表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/8

なんちゃって底知れぬ無


   なんちゃって底知れぬ無


 訪れる 無の世界


 無しかない だって無の世界だもん


 無 無き世界



 無だらけ〜っ!


 ま み め も


 ま み め も


 まみみ めも


 まみみめ まみみめ


 まみみめも


 ま〜み み〜み


 みみまみも


 まみみみ め〜も


 まみみめも


 う く す つ ぬ ふ ゆ る


 うん! 確かに無が無い!


 いやいやいや待て待て待て……わたしよ! ここは、無だらけ(なん)だぞ!

 それは、無だらけ〜っ! て、言った時に気付こうか?

 じゃあ! 何故に無が無いとのたまわったのだ! 愚かなわたしよ!

 あんたもわたし(なん)だからね! わたしを愚かって言ったら、あんたのわたしの事を愚かって言ってるのよ!

 何よ……わたしあるあるはもうウンザリって態度は良く無いと思うけど!

 わたし知れず……ズブズブズブズブと無の底へと沈みゆく……わたしをわたしは気付か無い……気付こう筈があろうか……わたしはわたしとの、無謀な会話に酔いしれているのだから……。

 わたしはわたしと戯れ、わたしはわたしをは笑い、わたしはわたしを中傷し、わたしはわたしを慰め、わたしはわたしをなれて……

 底知れぬ無の世界の、無は深いのかもしれません。

 ギラギラと差す無が無に覆われ、無が吹き荒び、無の無が降り、無が無の降り、無が無の底無し大地に降り積もるり、軈て無の無が、暮れてゆきました。

 お〜い! 帰って来〜いわたし〜っ!

 わたしを呼ぶ、わたしは壱体(いったい)誰……?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ