんおもてなしされましたものね」

「んーん、みんな手伝ってくれたから」


侍女さんがこんなふうに気を使ってくれるのも今だけかも。

原作では、ブチーンて切れられて、きっぱり見捨てられてたし。


「今日は少しゆっくりお休みしましょう」

「うん」

「サファさま、絵本はいかがですか?」

「ん」

「ほら、見てくださいませ。司書さんが新しい絵本を届けてくれましたよ」

「えー、そうなのー?」

絵本といわれると、ちょっと気になる。


「いくつかありますよ。どれがいいでしょう?」

「んーー」



『くものうえ チュルリンゆうえんち』

『まいにち ふしぎポケット』

『まどのむこうの まほうのしっぽ』


「わぁぁ……すごい、ぜんぶ面白そぉぉ」

さすが王宮の図書館から司書さんが選んでくれた絵本!


「ふふふ、サファさまはどれからお読みになるんでしょう?」

「お飲み物とお菓子を用意してまいりますね」

「わ、ありがとぉぉ」

侍女さんたち、めちゃ優しい。


「あら、これも面白そうですわよ、サファさま」

「ん? ええと――」


――『オルゴールくん まだまだ歌う!だいぼうけん』


「わぁぁ、オルゴールくんぼうけんするのぉ? おもしろそぉぉ」

ねじ巻きや歯車が飛び出しちゃったオルゴールくんが、それを押さえながら、がんばるぞ!みたいな顔をしている。


「どんなお話でしょうね?」

「気になるねぇぇ。ぼく、これ読む」

「はい。あとで、どうだったか教えて下さいね」

「うん!」

ぼくは、ちょっとドキドキしながら、レンガ色の表紙を開いた。


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